5年生総合「命をいただく」
- 公開日
- 2018/12/10
- 更新日
- 2018/12/10
給食
↑「みんなは、昨日何を食べた?それにはどんな食材が入っていた?動物だけでなく、植物も含めて、みんなは命をいただいて生きているんだね。明日は、そんな食べている一つ一つの命について考えるよ。」そんな昨日の授業に続いて、今日は鮭が食卓に上がるまでの、当たり前にある仕事を紹介しました。それは、「一尾の鮭を切り身にする」という魚屋さんの仕事です。子どもたちは、鮭に興味を持ち、「重さはどのくらい?」「歯はあるの?」「その鮭はオス?メス?」など声をあげました。それをみんなで確認しながら、いよいよさばいていきました。すべての感覚を使って観察をしながら、考えました。
↑鮭をさばく様子の観察の後には、教室に戻って担任の先生から「いのちをいただく」の読み聞かせがありました。涙する子も数名いながら、本に聴き入っていました。「あとがき」には、著者の考えが書かれており、子どもたちは自分のおかれた時代と、見えていない事実を知らされるのでした。この読み聞かせを聴く中で、子どもたちの考えはとても刺激されていたように感じます。
↑自分の感じたこと、どうしてこの授業をしたのだろう?子どもたちにはたくさんのことを感じ、それに向き合い、考えて言葉にしていきました。
もちろん今日の給食は「鮭の塩焼き」です。見た目はいつもと同じ完食ですが、いつもと違う気持ちが子どもたちの中には芽生えていたようです。
知っているようで考えたことのなかったことを、実物との出会いや、本との出会いの中で改めて知りました。それは、自分の心の変化でした。