学校日記

灯火親しむ秋(2) 学習実態調査実施予定

公開日
2014/11/07
更新日
2014/11/07

おしらせ

四中では、恒例の学習調査を行います。授業について、家庭学習について、自律的な学びについて、全校生徒の実態調査を行い、指導方法の工夫改善につなげます。

●今年度、HPでもご紹介いたしましたとおり、東京都の学力調査2年生、目黒区の学力調査全学年において、英語の伸びが際立っていました。全国学力調査3年生では、国語と数学の活用力が伸びていました。その要因として考えられるのは、学ぶ楽しさ、学んだことがいかせる実感、そして継続した家庭学習が影響しているように思います。この実績を他教科にも広げていきたいところです。

●心理学者デシは、モチベーションを高めるには、テストの点をあげるため、入試に受かるため、ご褒美をもらうため、という外発的動機付けではなく、内発的動機づけの方が効果が上がると言っています。そして、内発的動機づけには、3つの人間のもつ基本的な欲求が影響していると言っています。

有能性(competence)の欲求・・・・・・自分はできる、という自信
自律性(self-determination)の欲求・・ 自分の意思で自由に選択すること
関係性(relatedness)の欲求・・・・・・誰かと結びついていたいという人間の傾向

すなわち、他人からやらされているコントロールされていると感じている場合はモチベーションが下がり、自分の意志で行動をとることでモチベーションが高まる。つまり、理論上は、自分で選択し、自分のスキルアップのために、みんなと一緒に頑張ればモチベーションは上がる、と説明しています。とても参考になる理論です。

四中においても、自律的学習者を育てるという目標のもと、実践を続けてきております。効果が徐々にあがってきているのを実感しています。引き続き、生涯学び続ける「意欲」を育てていきたいと考えております。