学校日記

1月26日(金)の給食

公開日
2018/01/26
更新日
2018/01/26

給食

↑すいとんの生地を湯に落としているところ。

・大根めし
・鶏すいとん
・昔のすいとん
・蒸しさつま芋
・牛乳

 今日は、昭和17年の給食を紹介しました。昭和14年から昭和20年の6年間、日本は戦争に突入しました。戦争がはじまってから、食べるものが足りなくなり、給食を続けられないところが多くなってしまいました。またその頃、特に無くなったお米の代わりに大根などの野菜を入れてお腹を膨らませたり、さつま芋だけだったり、小麦粉を水で練って作ったすいとんがよく食べられたということです。はじめはすいとんに野菜を入れることができましたが、戦争の終わり頃は野菜も少しずつ減り、味付けも少しの塩だけになりました。
 終戦を迎え、戦争は終わりましたが、その後も食べものが足りず、その頃の小学6年生の子の体は、栄養不足で今の4年生の子の体と同じくらいだったそうです。今日は、その頃のすいとんと、今のすいとんの食べ比べです。「食べる物が無い」ことを経験したことがない私たちですが、今日はすこしだけ、想像する時間になったらいいなと思います。

主に3年生の子どもたちの給食時間を回りましたが、「どんな味?」「どんな見た目?」「昔(戦争中)と今ではどんな違いがある?」「当時はどうして具が少なかったの?」と、投げかけると、頭に浮かんだ様々な言葉や思いを声に出していました。

主な食材の産地
鶏肉(青森)
大根(神奈川)
人参(埼玉)
白菜(兵庫)
長葱(千葉)
さつま芋(千葉)
生姜(高知)