こまばの先生より(27)
- 公開日
- 2020/05/13
- 更新日
- 2020/05/18
今日のできごと
今週は夏を思わせるような毎日が続いています。あたたかな陽ざしを浴びて、校庭の木々の緑が一層深まっています。
昨年の3月、昇降口の近くと東門の近くに2本の柏(かしわ)を植えました。東門から階段を上ったところの柏は、2週間前にまだ小さな若葉だったのが、一気に手をひらくように、青々とした葉をひろげています。
「柏(かしわ)の徽章(きしょう)かがやかし われらはくぐる松の門」
校歌にも歌われ、校章にデザインされている柏は、駒場小学校の木、シンボルツリーです。
さて、ここで6年生向けに学校の歴史3択問題です。
「なぜ、駒場小学校の校章は柏なのでしょう?」
ちょっとむずかしいので、1、2年生のおともだちは、おうちの人と一緒に考えてみてください。
(1) 1870年(明治3年)、明治天皇が駒場野を訪問(行幸)されて、我が国最初の観兵式(明治政府軍の式典)が行われたころ、このあたりには柏の木がたくさんあったから。
(2) 1934年(昭和9年)、駒場小学校の開校に力を尽くしてくださった旧加賀藩の前田家のご当主が開校を記念して柏の木を植樹したから。
(3) 1935年(昭和10年)、旧制第一高等学校(今の東京大学教養学部)が駒場に引っ越してくることになり、この旧制一高の校章が柏だったから。