学校日記

学校評価自由意見への回答2(学校全体)

公開日
2016/11/24
更新日
2016/11/24

校長室より

まずは、たくさんのご意見をいただきましたことにお礼申し上げます。保護者の皆様のご意見は「宝の山」です。分析・検討しているところです。昨日は体育・健康教育についてお答えしました。今日は学校全体と教育目標について。少しずつですがご勘弁下さい。

学校評価自由意見に対して (回答していきます)11月16日

○学校全体
【評価】楽しく学校に通っている(多数)。明るく落ち着いている(多数)。仲が良い。制服をきちんと着こなし素敵な笑顔がある。学校に活気がある。特色がある。合唱や体育祭で団結力が養える。部活動や区連体で成果をあげている。生徒にやる気がある。先輩が優しい。先生が熱心で誠実。先生が前向き。先生が丁寧。大鳥中を選んで良かった。期待していた以上に優れた学校。校舎が清潔。

【要望】もう少し声がけを。保護者や生徒との話し合いが不足。服装(クールビズ希望)。
【回答】意識しているつもりですが、さらに丁寧に対応します。意見を聞く会を増やします。

○教育目標
【評価】素晴らしい目標。英会話や積極性、自分から考える力、仲間と協力し一つの活動をしていく力、誰もが主役になっている感じがいい。目標どおりの生徒の成長が見られる。目標にそって頑張っている。共感する。3つとも目指していると感じる(多数)。目標が高いが生徒もそれに合わせてほしい。英語に力を入れているので生徒に浸透すると良い。

【質問】国際社会が漠然としている。生徒は何を意識しているか。教育目標が抽象的。
【回答】「国際社会」については、特に本校独自に定義づけしている訳ではありませんが、一般的な考えと同じです。ひとことで言えば国際化した社会、グローバル化した社会、国家の枠組みを超えた、地球規模でものごとを考えていかなければならない社会です。政治・経済はもとより、人口問題、環境問題、エネルギー問題、人権問題、貧困問題等の諸課題を全地球的規模で捉え解決していかなければならない昨今です。異なる文化を持つ人々が、互いの文化や価値を受け入れリスペクトし、「多文化共生」の中で、諸課題にあたっていかなければならない社会になっています。国際社会の一員としての自覚をもち、課題解決に貢献しなければならないことが増えています。

→→→ そこで、必要になるのが、
1・・・語学力、コミュニケーション能力
2・・・主体性、積極性、チャレンジ精神、協調性、柔軟性、責任感、使命感
3・・・異文化に対する理解と、日本人としてのアイデンティティ
これらは、大鳥中の目指す「グローバル人材育成プラン2016」と軌をいつにしていますので、何も特別に新しいことをする必要はありません。今ある目標を意識して、少しでも目標に近づけるよう挑戦していくことが大切であると考えます。生徒は意識して挑戦していますよ。

【回答】「教育目標が抽象的」については、「自主・協働・創造」を「自分から、友達と一緒に、新たな価値を創り上げること」と分かり易いことばに訳して、行事の度ごとに話をしています。大鳥中の新たな歴史を創り上げていることも、みんなにとってより良い学校を創り上げていることも、行事を創り上げていることも、教育目標そのものです。
ですので、かなりの部分達成できていると感じています。因みに、1年の生徒自由意見からは、良い目標であるという評価が9名あり、回答数の大部分でした。すごくいい1名。新しく、すばらしい大鳥中にぴったり1名。少し心配が1名でした。英語に訳しているから、分かり易いと言う意見もありました。

昨年のほほえましいエピソードですが、受験生の校長面接練習で、「教育目標は?」と質問したところ、「ビィヨンド」という答えがありました。ビィヨンドが定着しているとは、何と嬉しいことでしょう。何度も耳にしていると、いつのまにかチャレンジ目標になるようです。