三年先の稽古 12月4日(金)
- 公開日
- 2020/12/04
- 更新日
- 2020/12/04
学校日記
相撲界でよく言われる言葉、「三年先の稽古」。序の口・序二段・三段目の若いお相撲さんが、明日の大関・横綱を目指して日々稽古を積んでいるときに、その場限りのことしか考えず、将来を見ずに自分を鍛えなければ、厳しい稽古を積んでも何もならないという意味です。
「三年先の稽古」。本日(4日)5校時「総合」の授業で1年生は今月の16日(水)4つの小学校に出かけ「いじめ問題を考えるめぐろ子ども会議」に参加します。そのための話合いを練習する取り組みを行いました。
2年前とは立場が逆。今度は各小学校の5年生の児童をリードしながら、「いじめが起きない環境にするにはどうしたらいいか。」ということを考え、まとめるという大役が待っています。
各班の班長が孤軍奮闘しても話し合いは上手くいかないでしょう。班員全員が、協力し「創り上げていこう」という気持ちがないと難しいことです。
さらには「いじめ」という人権侵害に大きく関わる内容です。真剣な姿勢で取り組んでこそ、将来の自分の「人間性」を成長させる良い機会にもなるのです。
そんな意味をよく理解できていたからでしょうか?各クラスとも真面目な中に温かい雰囲気があり、本番がうまく進むこと間違いないと確信できました。
学校だより「飛翔」の12月1日号にも西田校長先生が、「いじめ」に関する内容を書いてくださり、そのことも良い影響を与えている一因となっていると思います。
あと2回。次回は班長以外の役割を交代して、誰でもどの役でもやれるように、担当の中濱先生が計画してくれました。
「三年先の稽古」。日々の学校生活で行っていることは、全て1年生の将来を考えて行われていることです。ですから、今回の取り組みのように「真剣に一生懸命」取り組んで、豊かな「心」をもった人間に成長してほしいと思います。