日記

再掲載 5月23日《6年生》支えあう喜び

公開日
2009/07/29
更新日
2009/07/29

学校・児童の様子

 一年生のときから憧れてきた組体操。「いよいよ自分たちがやる番だ!」と子どもたちは目を輝かせて練習を始めました。しかしいざやってみるとなかなか難しく、当初は倒立、肩車ができるペアがクラスで1,2組という状態でした。子どもたちも試行錯誤を繰り返して一生懸命に練習をしました。
 そのような中で、ある男子の言葉が空気を変えました。「もし自分が失敗してしまったら、全体に迷惑をかけてしまう。絶対に成功させるという強い意志をもとう!」責任感あふれる言葉でした。それから子どもたちの目の色が変わり、見る見るうちにきれいに全員が上がるようになり、3人技、5人技と決められるようになりました。
もちろんその陰で、一人一人の猛練習、それを支えてくださった須藤先生、久田先生、そして親子で力を合わせて自宅練習をしてくださった保護者の皆様のご協力があったことは言うまでもありません。また、ここでご紹介しきれない一人一人の感動的なドラマもたくさん生まれました。
 そして、前日のリハーサルまで上げられなかった三段タワーも本番で見事に成功させることができました。組体操は多くのことを教えてくれます。人を支えることの責任の重さ、真剣にやることの素晴らしさと可能性、つくり上げる喜び、そして何より人間一人では生きられないという感謝の心です。残りの小学校生活で、下級生に何かを残せる6年生になってほしいと願っています。