学校日記

1月26日(火)給食

公開日
2021/01/26
更新日
2021/01/26

給食

・大根めし(戦後)
・すいとん
・昔のすいとん
・蒸しさつま芋
・牛乳

 「昭和17年(1942年)の給食です。6年間、戦争に突入した日本は、食べるものが足りなくなり、給食を続けられないところが多くなってしまいました。その頃、特に無くなったお米の代(か)わりに大根などの野菜を入れてお腹を膨らませたり、さつま芋だけだったり、小麦粉を水で練って作ったすいとんがよく食べられました。はじめはすいとんに野菜を入れることができましたが、戦争の終わり頃は野菜も少し、味付けも少しの塩だけになったそうです。
戦争は終わりましたが、その後も食べものが足りず、その頃の小学6年生の子の体は、栄養不足で今の4年生の子の体と同じくらいだったそうです。今日は、その頃のすいとんと、今のすいとんの食べ比べです。「食べる物が無い」ことは経験したことがない私たちですが、ぜひ今日は食べながら想像してみてください。」
と、説明をしました。
毎年取り組んでいるので、すでに「昔のすいとん」を食べたことのある子どもたちは、意を決して食べたり、意味を考えて食べたり、悲しくなったり、様々な受け止めをしながら食べていました。同時に、「今のすいとん」のおいしさに気付く日にもなり、どの学年もよく食べていました。

<主な食材の産地>
米:ななつぼし(北海道)
鶏肉(宮崎)
大根(神奈川)
生姜(高知)
人参(埼玉)
白菜(茨城)
大和芋(千葉)
長葱(群馬)