学校日記

Eキャンプ アセスメント結果

公開日
2015/08/12
更新日
2015/08/12

校長室より

生徒のアセスメント、インタビューテスト1日目と4日目のデータが届きました。
写真はパート2の質問例と、パート1の成績の伸びたようすです。

4日間でレベルアップしているようすが、数字に出ていて、とても参考になりました。
質問はパート1のQ&Aと、パート2の自己表現でした。パート1では、12問の各質問が4点満点でしたが、平均点で1点以上がっている生徒が多数でした。写真にあるように、2点のところが3点4点に、3点のところが4点に、といった具合の伸びでした。

パート2の自己表現は、生徒達の苦手な部分で、上達したところで1〜2点でした。これは、どこの学校でも頭を悩ましているところです。ネイティブのビル先生も、来年はこのあたりに力を入れたいと指摘しておられました。

私も英語教師時代、「自己表現力を高める授業の工夫」というテーマで長年研究したことを思い出します。時代が変わっても弱点に変わりはなさそうです。大きなネックは、日頃日本語でもあまり考えていないし、あまり表現していないからです。

対策としては、
・日本語でも考え、表現する習慣を大事にする
・マッピングなどの手法で、英単語を増やし、表現につなげる
・覚えた例文を参考にして、そこに英単語を当てはめ、自分なりの表現につなげる 
等です。

例えば、「地元めぐろ」について語る場合、
・めぐろは、歴史と流行のまち。古いお寺や神社も多いし、新しいファッションやインテリア、グルメの店も多い。大使館や外国人も多いため、外国の雰囲気もある。生活は安全で便利で住みやすい。目黒川のさくらや目黒さんま祭りで有名。森や公園も多く緑豊かなまちです。というようなことが思いつくでしょう。そのうちの一部でもいいでしょう。

・次は、英語の語彙を思い浮かべるか、和英辞書で調べる。
・最後は、表現方法。英語の熟語で覚えた「〜がある、〜で有名、〜が多い」、などの表現を思い浮かべ、そこにふさわしい語彙を当てはめていく。

というような練習を増やしていけば、表現力は豊かになるのではと思います。授業でも全ての教科で表現力育成に力を入れていき、来年は4点満点を増やしたいと思います。「おもてなし」のためにも、将来外国で活躍するためにも、自分の国のこと、自分のまちのこと、自分の身の回りのことを表現できるようにしなければと、気合いが入ってきたところです。