体育祭を終えて
- 公開日
- 2010/06/10
- 更新日
- 2010/06/10
校長室通信
体育祭の案内にも紹介しましたが生徒が体育祭実行委員会を組織し、企画し作り上げる体育祭。当日の活動だけではなく実行委員の生徒が中心となり、練習段階から活動が始まり、その成果を当日発揮し行われた体育祭もたくさんの感動を与え、終わることができました。ご来賓の皆様や1000人を超える多くの保護者、地域の方々に、ご来校いただき、ご声援を賜り、ありがとうございました。
皆様にはどのように感じられたでしょうか。「生徒の皆さんが、各競技最後まで力を抜かずに頑張っていますね。「どの生徒も真剣に取り組んでいますね。眼を見ているとわかります」「係の生徒さんたちの連携がよくとれていますね。」「学年が上がっていくほど気合いが入っていますね。」このような声をお聞きしました。自分の役割を果たすことが、行事を成功に導くことであり、また個々人の成就感や感動に繋がったということです。このような取り組みをこれからも続けて行くつもりです。
さて、生徒の皆さん「生き方が形に表れる」と言われます。自分の歩き方を思い浮かべて下さい。何か悩みがある時は、歩き方まで何となく元気がなくなってきます。まさに「とぼとぼ歩く」といった感じです。それに反し、心が浮き立っている時は、歩き方まで弾んでくるでしょう。また、ほかにもあります。例えば、声にも現れます。ですから、「積極的な生き方は、声に現れる」とよく指摘をされているのです。
先日、日経連の方にこんな話を聞きました。会社の面接試験の合格基準の一つは、「語勢があるかどうか」だというのです。現在ではほとんどすべてのことが、プロジェクトチームを組織した上で推し進められています。そんな社会においては、何よりも「協力」が大事なポイントです。当然、協力するためには、お互いの意思の伝達をスムーズにしていくことがどうしても必要になります。にもかかわらず、ボソボソとした声、要領の得ない話し方をする人が一人でもいると、本人のみならず、周囲の人のやる気さえ奪いかねないからだそうです。そんな話し方自体、周囲に対する気配りのなさ、協調性のなさ、消極的な性格の証に他ならないというわけです。
これからも「おはようございます。」の挨拶一つからも、自分や周囲にすがすがしい張りが生まれてくるようにしていきましょう。