三中日記

朝礼:校長講話「ふれあい月間に向けて」

公開日
2014/06/09
更新日
2014/06/09

校長室より

6月は、「ふれあい月間」として、いじめをなくすため生徒に注意喚起していく取り組みを行います。その第一歩として、9日(月)の朝礼で、校長より、いじめを認めない環境を作っていこう。そのためには、からかいなどいじめにつながるような行為をお互いに注意しあえるようにしようと呼びかけをしました。2月25日、朝日新聞に載った兵庫県の主婦の方の投書の記事を生徒に紹介し、投書に書いてある小学生のような態度をとってほしいと話し、考えてもらうようにしました。以下、その投書を紹介します。

「息子は小学生の頃、おもしろい、クラスのいじられキャラだったようで、本人もそれを楽しんでいた。ある日の休み時間、いつものように教室で友達数人とふざけていたら、いじりがエスカレートし、息子がもうつらいと思ったことがあったらしい。その時、「もうええやろ、やめたれや」と言って、家が近くて仲の良い友達が止めてくれた。
 体が大きく、野球をしているその子は、嫌なムードの教室から「行こうぜ」と息子を連れ去ってくれた。「ありがとう」と息子が言うと、「えっ? なんで?」と言って笑ったらしい。
 その後、私も彼に「あの時はありがとうね」と言ったが、恥ずかしそうに笑った。彼のお母さんにもお礼を言ったら、「そんなことがあったんですか。きっと息子はそれが正しいと思ったんでしょうね」と笑った。
 そんな風に育てられたから真っすぐなんやなと私は感心した。今でも感謝している彼は田中将大君。大リーグ、ヤンキースの投手として一歩を踏み出した。」