九中日記

【本日の給食】(151112)ごぼうピザトースト、ボルシチ

公開日
2015/11/14
更新日
2015/11/14

本日の給食

 “ごぼう”は、旬の野菜です。中国から薬草として入ってきたもので、日本で改良して、宮廷などで料理に使われてきました。
 ごぼうを野菜として栽培化したのは日本だけです。茨城県と千葉県で全国のほぼ3分の1が生産されています。今度八百屋さんで“ごぼう”の産地を確認してみてください。
 ごぼうを切って放置しておくと黒褐色に変色します。これは、ごぼうに含まれているポリフェノールが、酸化酵素のポリフェノールオキシターゼの作用を受けるからです。ゴワゴワとした歯ごたえは多糖類のイヌリンというものです。体内でブドウ糖に変わりにくく、消化吸収されず、食物繊維として排出されます。
 このときに腸内の発がん物質を吸着するので、大腸がんの発生率を低くする効果があります。コレステロールも排出してくれるので、動脈硬化の予防にも効果があります。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肉・豚挽肉(熊本県)
きゃべつ(千葉県銚子)パセリ(長野県)
じゃがいも・にんじん・たまねぎ(北海道)にんにく・ごぼう(青森県)