学校日記

11月29日(水)の給食

公開日
2017/11/29
更新日
2017/11/29

給食

↑合わせ味噌を1時間煮詰めて、手作りテンメンジャンにして加えると一気に麻婆豆腐らしくなります。
↑豆腐の半分はしっかり味をしみこませ、もう半分は肉みそにとろみをつけてから加えて仕上げます。

・麦ごはん
・白菜入り麻婆豆腐
・野菜の土佐和え
・ジョナゴールド
・牛乳

 今日の給食は、久しぶりの麻婆豆腐でした。子ども達が苦手な食材も少なく、いつも食の細いクラスもずいぶんよく食べていました。
 給食の残食量や残食率というのは、とても難しい問題だと、日々考えています。この子は、家でも食事を残しているのだろうか?家なら苦手な食材も食べられているんだろうか?なんて思うことがあります。一方で、家では全然食べられなかった食材や料理が、友達と食べることによって一口食べることができたり、楽しくて全部食べてしまったりと、様々な姿を見せてもくれます。クラスの雰囲気ひとつで残食率は変わります。本当は、「状況や好き嫌いに関係なく、何でも残さず食べるのが基本ではないか。」と思いますが、その子の育った環境や背景を知ることなしに、または知っているからこそ、それが言えなくなっている状況もあるように思います。
 最近、保護者の方と一緒になって、苦手なものを克服しようと見守っている子がいます。家では好きなもの以外は全く食べないというのですが、学校では担任の先生と友達の声かけによって、一口も食べないことはなくなってきました。時には「今日は全部食べたよ!」と、良い顔をしてハイタッチの手を伸ばしてきます。実は担任の先生と確認しながら半分に減らして食べ始めているのですが、本人の心は「食べ切れた!」という達成感でいっぱいなのでしょう。保護者の方と一緒に見守ることで、その子の前進をより見つけやすくなりました。とてもありがたいことだと感じています。
 「教育では、待つことが大切だ。」と自覚しながらも、中学年になるころには一人分の量を食べられる様になる姿を見られるかななどと、つい心の中で期待してしまいます。少しずつ、でも確実に子ども達は成長をしています。信じることで、待てたり、励ましたり、時には厳しいことも言えるのだと、改めて感じました。明日も、子ども達はしっかり食べてくれるだろうかと考えながら、美味しい給食を目指すのでした。

主な食材の産地
ジョナゴールド(青森)
豚ひき肉(宮崎)
豚骨(千葉)
鶏ガラ(山口)
鰹節(鹿児島)
筍(福岡)
にんにく(青森)
生姜(愛知)
長葱(千葉)
人参(千葉)
白菜(茨城)
にら(栃木)
きゃべつ(茨城)
もやし(茨城)