校長あいさつ

「夢 創造 たくましく 〜未来を拓く九中生〜」



 新入生52名を迎え、令和5年度がスタートしました。生徒の笑顔があふれ、保護者や地域の皆様にも力強く応援していただけるような学校づくりを、今年度も進めてまいります。
 この3年間、世界規模で感染症が流行し、感染予防を中心とした生活が強いられてきました。飛沫飛散防止のためのマスク着用や会話の制限など、学校生活にも大きな影響があり、教育活動も思うように実施できない日々が続きました。また、学校では一人一台学習用端末が配備され、情報化技術の教育活動への導入が飛躍的に進み、学校の教育環境は大きな変化が起きました。
 日本が目指す近未来社会として、「Society5.0」(超スマート社会)があげられています。IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値が生み出されたり、人工知能(AI)により必要な情報が必要な時に提供されたりするようになりました。技術開発などのイノベーションが進み、私たちの生活やこれからの働き方にもさらに大きな変化が予想されます。
 このような変化の大きな社会を、子ども達は生きていくことになります。子ども達に、夢や希望をもち、互いに尊重し合い、たくましく生き、自分の未来を切り拓く力を、第九中学校の3年間で育んでいきたいと思います。
 本校は、77周年を迎える伝統ある学校です。また、令和7年度には、第九中学校と第七中学校の統合新校が開校します。大きな変革を前に、まずは、「自主」、「信頼」、「努力」の教育目標のもと、九中の学校教育を一層大切にしていきます。そして、子ども達が生きる時代を見据えて、一人ひとりのより良い成長を目指し、「心は温かく」、「柔軟に対応し」、「考える力を育む」教育を推進してまいります。
 学校は、家庭・地域とともに、ワンチームとして協力・連携を進めていきたいと思います。更に、ご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

令和5年4月
目黒区立第九中学校  校長 鴻野 祐子