算数少人数指導について
- 公開日
- 2009/12/03
- 更新日
- 2009/12/03
学校・児童の様子
クラスを解体して、児童の希望を元に習熟度別にコースを作り、算数がより好きになるように、より理解できるように学習を進めています。「わかった!」「そうか!」という声を聞くと嬉しく思います。3・4年生では新しく習うことも多いので均等に分けることもあります。一人一人を大切に見ていこうというのが算数少人数の目的です。
ただ知識を覚えるのではなく、新しい課題に対して、既習事項を生かして解決していくことが算数の大きなめあてです。また、複数の方法を考え出したり、他の人の考えも聞いたりして、その中でより良いものを選択することも大切にしています。一つ一つの項目は今すぐに役立たなくても、その過程は生きる上できっと役立つものと思っています。算数も一つの表現方法です。問題に対する「式」と「答え」は大切にしてほしいと願います。書いた式の中で約分や通分をしてしまっては自分が伝わりません。問題文の中の数字を使わなければどう考えたのか伝わりません。結論だけではなく、過程を大切にしていけることを願っています。
食事の用意や遊び・買い物などを親子で一緒にやっていますか?算数はそんな生活の中でも学習できます。ピザを食べる人数で等分したり、キャンディーやジュースを取り分けてみたり・・・また、2つのさいころを見てすぐに足してみたり、遊んでいる時間や時刻を考えてみたり、お金を扱うことで大きな数を知ったり、数のしくみを知ったり・・・学習としてたし算やひき算を覚えるのではなく、時間や数の感覚を肌で感じているとこれからの学習に役立ちます。昔は自然にやっていたことですが、今は機会をあげないとできないことかもしれません。高学年になったら、計画的に小遣いを使うとか、旅行プランを立ててみるとか、総合的なことに挑戦することも学習になると思います。
算数の授業をするにあたってのお願いが三つあります。習熟度別のコースになった時に、本当に自分に合ったコースを選んでほしいこと。使える算数セットを毎時間用意してほしいこと。物に記名をしてほしいこと。この三つを親子で再確認して頂きたく、よろしくお願いします。
算数の授業についてご質問がありましたら少人数担当までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
※算数セット(3年以上)…のり・はさみ・三角定規・分度器・コンパス・色鉛筆2色以上
算数少人数担当 須藤久美子