【本日の給食】(151127)吹き寄せごはん、沢煮椀、茶饅頭
- 公開日
- 2015/12/01
- 更新日
- 2015/12/01
本日の給食
今日の『吹き寄せごはん』も『沢煮椀』も、“秋”の献立です。
『吹き寄せ』とは、日本料理の手法の一つです。風で木の葉が吹き寄せられた様子を表します。主に秋から冬の料理に用いられます。野菜、鶏肉、えび、貝、栗、ぎんなんなど各種食品を一緒に料理して一つの器に盛り付けます。この他に、吹き寄せ蒸し、吹き寄せ玉子、吹き寄せ鍋などがあります。
今日のごはんの具材は、おなかを温め、消化吸収が良く、ビタミンAを豊富に含む“鶏肉”、免疫力や抵抗力を高めるカロチンの“にんじん”、大腸がんを防ぐ食物繊維の“ごぼう”、味の“しめじ”です。
今日は、デザートに「茶饅頭」を作ってみました。
饅頭の起源としては、古代中国にて、三国志の時代(3世紀)に食の諸葛亮が「川が荒れているのを鎮めるために人柱を立てて、川の神に人の首を捧げなければならない」という当時に風習を改めるため、小麦粉で作った川に牛と羊の肉をつめたものを人の頭として捧げたのが饅頭の始祖と伝えられています。名前についても、戦術の代物が「蛮頭(ばんとう)」と呼ばれていたものの時代が経つにつれて段々「饅頭(まんとう)」となまってきた、というのが定説です。
日本にその後饅頭が広まった経緯としては2つの説があり、鎌倉時代(1241年)に聖一国師(臨済宗の僧、聖一〔しょういち〕は花園天皇より賜った諡号)が酒素饅頭を伝えたとも伝えられる一方、1349年に林浄因(宋の高名な文人林和靖の子孫で、中国留学から帰朝した禅僧竜山徳見に伴われて来日、塩瀬姓を名乗って奈良に住み、饅頭を製して商った)とともに伝わり、禅宗にてお茶とともに食べる菓子として広まったとも伝わっています。
現代では、日本独自の和菓子の一つとして定着しています。
【学校栄養職員;武 高子】
《本日の食材》
鶏肉(徳島県)豚肉(熊本県)きくらげ(大分県)
大根(目黒栗山さん)にんじん(千葉県富里)
ごぼう・長ねぎ(青森県)しめじ(長野県)