校内研修会(特別支援教室)
- 公開日
- 2016/06/23
- 更新日
- 2016/06/23
校長室より
6月22日、講師に目黒区教育委員会統括指導主事の先生と、特別支援教育担当係長をお招きして、目黒区が東京都から指定された「特別支援教室モデル事業」について、特別支援教育の視点を生かした学級経営について、研修を受けました。
○特別支援教室とは、これまで、7中のつばさ学級に通級して特別な支援を受けていた生徒たちが、今年の10月からは、7中に行くのではなく、大鳥中の特別支援教室において、7中の巡回指導の先生から指導を受けるシステムです。生徒が動くやり方から、先生が動くやり方に変わるわけです。あるデーターによりますと学級に約6.5%在籍すると言われている発達障害の生徒たちにとって、より支援を受けやすいシステムに変わりそうです。そのことをねらいとしています。
○特別支援教育の視点を生かした学級経営、生徒理解については、まず困っている生徒に対して、どういうことで困っているのか理解を深めることが大事です。めがねの例えがとても分かりやすかったのですが、人それぞれ合うめがねが違うのと同様に、特別の支援についても、人それぞれに支援のニーズが違うからです。
○共通して言える支援としては、座席に配慮すること、視覚で分かりやすく示すこと、授業のねらいを示すこと、1時間の流れを示すこと、見通しをもたせること、プライドに配慮すること、などがあります。同時に、
(1)授業規律を明確に示す。
(2)学級の関わりを深める工夫をする。
(3)周りにいる生徒を巻き込む工夫をする。
(4)「学び合い」の場面を設定する。
(5)一斉学習とグループ学習(ペア学習)など、学習形態の工夫をする。
(6)受身の授業から主体的・能動的な授業へ。
など、示唆に富むご指導をいただきました。どの授業にとっても大切な視点です。授業改善に活かします。
特別支援教室についてのお問い合わせは、担任までお申し出下さい。