2011年2月3日(木)・すまし汁 ・いわしのピリ辛焼き ・のり塩大豆 ・牛乳 今日2月3日は節分です。「節分」は季節の変わり目のことを意味していて、実は年に4回(立春・立夏・立秋・立冬の前日)ありますが、一般的には立春(2月4日)の前日のことを指して節分と言います。この日には、厄を払うために鬼の嫌いないわしの頭を柊(ひいらぎ)の枝に刺して戸口に立て、「鬼打ち豆」と称した炒り大豆をまく習慣があります。また、近年有名になったのが「恵方巻き」。目を閉じて願い事を思い浮かべながら、恵方に向かって無言で1本丸ごと食べ切ると願いが叶うといわれています。今年の恵方は南南東(皆さんの教室から窓の外を見た方角)です。クラスのみんなでぜひチャレンジしてみてください。 2011年2月2日(水)・野菜のごま醤油 ・ちんすこう ・牛乳 今日は沖縄料理を2つ取り入れました。主食は「沖縄そば」。400年から500年前に中国から伝えられ、これに改良を加えて、琉球(りゅうきゅう)王国の宮廷料理としての「沖縄そば」が確立したそうです。そば汁には、いつものお酒の代わりに沖縄特産の焼酎「泡盛」を使い、キレのあるすっきりした味に仕上げました。麺にお肉・かまぼこ・卵を乗せ、汁を注ぎます。 「ちんすこう」は沖縄の伝統的な焼き菓子。材料は小麦粉・ラード・砂糖だけのシンプルなお菓子です。お家でも簡単に作れますよ! 2011年2月1日(火)・飛鳥チャウダー ・キャロットゼリー ・牛乳 今日のオススメは「飛鳥チャウダー」です。飛鳥時代に渡来人が冬の寒さをしのぐために、鶏肉や野菜を牛乳で煮込んだのが始まりと伝えられる、奈良県の郷土料理「飛鳥鍋」。飛鳥チャウダーは、この飛鳥鍋にホワイトルーを加えて洋風にアレンジした料理です。元々はお鍋料理なので、焼き豆腐や油揚げも入っています。 暦はもう2月!現代も(飛鳥時代ほどではないかもしれないですが)寒さは身にしみますね。しっかり食べて体を温め、体調管理に気を付けてください。 2011年1月31日(月)・豚汁 ・昆布と豆のきんぴら ・牛乳 今日の主食は「蒲焼きもどき丼」です。「蒲焼もどき」は、精進料理の一種。仏教では、精進潔斎(しょうじんけっさい。肉食を絶ち、身を清めること)として動物性の材料を用いず、すべて植物性の材料を使う精進料理を食します。蒲焼もどきや、がんもどき(雁の肉に似せて豆腐などで作ったもの)がその例です。今日の蒲焼きもどきは、おからとれんこんを練って作りました。食べ慣れない味と食感だとは思いますが、別出しのタレを全体に塗ってから食べてみてください。 2011年1月28日(金)・じゃこのカリカリサラダ ・果物(りんご) ・牛乳 学校給食週間中の最後の給食は「カレーライス」です。十一中でリクエスト給食のアンケートをとると、必ずと言っていいほど書かれているのがこのカレーライス。実は「子どもの好きな給食献立」のランキングを見ると、1970年代・80年代・90年代と、ずっとカレーライスが1位となっています!どの年代にも愛されていた献立なのですね。 さて、給食週間に出した様々なメニュー、楽しんで頂けましたか?これからも、給食の歴史や意義、給食作りに関わっている沢山の人たちのことを(時々でもいいので)思い出しながら食べてもらえるとうれしいです! 2011年1月27日(木)・くじらの竜田揚げ ・磯かポテト ・キャベツとコーンのソテー ・フルーツみつ豆 ・牛乳 学校給食週間4日目の主菜は、「くじらの竜田揚げ」です。くじらは昭和30年代〜50年代の給食メニュー多く登場していました。今日出した竜田揚げの他にも、ケチャップ味の「くじらのオーロラ煮」や、「くじら串カツ」、あるいは「スゲイ」(←酢豚(スブタ)のくじらバージョンなので「酢鯨(スゲイ)」)なんてメニューもあったとか!鯨の肉はタンパク質と鉄分が豊富に含まれており、当時の子供たちの栄養源として役立っていました。 2011年1月26日(水)・ころころ野菜のサラダ ・豆乳ゼリー・ブルーベリーソース ・牛乳 学校給食週間3日目の今日は「ソフト麺」が登場!ソフト麺は、正式には「ソフトスパゲッティ式麺」といいます。昭和40年頃、当時パンのみだった給食の主食を増やすために開発され、昭和40年代〜50年代に広く普及しました。一人分ずつ袋に入って温めてあるので、配膳のときは袋のまま配ってください。食べるときには、どんぶりにソースを盛り、各自袋から出したソフト麺を入れ、ソースと混ぜて食べます。最初に麺を全部入れると混ぜにくいので、袋の中でちぎって少しずつ入れるといいようです。子供の頃食べていた先生方、ぜひ食べ方を教えてあげてください! *** 写真2枚目は、生徒がソフト麺を袋から出しているところ。 初めて食べる生徒がほとんどで、配膳の時間には 「先生、これどうやって食べるの!?」「え!自分で作るの??」 なんて声が飛び交っていました。 先生方からは「あー、懐かしい!」との声も。 皆楽しそうに食べていました。 2011年1月25日(火)・肉団子のちゃんこ汁 ・小松菜のごま和え ・牛乳 学校給食週間2日目の給食は、東京の食べ物がテーマです。主食は「深川飯」。深川飯は、東京下町の郷土料理です。江戸から明治にかけて、深川一帯の漁師の家ではアサリ、ハマグリなどの貝類を売っていたので、この深川飯は江戸っ子の食べ物として作られたのだそうです。アサリのむき身・しいたけ・油揚げを、調味料で煮、その煮汁でご飯を炊き込みました。刻みのりをかけて食べてください。 副菜は「小松菜のごま和え」。小松菜も東京都が発祥の食材。江戸川区の小松川付近で栽培されたことから、「小松菜」の名がつきました。 2011年1月24日(月)・鮭の塩焼き ・いなか汁 ・即席漬け ・牛乳 1月24日から30日は「全国学校給食週間」です。日本で学校給食が始まったのは、明治22年、山形県鶴岡市の私立忠愛小学校です。お弁当を持ってこられない子供たちにおにぎりと塩鮭、漬物などを出したのが給食の始まりとされています。 そこで今日の給食は、初めての給食を再現したおにぎり、鮭の塩焼き、即席漬けにしました。(栄養価が足りないので、いなか汁もつけてあります。)この一週間は、懐かしの献立を味わいながら、先生やお家の人と給食について話してみてください。 2011年1月21日(金)・ビーンズサラダ ・アップルボール ・牛乳 今日の主食は「魚介のリゾット」。リゾットは、イタリアの代表的なお米料理です。お米を炒めた中にスープを少しずつ加えて煮ていき、最後はとろりと固め(お米に芯が少し残るくらい)に仕上げるのが特徴です。今日は、生クリームとチーズを加えてクリームリゾットにしました。 副菜は、さっぱりとした味付けの「ビーンズサラダ」。お豆は、白いんげん豆とひよこ豆の2種類を使いました。どちらもたんぱく質や食物繊維が豊富です。ツナと一緒に食べてみましょう。 2011年1月20日(木)・白菜のシチュー ・果物(りんご) ・牛乳 今日は、今が旬の白菜をたっぷり使った「白菜のシチュー」がオススメです。白菜は、中国では古来から大根・豆腐と合わせて「養生三宝」と呼ばれており、体調を崩しがちな冬の風邪予防や免疫力アップに効果的な葉野菜です。特に、内側の葉の黄色っぽい部分は甘みがあり、ビタミンCもたっぷり。味にクセもないので食べやすく、栄養補給に最適です。よく食べて、冬の風邪やインフルエンザなどに負けない体を作りましょう。 2011年1月19日(水)・ぶりの照り焼き ・揚げじゃがのそぼろ煮 ・青菜の梅肉和え ・果物(いよかん) ・牛乳 19日は月に1度の「食育の日」ということで、今日の給食は和食メニューです。 今日のお魚は「ぶり」。ぶりは「出世魚(しゅっせうお)」といい、成長に従って名前が変わっていく魚です。関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→メジロ→ブリという風に呼び方が変わります(地方によっても違いがあります)。また、出世魚はめでたい魚として、お祝いの席などの料理によく用いられます。 2011年1月18日(火)・りんごドレッシングサラダ ・牛乳 今日のオススメは「生パスタのホワイトソース」です。パスタは、イタリア語で「ペースト状の練りものや生地」を意味します。普段の給食で使っているのは乾燥パスタですが、今日は乾燥させていない生のパスタを使いました。いつもとは違うモチモチとした食感が味わえます。 「りんごドレッシングサラダ」は、すりおろしたりんごをドレッシングに加えて、皮つきりんご・野菜と和えました。さっぱりとして、さわやかな味わいです。 2011年1月17日(月)・かき卵汁 ・じゃが芋餅 ・ジョア(ゆず風味) 今日のオススメは「三色そぼろご飯」です。ご飯の上に、肉そぼろ・いり卵・野沢菜を盛りつけて食べます。三色の色どりがきれいで、栄養バランスもよいメニューです。冷めてもおいしいのでお弁当にも向いています。野沢菜の代わりに絹さや等を飾ってもOKです(3年生はぜひ四月からのお弁当の参考にしてみてください。) デザートは「じゃが芋餅」。じゃが芋に長芋を加えて揚げることで、餅のような食感に仕上げています。 2011年1月14日(金)・大麦入りスープ ・果物(はれひめ) ・牛乳 今日のオススメは、主食の「シュリンプバーガー」です。シュリンプ(shrimp)は「えび」のこと。えびの入ったクリームコロッケを作り、パンにはさみました。お好みでケチャップを使ってください。 果物は「はれひめ」という品種のみかん。清見オレンジと宮川早生みかんという品種を掛け合わせてできた品種なのだそうです。味が濃くてとってもジューシー!季節の味です。 2011年1月13日(木)・味噌汁 ・豆腐のまさご揚げ ・青菜とえのきのお浸し ・牛乳 今日の主菜は「豆腐のまさご揚げ」です。「まさご(真砂)」とは細かい砂のことで、数多いことのたとえです。豆腐の真砂揚げは、豆腐に色々な野菜と肉を混ぜて揚げた、がんもどき風の料理です。ふんわりとした食感に仕上がっています。ごま油の香りが効いたタレをかけて食べてください。 2011年1月12日(水)・和風サラダ ・ひじきケーキ ・牛乳 昨日1月11日は「鏡開き」でした。昔、武家では正月に餅を供え、11日にこれらを割って食べる(刃物で切るのは切腹を連想させるので、手や木槌で割ります)という習慣があり、現在も正月の行事として受け継がれています。この行事にちなんで、今年初の給食は、お餅を使った「力うどん」にしました。一年の健康と発展を願いながら食べましょう。 デザートは新メニューの「ひじきケーキ」。献立を見てびっくりした人もいるかもしれませんね。皆さんが思うようなひじきの海藻臭さはほとんどありません!きなこ味に仕上げました。ぜひ感想を聞かせてください。 2010年12月24日(金)・コーンポタージュスープ ・フライドチキン ・ポテトのフレンチサラダ ・にんじんの甘煮 ・ソフトチーズケーキ ・コーヒー牛乳 今日はクリスマスイブです(クリスマスは元々キリスト教のイベントですが、日本では一般の年中行事のようになっていますね)。また、年内最後の給食ということで、今日の献立はスペシャルメニューにしました。 さて、冬休みに入っても不規則な生活にならないよう、食事・睡眠・適度な運動を心がけましょう。1月にまた皆さんの元気な顔を見られることを楽しみにしています!では、よいお年を☆ 2010年12月22日(水)・かぶのゆず風味 ・五平餅 ・牛乳 今日12月22日は「冬至」。1年で一番昼が短くなる日のことです。この日は昔から、ゆず湯に入って、かぼちゃを食べる風習があります。 ☆ゆず湯→「冬至」と「湯治(とうじ)(湯につかって病を治す、という意味)」がかかっています。また、「ゆず」だけに「融通(ゆうずう)がきくように」との願いが込められています。 ☆かぼちゃ→カロチンなどのビタミンが豊富です。冷蔵庫がなかった時代には、保存がきく野菜として、冬の貴重な栄養源でした。 これにちなんで、今日の給食もかぼちゃとゆずを使ったメニューです。私達も、昔の人の知恵や願いをしっかり受け継いでいきたいですね。 2010年12月17日(金)・味噌汁 ・魚の南蛮漬け ・青菜のピーナッツ和え ・牛乳 今日のオススメは「魚の南蛮(なんばん)漬け」です。室町時代末期から江戸時代初めにかけて、日本は南蛮諸国(スペイン・ポルトガル・オランダ)との貿易が盛んになり、これらの国を経て入ってきた材料や調理法を用いた料理に「南蛮」と付けて呼んだそうです。主にネギやトウガラシを使っています。今日は玉ネギやトウガラシなどの材料を甘酢と合わせ、ししゃもを漬けています。 |
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