各校、コロナ禍で給食の悩みは尽きません。
- 公開日
- 2020/07/21
- 更新日
- 2020/07/21
給食
↑今年度
↑昨年度
各校の今年度の給食写真と昨年度までの給食写真を比べてみてください。
明らかに丼ものや混ぜごはん・味付けごはんが増え、1つの料理に様々な食材を使用しています。
いつも通りに献立を立てていたら、栄養価を満たせないからです。
基本的な考え方として、3つの食缶(料理を入れる容器)までにすること、決められた栄養価にできるだけ近づけることです。今日の献立は、例年よりも食物繊維が足りていません。いつもならおひたしがあるからです。「白いごはん、魚や肉などの主菜、和え物などの副菜、みそ汁」を最も大切な献立の形にしている五本木小でしたが、それでは食缶が4つになってしまいますから、できません。
夏休みまでは、先生も子どもたちも新生活様式に慣れるために、できるだけ短時間に配膳ができるように、配膳する当番の子同士の距離を離すためにと、これらの考え方を目黒区で決めました。食事中の私語も禁止にしました。毎年1年生の子どもたちは、五本木小学校の給食で初めて出会う食材がたくさんあるようで、例年は「この○○おいしいよ!」と誰かが言ったらみんな「それじゃ、食べてみようかな」と、つられて楽しくなって食べてしまうような雰囲気がありました。でも、この事態ではそれはできません。つくづく、五本木小学校の給食と食育は一体のものだったからうまくいっていたのだということを実感しました。
収束にはまだまだかかるかもしれませんが、今できるベストを尽くして、より良い給食の時間を作っていきたいと思います。