道徳研究授業(9月9日)
- 公開日
- 2015/09/09
- 更新日
- 2015/09/09
校長室より
5時間目、3年2組の道徳授業を副担任の先生が受け持ちました。
テーマは、「生きる」。資料は、「一冊のノート」。
話は、年々もうろくし始めたおばあさんに対して、嫌気がさし、非難したり許せなくなってきたある中学生の日々。しかし、ある時、おばあさんの日記を目にします。そこには、共働きの両親に代わって、手塩にかけて育てた孫の成長の嬉さ、それに比例して日に日に弱くなっていく自分へのあせり等が書かれておりました。そんなことも知らずに、自己中心的に文句ばっかり言っていた孫は、いったいどんなことを考えたでしょう。という問いかけです。
高齢化社会が進む中、とても身近な題材をみんなで考えました。
これまで、面倒をみてもらったのだから、これからは自分がご恩返しをしなければ。
ご飯をつくってあげたり、家事を手伝ったり、という具体的な意見がたくさん出ていました。
先生方の感想は、生徒達の心の優しさに安心感を覚えたというのが大半でした。なぜなら、この主人公の中学生と違って、3年2組の生徒たちは、おばあさんの失敗について、怒らない、許してあげる、我慢できるという生徒が半数もいたからです。