11月22日(月)余裕がないからのことよ…。

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 通勤途中の街路所も色づき始めました。先週の金曜日、塾の帰りでしょうか?午後10時近かったですが、3年生の生徒が満面の笑みで私に声をかけてくれました。

 思わず「大変だな。気をつけて帰りなさいよ!」と後ろ姿を見送りながら、つぶやいている自分がいました。

 試験も返却され、さぁ3年生の先生方は三者面談の資料作りで毎日遅くまで、一人一人の「幸せ」を考えながら、頑張ってくれています。

 江戸100万の民を西郷隆盛との会談で救った勝海舟が、こんなことを言っています。

「今の人たちに、この余裕を持っているものがどこにあるか。人にはずいぶんたくさんあるようにみえる世の中だけれども、おれの眼には、とんと見えないよ。(中略)いくらのみ取りまなこで天下の大機を見たとて、見えるものではないよ。

 いくら物事にこせこせして働いても、仕事の成就するものではないよ。

 功名をなそうという者には、とても功名はできない。(中略)これら無理があるからいけないのだ。せんじつめれば余裕がないからのことよ。」と。

 3年生にとっての「功名」。それは言い換えたら、今心の中で抱いている「夢」の実現でしょう。

 何をイライラしているのですか?勝海舟が言うように今心に「余裕」はありますか?
余裕がなければ功名は成し遂げられませんよ。

 たまには、大きく深呼吸をして美しく色づいた街路樹を眺めながら、勝海舟のこの言葉を思い出してみてください。

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