学校日記

2月4日(火)の給食

公開日
2020/02/06
更新日
2020/02/06

給食

↑デリケートな豆腐をたくさん切る調理員さんは、本当に上手に切っています。
↑こんな風に育ててくれているのだと、この一文が農家さんの気持ちを伝えてくれています。

・麦ごはん
・鯖のピリ辛焼き
・大根と車麩の煮物
・小松菜とえのきのかきたま汁
・ポンカン
・牛乳

 毎日の給食を教材に、子ども達に伝えたいことはたくさんあります。例えば、今日のポンカンの段ボールに書いてあるこの一言も、きっと教材になります。「感謝」「流通と消費」「社会性」「食品を選択する力」などたくさんのことを子ども達が学ぶきっかけになります。それが今の食育ではないでしょうか。それは、食べている物自体が「実物」だからです。実在するものは、必ず何かと関わっていて、そこには生産を担う誰かが存在して、思いがあって、誰かが調理して食卓に上がります。だから、それをたどるだけでも、子ども達が学ぶべき事柄を秘めているものです。
 給食では、できるだけ農薬の少ないものを選択しています。私たちの体は、あらゆる人が例外なく、食べた物でつくられています。食事は、親のためでも先生のためでもなく、自分のために摂るということ、その食の選択が社会を動かしていること、よりよい食事とは何かを考えることは社会を創造することにつながっていること、そんなことを考える機会は毎日の食事の中にあるのです。
 子ども達に伝える機会は毎日あるのに、私たち大人はどれくらいそれができているのでしょう?現代の大人の大きな課題なのだと思います。
段ボールひとつから、なんだか大げさな文章になってしまいましたが、本当に頑張らなくてはなりません。そしてもちろん楽しみながら★

〈主な食材の産地〉
・米:ななつぼし(北海道)
・古根生姜(高知)
・にんにく(青森)
・長ねぎ(青森)
・大根(千葉)
・人参(千葉)
・玉ねぎ(北海道)
・えのき(長野)
・小松菜(東京)
・鶏卵(秋田)
・鯖(長崎)
・ポンカン(愛媛)