全校朝会[校長講話・いじめ防止フォーラム報告](12/16)
- 公開日
- 2013/12/16
- 更新日
- 2013/12/16
今日のできごと
今日の全校朝会では,校長より「暴力はいけないこと!」について講話がありました。さらに,先日,目黒第11中学校区の三校で行われた「いじめ問題を考える子ども会議」に参加した5年生より内容の報告がありました。
[校長講話]
12月も半ばを迎えました。2013年は残り16日です。一年の終わりを年末と言いますが,この時期になると去年の年末に起こった悲しいニュースを思い出します。
去年の12月,大阪のある高校に通う男子生徒が自ら命を絶ちました。その生徒はバスケットボール部のキャプテンを務めていたのですが,試合のときにいいプレーができなかったとして,バスケットボール部を指導する先生から,試合の休憩時間や終了後に顔などを十数回にわたって殴られたのです。先生の生徒への暴力行為は,このときばかりではなく何度もあったそうです。男子生徒はこの暴力を苦にして自ら命を絶ってしまったのです。
チームを強くするためとか,生徒の心を強くするためというような理由があったとしても,暴力は絶対に許されません。13年前のシドニーオリンピックの女子マラソンで金メダリストとった高橋尚子さんを指導した小出義男監督は「暴力で人は育たない。選手には夢をもたせて育てる。」と語っています。みなさんは,どんな理由があろうとも,相手が大人であったとしても暴力を振るわれてはいけないのです。
ところが,11月にみなさんにやってもらった学校生活についてのアンケートを見せてもらったところ,「わけもなく友達にたたかれたりけられたりしたことがある」と答えている人が何人もいました。悲しいことですね。暴力を振るってはいけないのは,大人ばかりではなく,みなさんも同じです。
みんなで力を合わせて,緑ヶ丘小学校から暴力をなくしていきましょう。もしも,友達や大人からの暴力で困っていることがあったら,話しやすい先生やスクールカウンセラーの先生に相談してください。それが難しいようであれば,家族や友達に相談するのでもいいのです。暴力のない明るい緑ヶ丘小学校をつくっていきましょう。