九中日記

【本日の給食】(151119)ほうとう、天ぷら(いか・さつまいも)

公開日
2015/11/19
更新日
2015/11/19

本日の給食

 『ほうとう』は、山梨県(甲斐の国)を中心とした地域で作られる郷土料理です。2007年には農林水産省により各地に伝わるふるさとの味の中から決める「農山漁村の郷土料理百選」の中の一つに選ばれています。小麦粉を練り、ざっくりと切った麺を、野菜とともに味噌仕立ての汁で煮込んだ料理の一種です。
 汁は、味噌仕立てで、その味噌はもちろん甲州味噌です。信州味噌に近く塩気が強いのが特徴の味噌です。ほうとう麺は、塩を練りこまず、また寝かせることもしないで、生麺のまま野菜と一緒に煮込みます。
 具材は、基本的にはカボチャを軸とした野菜山菜のみで構成されます。カボチャと、冬はさといも、にんじん、白菜、シイタケ・シメジなどのキノコ類、夏はねぎ、玉葱、じゃがいもなどを入れます。
 この甲州味噌の塩気とカボチャの甘味とが渾然一体となった奥深い風味がほうとうの美味さの最大の特徴であるといわれます。
 ほうとうは、野菜のビタミン類や繊維質に特に富み、小麦粉やイモ類によるデンプン質、味噌のタンパク質など、バランスの優れた料理といえます。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)いか(中国産)たまご(青森県)
小松菜(東京都)さつまいも(千葉県)白菜(茨城県)
かぼちゃ・にんじん(北海道)ごぼう・だいこん(青森県)
長ねぎ(新潟県)