食と命のバトンをつなぐ
- 公開日
- 2017/01/25
- 更新日
- 2017/01/25
給食
今、5年生は総合的な学習の時間に「食と命」について学習しています。その授業の一環で、一尾の鮭が切り身になる様子を間近に見るという体験をしました。
感じ方は本当にそれぞれで、授業の終わりには感じたことや考えたことを言葉にして綴りました。感情を言葉にするということはとても難しく、それを考えに変えるというのもとても大変なことなのだろうと、5年生の文章を見て思いました。ただ、実物を目の前に体験したことを起源とした文章は、とても生き生きしているとも感じました。
特に、始めに包丁を入れる瞬間、そして心臓や消化器を目にした瞬間、そして鮭の口から小さな魚が見えた瞬間(これには教員もびっくり!)は、多くの子どもたちの心に残る瞬間だったようでした。
この後、給食では鮭の塩焼きが出ました。それぞれの学級では、授業を受けての子どもたちの様子が見受けらました。
日本は今、自分の食卓に上がるものさえ想像ができないほど産地も、加工現場も遠ざかっています。もしも学校給食を通した食教育が、その見えない部分への想像力を育てるきっかけになるならば、と願ってやみません。