学校日記

戦時中の暮らしは…

公開日
2015/12/03
更新日
2015/12/03

今日のできごと

地域の方をゲストティーチャーに迎え、戦時中の暮らしについてお話を伺いました。

現在の区立中央体育館にあった「東原小学校」在学中に集団疎開で山梨県に避難し、小学校卒業直前まで生活をされていたそうです。
最初は遠足気分だった小学生たちも、親と離れて暮らす寂しさから、泣き出す子も多かったそうです。
何よりも辛く苦しかったのは、食べ物が少なく、いつもお腹をすかせていたこと。
口に入る物は、薬でも落ちた柿でも、空腹をしのぐために口にしていたそうです。

卒業証書も卒業式もなかった中、当時の校長先生がおっしゃった言葉−「死んじゃいけないよ。生きるんだよ。」という言葉−が私たちの胸にも突き刺さりました。

「中学校へ進学しても、夢のような毎日ではないと思います。つらさを乗り越えないと、幸せにはなれない。皆さん、がんばってください。」
という言葉が、胸に残りました。