6回目の運動会を迎え、子どもたちは、これまでの集大成という気持ちで取り組んできました。表舞台の演技・競技はもちろんのこと、裏側から様々な仕事で運動会を盛り上げてくれました。今年の組体操は、「夢に向かって大きく羽ばたくこと」をテーマとし、一人一人が、未来の自分がもつ無限の可能性を表現しました。お互いの呼吸を感じ、一人一人の力が一つになったとき、あの大きなピラミッドや力強いタワーが完成しました。128人全員が心を合わせ、共に支え合い、励まし合ったこの経験は、子どもたちの絆を深め、成功させた達成感は、一人一人の自信になったと思います。そして私たちにも大きな希望をくれました。　　　　　

　５年生は、東根小伝統の「鼓笛パレード」に挑戦しました。練習では、演奏の技術だけでなく、練習にむかう姿勢、気持ちについて、何度も考えながら取り組んできました。１回１回の練習を、真剣な気持ちで、精一杯やること、それを全体が意識できるようになって、練習の空気が変わっていきました。一生懸命練習して、全員で作り上げたという思いがあるからこそ、本番はとても緊張しましたが、その緊張の中でも、練習の成果を出し切り、１０３人が気持ちを一つにし、最高の演技をすることができました。５年生として、最初の大きな行事を、いい形でスタートできました。今後も、この団結力をさらに高めていきたいと思います。

　今年度も和風の曲にあわせ、力強い踊りに挑戦しました。踊り方はすぐに覚えたのですが、曲の大半を中腰の姿勢で踊るのはかなりきつく、踊っている間にだんだん腰があがってきてしまうため、気を付けて踊るように何度も何度も練習しました。歌舞伎役者のようなポーズなど、メリハリをつけて踊ることも心がけました。

　今年の表現は元気いっぱいな３年生にぴったりの「南中ソーラン」を踊りました。大人でも難しい振り付けに最初はとまどいながらも、練習を重ねるにつれ、足腰を使って体全体を使って踊るダイナミックな動きや速いテンポにもついていけるようになりました。運動会当日には自分たちの好きな漢字を書いたはっぴを背負い、「どっこいしょ！どっこいしょ！」と威勢のいいかけ声で迫力のある演技ができました。

　表現は、子どもたちが大好きなサッカーアニメ「イナズマイレブン」のテーマ曲を使いました。練習の時から、動きが難しかったのですが、みんなノリノリで、すぐに覚えることができました。とても楽しんで踊っていました。ミラクルボールについても、ムカデがなかなか動かず、大変でしたが、練習を重ねて動けるようになりました。４０ｍ走も、力強く走ることができ、すっかりたくましくなりました。このがんばりを、これからの学校生活でも生かせるようになってほしいと思います。

　何でも初めての運動会。練習中、びっくりしたことは、何でもどんどん覚えてくれたことです。４０ｍ走のレース順とコース、ぽんぽん玉入れの入場の並び方や行進、表現の隊形や踊り・・・どれも、やる気満々で臨む姿に感心しました。特にけんかもなく、仲良く楽しく練習できたことが立派でした。本番でも見事最後までやり遂げることができました。応援もお兄さん、お姉さんを真似て一生懸命に行っていました。これで、すっかり東根小学校の一員として「デビュー」できたと思います。今後も成長を見守りつつ、活躍の場が増えていくのが楽しみです。