第70回開校記念日

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平成28年5月23日は第十中学校の70回目の開校記念日です。今日は放送で校長先生から開校記念日についてのお話をいただきました。

【佐藤校長先生のお話】
さて、今日、5月23日は、十中の「開校記念日」の日です。第十中学校の開校記念についての話を放送朝礼で行います。
十中は、昭和22年4月1日に創立しています。学校ができた年を一年目として数えると学校が誕生して、今年で70年目になります。ですから今年の運動会は、第70回運動会とタイトルがついたのです。学校が開校してから、毎年必ず運動会が行われてきたことも分かります。先程、十中は、昭和22年4月1日創立と言いましたが、なぜ、開校記念日を5月23日にしたのか、十中の発足当時はどうだったのか、疑問が湧いてきて、十中の古い資料を調べてみました。 
十中は昭和22年4月1日に創立して1年目をスタートしますが、創立後すぐ授業が始まったのではなく4月は椅子や机などを手配する準備期間でした。そして5月5日に昔の都立大学の講堂をお借りして、学校として授業を始める記念の式、開講式を行っています。5月5日の開講式では、入学生徒に2年生、3年生はいなく、1年生240名が入学し、1年生だけで学校がスタートしたとありました。
発足当時は、A組〜E組までの5クラスで、驚いたことは、当時のクラスは、AからCまでの3クラスは男子クラス、D、E組の2クラスは女子クラスと、男女が分かれてクラスが編成されていました。
学校ができ、生徒が入学しましたが、十中は当初、自分の校舎をもってはいませんでした。八雲小学校の校舎の一部を借りて1年生女子クラス、都立大学の体育館を借りて1年生男子クラスが、それぞれ学んでいたのです。そして第一回目の運動会も八雲小学校と小中で合同で行われたとありました。
翌年の昭和23年の2年目には、現在学校近くにある東京医療センターの前の建物であった病院の倉庫や芳窪町にあった八雲小学校の分校も借りながら学んでいました。2年目は、1年生・2年生だけの学校生活でしたが、運動会は小学校との合同開催ではなく十中だけで開催できたとありました。
2年目までは、十中という学校の名前はあっても、十中独自の校舎や校庭はなく、いくつかの場所をお借りして学校としていたのです。しかし、十中独自の校庭・校舎をつくろうという機運が高まり、地域のご協力や支援を頂いて、この年に、現在の私たちが学んでいる学十中の学校の場所、この地に、木造2階建ての校舎を建てる工事が始まりました。
そして創立3年目の、昭和24年の春に、悲願だった十中の新校舎が完成し、3年目でやっと自分たちの校舎・校庭で生徒が学ぶことができるようになったのです。また、学校が3年目を迎えたことで1年生から3年生まで、全学年が揃った学校生活を始めることができました。その時の全校生徒は800名で当然、運動会もこの校庭で行われたとありました。
古い資料には、この新校舎の完成をお祝いする落成式が、昭和24年5月23日に行われて、この5月23日を十中の開校記念日と定めたとありました。
学校創立3年目で、1年、2年、3年の全学年の生徒が揃い、今の土地に、十中独自の新築校舎・校庭が完成し、十中の全生徒、先生方、保護者、地域の方々が、自分たちの学校、自分たちの地域の学校として、しっかり、どっしり根をおろせると誰もが喜んだことと思います。私は、記念すべき落成式の5月23日が、十中が全体でお祝いできる、思いの詰まった開校記念日にふさわしい日と考え、今日の日を開校記念日と決めたのだと思いました。
さて、十中がスタートしてから、代々の先輩たち、地域、保護者、先生たちの努力によって、十中は、69周年の歴史が刻まれてきました。先輩たちが、これまで、鍛え学ぶ精神、認め合いの友愛・慈愛の精神、自主・自立、切磋琢磨、文武両道、品格と責任、社会貢献など素晴らしい学校の良い校風、伝統を築いてくれています。
そして、70年目の今年、バトンは皆さんに引き継がれています。毎日、毎日を自分ができることに一生懸命に取組み、生徒一人一人の皆さんが、十中の良い校風、素晴らしさをさらに発展させてください。そして、十中での充実した、楽しい学校生活を皆さんの手で作っていってほしいと思います。

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学校行事
5/30 修学旅行始(3年)
5/31 修学旅行(3年)
6/1 修学旅行終(3年)
6/3 内科検診(2年)
6/5 ポンプ訓練(十中)