香取農業体験教室
- 公開日
- 2012/06/04
- 更新日
- 2012/06/04
今日のできごと
雨上がりの晴れ渡る空の下、千葉県成田市へ香取農業体験に行きました。
午前中はさつまいも畑へ。さつまいも農家の飯田さんに「船植え」という植え方を教えていただき、一本一本苗を丁寧に植えていきました。今まで子供たちが植えたことがある植物は、全て根を土の中にしっかり植えるものだったのですが、この植え方は苗を横にして、茎と葉の分かれ目をしっかり土の中に埋め込むという一見不思議な方法です。子供たちはハテナマークで一杯だったようですが、茎と葉の分かれ目からさつまいもができる根茎が伸びると聞き、大いに納得していました。
午後は田んぼへ。稲作を営んでいらっしゃる神崎さんに教えていただきながら、昔ながらの手植えでの田植えを体験しました。田んぼの泥の感触に悲鳴を上げていた子供たちも、慣れるに従い泥の感触を楽しむようになり、「苗無くなりました〜、苗くださ〜い!」と声を上げるほどでした。
10アールの広さがある田んぼは、77人で植えても1時間かかり、「腰が痛い」「昔の人はすごいね、機械が無くて手で植えていたんだから」「今は機械があるからずいぶん楽になったんだ」と実感をしていました。
「苗半作水半作」という言葉も教えていただいた子供たち。現在は、学校に持ち帰った苗をバケツに植えて育てています。朝、登校するとバケツをのぞき、水の量が少ないと感じるとみんなの分もじょうろに水を汲んでバケツに注ぐ姿が見られます。バケツ稲を通して、「水半作」の大変さを実感している日々です。