1月24日 昆布とゆかりのおにぎり、鯨の竜田揚げ、味噌汁、じゃこサラダ、ミルメーク、牛乳
- 公開日
- 2012/01/24
- 更新日
- 2012/01/24
今日の給食
今日は学校給食記念週間の一日目にちなみ、昔の給食を再現しました。
明治22年に、学校給食は山形県鶴岡町にてはじまりました。小学校を建てたお坊さんが、通ってきた子供に対し、おにぎり・焼き魚・漬物などをふるまったのが起源と言われています。それから徐々に全国に広がり、戦争が終わった後の1946年12月24日に東京都・神奈川県・千葉県で試験的に給食が導入されました。なので、正確には12月24日が給食記念日なのですが、24日以降は冬休みに入ってしまうので、それから一ヶ月後の1月24日を給食記念日として定め、それから一週間を給食記念週間としました。田道小学校では、学校給食週間の間に、世界の料理や全国の郷土料理を紹介していく予定です。様々な地域や年代の料理を食べて、その時や土地に生きている人々の文化や気持ちに触れてもらえればと思います。
今日の主菜には鯨の竜田揚げを出しました。鯨は当時はよく食べられ、貴重なたんぱく源でした。現代では普通に生活していると食べることがないと思うので、子供たちにぜひ食べてもらいたいと思い出しました。しかし、竜田揚げの切り身が大きく、また冷めて硬くなってしまったので、子供たちにはかなり食べにくいものだったと反省しています。鯨によく下味をつけてから片栗粉をまぶして揚げたのですが、片栗粉が溶けて鯨同士がくっついてしまったものが多く、衣がはがれてしまったものも何個かあり残念でした。低学年から大人までサイズを変えながら、切り身の鯨を出したのですが、1.5cm幅くらいの短冊でもいいかと思います。また鯨は血が濃く、黒赤い身をしているので、火が通ると黒くなります。なので見た目は焦げて見えてしまうのですが、ただ火が入っているだけで問題はありません。教室を回ると、見た目がいやだとか、噛み切りにくいといわれました。昔の給食を再現するのも難しいなと実感しました。竜田が美味しいと言ってくれた子もいてよかったと思いました。
今日のおにぎりは2種類だったので、約600個のおにぎりを握りました。調理師さんが朝から頑張ってくれました。
ミルメークは、昔給食における牛乳の生産がまだなく、生徒が脱脂粉乳を飲んでいた時代に、脱脂粉乳が苦手で飲めない子の補助食品として生産されたのが始まりです。もう脱脂粉乳を出している学校はほとんどありませんが、牛乳に甘い味がつくミルメークは今の子どもたちも大好きなようでした。今日はコーヒー味のミルメークを出しましたが、他にもイチゴ味やきなこ味もあります。「コーヒー牛乳がこんなに美味しいものだったなんて!!」と興奮しながら伝えてくる子もいました。
★今日の食材の産地★
ネギ・・・埼玉
なめこ・・・新潟
にんにく・・・青森
玉葱・・・北海道
生姜・・・熊本
りんご・・・青森
胡瓜・・・西村
大根・・・神奈川
鯨・・・アイスランド