学校日記

明日は「開校記念日」です

公開日
2009/06/01
更新日
2009/06/01

校長室通信

(※ 写真は、本校地下1階にあるメモリアルコーナーです。旧第二中学校・第五中学校・第六中学校の校旗など、記念のものを飾ってあります。)
 
 明日6月2日は、「開校記念日」です。
 本校は、平成18年4月に、第二中学校・第五中学校・第六中学校の3校を統合して開校した学校です。
 本年度で、開校4年目を迎えます。また、新校舎に移転して2年目を迎えます。
 「開校記念日」にちなんで、校章と校歌について振り返ってみたいと思います。
 本校の「校章」は、スクールカラーの青で書かれた「中」の字に、「自立」への飛躍を表す白い羽、「共生」する優しい気持ちを伝える薄紅色の花びらを配したデザインとなっています。
 「校歌」は、作詞が「谷川俊太郎」さんで、作曲が「林 光」さんです。校長室には、直筆の校歌(2006.2.13の日付)がありますが、そこには、「いのちの森に    目黒中央中学校校歌」と記されています。谷川俊太郎さんから目黒中学校の生徒の皆さんへというメッセージには、次のように書かれています。
「ぼくは木が好きです。しなやかに立つ若木も好きだし、何百年もどっしりと立っている老木も好きです。森もいいですね。一本一本の木が、たがいにもたれあうことなく集まって、根を深く地中にはり、こずえを高く空にのばしている。春になれば芽吹き、やがて花が咲き、果樹であれば実がみのる。木と森を見てその生命力にはげまされていると、ひとりひとりの人間と、みんなでつくっているこの社会に通じるものを感じます。
 そんな気持ちで校歌の歌詞を書きました。ちょっとむずかしく言うと、自立と協力と調和、それが人間を含めたいのちの本来のありかただと思うのです。私たち人間は他の生き物と形も機能も生きかたも違いますが、ともにこの地球上に生きているかぎり、たがいに無関係ではいられません。地球は人間にとっても、他の生き物にとっても、かけがえのないものですが、その地球を守るのは私たち人間の責任です。
 機会があったらいちど校歌を森の中や海辺で歌ってみてください。学校で教わることが、どんなに広く深い世界とむすばれているかを感じとってもらえれば、作詞者としてうれしく思います。」
 開校記念日にあたり、振り返ってみました。生徒の皆さん、「温故知新」という言葉があります。本校の歴史を知り、未来に向けて自分たちでこの学校の素晴らしい歴史を創っていきましょう。