大豆名人と豆腐づくり
- 公開日
- 2009/11/25
- 更新日
- 2009/11/22
今日のできごと
栄養士の茅島さんを大豆名人に招いて、収穫した大豆から豆腐を作りました。国語の学習で「すがたをかえる大豆」という文章を読み、大豆から豆腐ができることはよく知っていた子どもたちですが、やはり、読むのと実際に作るのとは大違い。驚きの連続だったようで、夢中で作っていました。
例えば、前日から水につけておいた大豆がぷっくり膨らんでいたこと。ミキサーで砕くだけで大豆のよいにおいがすること。火にかけたものを絞ると豆乳ができ、残ったものがおからで、食べられること。その度に、「わあ!」と声をあげていました。
豆乳を再び熱し、にがりを入れてドキドキしながら20分待ちました。ふたをあけると「固まってる!!」と大喜び。おたまですくって型に入れ、おもしをおいたら再び待ちます。10分後、たらいの中で泳がせながら型と木綿の布をそっとはがしました。「おおぉ!豆腐になった!!!」と子どもたちの歓声があがりました。
一丁の豆腐を班の仲間で囲み、いただきますをしました。「おいしい〜!」「やわらかい。」「あまいけど、にがい味もする」と子どもたち。大豆農家の方に伺ったところ、最近はにがりを使わない豆腐があるそうで、にがみは本当のにがりの味なんだそうです。班によって固さや舌触りが少しずつ違って、味わい深かったです。みんなで、あっという間に食べてしまいました。
茅島さんからは、大豆を粉にひく道具である石臼を見せてもらったり、大豆の栄養についての話を聞いたりしました。大豆は畑の肉と言われていて、赤の食品(体の血や肉になる)であること、肉が食卓にあがりにくい時代には大切な栄養源だったこと、さやの中で水分がなくなり、くさりにくくなるので保存がきくことなどを教えてもらいました。