学校日記

1月24日(月) 今日の給食

公開日
2011/01/24
更新日
2011/01/24

今日のできごと

 今日の献立はおにぎり(ゆかり、わかめと青菜)・豚汁・鮭の照り焼き・一塩野菜(食材の都合でキャベツのみになっています)・牛乳です。
 1月24〜30日は「全国学校給食週間」です。児童や教職員、保護者、地域の方などに学校給食の意義や役割を知ってもらい、理解と関心を深めることを目的としています。現在の学校給食は、

1 適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。
2 日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。
3 学校生活を豊かにし、明るい社交性及び共同の精神を養うこと。
4 食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであることについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。
5 食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労に重んずる態度を養うこと。
6 わが国や各地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること。
7 食料の生産、流通及び消費について、正しい理解に導くこと。

ということを目的にして行われています。子どもたちにも給食のことを理解してもらうために学校給食週間には世界の料理や郷土料理、セレクト給食など様々な給食を行います。今日は「給食の歴史献立」ということで、122年前に山形の小学校で出された初めての給食を再現しました。その当時は貧しくお昼を食べることのできない子どもたちに小学校を建てたお坊さんがお昼を作りだしたのが始まりだそうです。その当時の献立は「おにぎり、焼き魚、漬物」だったそうです。そこでおにぎりは給食室で調理師さんが二色のおにぎりを握りました。一人2こなので、900個近いおにぎりを握りました。焼き魚には鮭の照り焼き、漬物の代わりにキャベツを塩もみしたもの、それだけでは栄養価が足りないので、豚汁、牛乳がつきました。
 子どもたちはおにぎりが大好きで、いつもよりご飯の量が多いにもかかわらず、いち早く食べる子が多くいました。人気なのが「ゆかり」で、「好きだから後から食べる」という子もいました。鮭の照り焼きはつけだれにしょうがが入っており、「ちょっと辛い」と感じる1年生もいましたが、残さず食べている子が多くいました。一塩野菜はおかわりしているクラスもあったのですが、2クラスほどたくさん残ってしまっていたのが残念でした。
 122年前には昼を食べることができない児童が多かったことから始まった給食について子どもたちが考えるよいきっかけになるとよいと思います。