「移ろい…。」  11月13日(金)

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 目黒中央中の校庭にも確実に「季節の移ろい」が到来しました。
 昨日のお昼の放送。「みなさん!今日で試験が終わりました!!!お疲れさまでした。」でスタート。このナレーションの歓喜に満ち溢れた何とも優しくて温かい声に、クラスの生徒は嬉しそうな笑い声で反応していました。そんな「心」のキャッチボール…、新型コロナウイルス感染防止対策のことを考えたら、本当はいけないんでしょうけれども、黙って微笑みながら見守ってしまった自分がいました(笑)。

 1年生の国語の教材に、人間関係に悩んだ少女の話があります。ふっと想い出の公園に立ち寄ると常緑樹であるはずの銀木犀の落ち葉掃きをしている掃除のおばさんと出会い、こんな会話を交わすのです。
「え、葉っぱはずっと落ちないんじゃないんですか。」
「まさか。どんどん古い葉っぱを落っことして、その代わりに新しい葉っぱを生やすんだよ。そりゃそうさ。でなきゃあんた、いくら木だって生きていけないよ。」

 このおばさんの言葉に悩める少女はハッとするのです。そして、今までの苦しい人間関係から卒業し、新しい人間関係を築こうと銀木犀の木から元気よく立ち去るのです。

 後期中間考査が終わりました。生徒の皆さん、そして保護者の皆様にも「お疲れさまでした。」と言いたいです。

 全力で頑張った数週間。しかし、非情にも結果は出てくるもの。一喜一憂する気持ちはわかります。特に全力で取り組めば取り組んだだけ、この気持ちは強くなるものです。

 しかし、過ぎたこと(古い葉っぱ)はもう終わり(落っことす)。これからのことを前向きに考えていく(その代わりに新しい葉っぱを生やす)。「そうじゃなきゃあんた、いくら木(頑張ったあなた自身)だって生きていけないよ。」だと思うのです。

 校庭の櫻の木も色づき始めきれいです。しかし、いづれ葉を落とし凛(りん)とした枝だけの姿で、厳しい冬の寒さに立ち向かい、そして暖かい春を迎えて満開の花を咲かせます。

 目黒中央中の生徒たちの姿(特に、3年生)が、季節の移ろいを感じたら思い浮かびました。今日から後期の専門委員会も始まります。全ての事柄が、この1年生の国語の教材にリンクするように思うのです。

 気持ちの整理をつけ、新しい未来に向けて元気よく歩みだす。

 3年生が築いた素晴らしい伝統という名のバトンをしっかりと引継ぎ、全力でそれをつなぎ発展させる。そんなあなたであってほしいです。

 目黒中央中の先生方主事さん方はいつもそんな生徒の皆さんを温かく見守っています。
秋のせいでしょうか?ちょっとセンチな学校日記になりました。ご勘弁ください(笑)。

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学校行事
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11/19 生徒評議会
11/21 土曜授業(午前授業)