【本日の給食】160112 アップルトースト、ホワイトシチュー“りんご”は秋から冬にかけての“旬の食材”です。西洋のことわざに『りんごが赤くなると医者が青くなる』とあるように、胃腸にやさしく、元気をつけてくれる果物です。 その効能は、すぐれた整腸作用にあります。ビタミンCは少ないのですが、ミネラルとカリウムと食物繊維のペクチン、リンゴ酸を含みます。 カリウムは、体内にあるナトリウムと結合して体外に排泄する働きがあります。ペクチンは水溶性で、水分を含むとゼリー状になって固まり、排便を促します。しかも下痢になった時はゼリー状になり腸壁を守る働きをします。つまり、便秘や下痢にも効果的な食材といえます。 風邪をひいて、お腹の調子がよくない時に食べたい食材の一つです。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)たまご(青森県) にんじん(千葉県富里) じゃがいも・たまねぎ(北海道)りんご(青森県) パセリ(香川県) 【本日の給食】160114 中華おこわ、ニラ玉あんかけ、コーンクリームスープからだを温める効果がありますので、夏バテしたり、カゼをひきやすい人は、積極的に食べるのが良いです。常食にすれば、冷え性や神経痛に有効な食品でもあります。 ビタミンAに変換されなかったβカロチンも、強い抗酸化力を持っていますので、体内の余分な活性酸素を除去してくれます。 「にら」には、セレンも豊富に含まれていますので、抗酸化力の強い栄養素が豊富に含まれている食材のひとつでもあります。 最近、体内の毒素を封じ込める働きがあるケルセチンにより、デトックス(解毒)効果が認められています。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 牛挽肉(熊本県)鶏肉(徳島県)たまご(青森県) にんじん(千葉県山武)長ねぎ(千葉県九十九里) セロリー(静岡県)たまねぎ(北海道) しょうが・ニラ(高知県)たけのこ(熊本県) 【本日の給食】160113 わかめごはん、しゅんゆい、江戸菜のごま和え、みそ汁今日の『しゅんゆい(燻魚)』に使った魚は“まあじ”です。「燻魚(しゅんゆい)」は、字のごとく魚を燻して食べる中華料理です。つまり燻製(くんせい)にするわけですが、燻製にしなくても、魚に下味をつけて、甘辛だれにからませても、今日のようにおいしく食べやすい料理になります。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 あじ(ニュージーランド産) 江戸菜(千葉県)じゃがいも・たまねぎ(北海道) 【本日の給食】160115 おにぎり(磯ごはん・昆布)、すいとん今日の献立は、「炊き出し」です。T先生は、阪神淡路大震災後の災害復旧のボランティアに行って、各地のコンビニから災害救助用に送られた「おにぎり」を食べたそうです。 「食べられるのは幸せと思いつつ、寒い中での冷え切ったおにぎりはなかなか喉を通らなかった」そうです。「温かい食べ物がどれほど欲しかったか、普通に食べられることは幸せなこと」と言われます。 天災は避けられないことであっても、その対処は毎日毎日を懸命に生きることで、見つけられると思います。今日の献立をよく味わって欲しいと思います。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)ちりめんじゃこ(広島県)焼きのり(徳島県) にんじん(千葉県山武)大根(神奈川県) 長ねぎ(埼玉県深谷)さといも(埼玉県入間) ごぼう(青森県)れんこん(佐賀県) 【本日の給食】160119 焼きそば・豚肉と白菜のあんかけ、蜂蜜レモンゼリー今日の『焼きそば・豚肉と白菜のあんかけ』に入っている“白菜”は、淡色野菜ですが見た目より栄養があり、ビタミンC・カリウム・カルシウム・カロチン・食物繊維を多く含みます。 ビタミンCは、風邪の時などに有効です。カリウムは、利尿作用があり、体の余分な熱を冷まし、胃腸の調子がよくないときや胸がムカムカしているときに効果的です。 加熱することで繊維質がやわらかくなり整腸作用もあるので、腸が弱っているときにも安心です。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)きくらげ(大分県) にんじん(千葉県)もやし(神奈川県)白菜(茨城県) にんにく(青森県)レモン(愛媛県) しょうが(高知県)ニラ(長崎県) 【本日の給食】160118 五目ごはん、かき玉汁、大豆の揚げ煮【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)かえり煮干し(長崎県)たまご(青森県) 小松菜(東京都)にんじん(千葉県)たけのこ(福岡県) 【本日の給食】160120 ご飯、ぶり大根、筑前煮“ブリ”は、寒ブリと呼ばれる冬がおいしい魚です。日本では重要な食用魚であり、各地の文化や産業に深くかかわる出世魚です。 出世魚と言われるのは、成長の大きさによって呼び名がかわるからです。東京付近などでは、15cmくらいまでのものをワカシ、40cmくらいをイナダ(夏場においしい)、60cmくらいをワラサ、90cm以上をブリ(夏場は味が落ちる)といいます。 “大根”には、食べ物の消化を促進したり、胃炎や胃潰瘍を予防したりする酵素がたくさん含まれています。 『筑前煮』は、油で鶏肉とにんじん・ごぼう・れんこん・こんにゃくなどを炒め、砂糖・醤油で甘辛く煮た料理です。筑前は、現在の福岡県北部西部にあたる旧国名です。この独特の方法で作られる料理を九州地方以外では「筑前煮」と呼び、九州では『がめ煮』と呼びます。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 天然ぶり(大分県)鶏肉(徳島県) にんじん・れんこん(千葉県)大根(神奈川県) さといも(愛媛県)いんげん(沖縄県) 【本日の給食】160121 ごはん、チキンカツ、パリパリサラダ、味噌汁そこで『がんばって!』の気持ちを込めた今日の献立です。 『チキンカツ(試験に勝つ!)』と、トッピングのジャガイモがパリパリしている『パリパリサラダ(ばりばり頑張る)』です。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)たまご(秋田県)生わかめ(鳴門産) にんじん(千葉県)長ネギ(埼玉県) たまねぎ(北海道)キャベツ(愛知県) じゃがいも(長崎県)きゅうり(宮崎県) 【本日の給食】160122 カレーピラフ、フライドフィッシュ、野菜スープ1982年1月22日に全国学校栄養士協議会が全国の小中学校で一斉にカレー給食を出したことから記念日にしたそうです。 子どもから大人まで幅広い人気をほこるカレーは国民食と言っていいほど、人気があります。日本人は週に1回以上、1年間で約78回はカレーを食べているというデータもあるそうです。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 メルルーサ(アルゼンチン産) にんじん(千葉県)パセリ(静岡県) たまねぎ(北海道)にんにく(青森県) きゃべつ(愛知県)じゃがいも(長崎県) 【本日の給食】160125 うぐいす揚げパン、プレーン揚げパン、ワンタンスープ、牛乳羹給食が始まった頃は、脱脂粉乳と、パンにおかずの組み合わせばかりでした。パンをそのまま食べる方が多い中で、コッペパンを揚げて砂糖をからませる『揚げパン』は、人気のある献立でした。 『うぐいす揚げパン』は、“鶯(ウグイス)きな粉”をまぶしてあります。 “きな粉”は、大豆を原料としています。一般的には黄色大豆から作られますが、今日は“青大豆”を原料としているので、青色のきな粉となります。青色というより緑色(鶯(うぐいす)色(いろ))を呈するので、“鶯(ウグイス)きな粉”という名称が使われています。 料理の世界で、日本語特有の色の名称が食材に使われます。料理名のみならず食材に“色”の名前が反映されることも多いです。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚肉・豚挽肉(熊本県) にんじん(千葉県山武)長ねぎ(埼玉県深谷)もやし(山梨県) 白菜(兵庫県)しょうが(高知県) 【本日の給食】160126 キーマカレー、シーザーサラダ、いよかん九中のカレーの中でも1番人気の「キーマカレー」にしてみました。キーマカレーは、ひき肉を用いたカレーのことです。 「キーマ」は、ヒンディー語やウルドゥー語で「細切り肉、ひき肉」を意味します。玉ねぎやにんじんなどの野菜を“みじん切り”または“あられ切り”にしたものと、ひき肉を炒め、カレー粉などの香辛料と調味料を加えて少量の水で煮込みます。 今日は、たくさんの野菜を炒めたので、野菜の煮汁が大半のとろみとなりました。朝から、カレールーを炒める匂いが充満して、食欲中枢を刺激していました。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚挽肉(熊本県)ソフト鰹削り節(鹿児島県) にんじん(千葉県富里)レタス(静岡県) たまねぎ(北海道)りんご・にんにく(青森県)しょうが(高知県) 伊予かん(愛媛県)きゅうり・ピーマン(宮崎県) 【本日の給食】160127 ごはん、さばの塩焼き、お浸し、冬野菜汁給食に「ごはん」が出るようになったのは、昭和51年(1976年)からです。それまでのパン給食は、おかずを作るだけだったので、ごはんのための炊飯器がない施設が大部分でした。 おかずを作る釜(水が45Lくらい入る)で米を炊きました。ごはんに釜を使ってしまうため、おかずを作る時間がないので献立としては、混ぜごはんが主なごはんでした。現在とは随分違います。 『冬野菜汁』には、“ごぼう”“にんじん”“さといも”“かぶ”“ねぎ”“油揚げ”が入っています。“ごぼう・さいも・かぶ”の旬は、秋から冬にかけてです。 「ごぼう」は、大腸がん、便秘、動脈硬化、糖尿病、滋養強壮に効果があります。「さといも」は、便秘、滋養強壮の他、健胃、肝臓病、高血圧に効果があります。「かぶ」は、体を温めたり、消化促進、がんや精神安定の効能があります。 今の時期にたくさん食べたい食材です。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 さば(イギリス産) にんじん(千葉県山武)かぶ(千葉県東庄) ほうれん草(埼玉県川口)長ねぎ(埼玉県深谷) さといも(埼玉県いるま野) 大根(神奈川県)もやし(山梨県)ごぼう(青森県) 【本日の給食】160128 スゲティミートソース、ポテトのフレンチサラダ、コーヒーゼリー『スパゲティミートソース』は、一番人気のある麺料理です。昔は、スパゲティでなく『ソフト麺』に『ミートソース』をかけるところもありました。学校の調理施設が不備なため、麺は製麺所で作ってもらっていました。 九中では、麺は“アルデンテ”に茹でてから、配食しやすいように1人分ずつ丸めています。ミートソースのおいしさのもとは『玉葱を飴色になるまで炒めて、甘みとコクを出す』ことです。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 牛挽肉(北海道)豚挽肉(熊本県) にんじん(千葉県山武) じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県) レモン(広島県)きゅうり(宮崎県) 【本日の給食】160129 五目おこわ、味噌汁、揚げ出し豆腐『揚げ出し豆腐』は、絹ごし豆腐を蒸し揚げて、充分加熱した後に、デンプンをまぶして低温でジックリ揚げました。出し汁には、すりおろした大根を加えて煮てあります。 味噌汁の実は『なめこ』とねぎ・ワカメです。『なめこ』は、秋にブナやナラなどの枯れ木や切り株に群生します。湿時はおびただしいゼラチン質の粘生物質のムチンが分泌しており、「なめたけ」「ぬめりたけ」と呼ぶ地域もあります。 食用で、味噌汁や蕎麦の具、お浸し、炒め物を始めとして、料理にたくさん使われます。傘の開ききっていないものは、ツルツルとした喉越しが楽しめます。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)生わかめ(鳴門産) にんじん(千葉県山武)大根(神奈川県) 長ねぎ(埼玉県深谷)なめこ(新潟県) しょうが(高知県)たけのこ(熊本県) 【本日の給食】160201 ごはん、青のりふりかけ、スコッチエッグ、コールスローサラダ、みそ汁黄身が真中に来るために、茹でている間、小川チーフはグルグルと釜をかき混ぜ続け、真中にきれいに黄身がある茹で卵を作ってくれました。 家で茹で卵を作る時も、かき混ぜながら作ると、黄身が真ん中にある茹で卵が出来上がります。試してみてください。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚挽肉(熊本県)牛挽肉(北海道) たまご(青森県)青海苔(愛知県) にんじん(千葉県) たまねぎ(北海道)きゃべつ(愛知県) ニラ・きゅうり(宮崎県)じゃがいも(長崎県) 【本日の給食】160202 パエリア、野菜スープ、フルーツポンチパエリアを炊く鍋はとても特徴があります。硬過ぎず、柔らか過ぎずパラッと炊き上げるのが美味しいとされます。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)いか(中国産) にんじん(千葉県多古町) たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)キャベツ(愛知県) レモン(愛媛県)じゃがいも(長崎県)ピーマン・赤ピーマン(宮崎県) 【本日の給食】160108 カレーライス、大根サラダ、コーヒーゼリー1年生は各出身校の栄養士が多少味付け等に手を加えたものの、入学前に中学校の「カレーライス」を食べて「美味しい。」と言ってくれたようです。 『カレーライス』は、九中のリクエストアンケートで一番の人気献立です。 レシピは、3月発行予定の「みんな大好き学校給食―目黒区食育実践事例集」にも載っています。中学生用ですので、そのまま大人用です。 【学校栄養職員:武高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)ソフト鰹削り(鹿児島県) にんじん(千葉県)大根(神奈川県)りんご(長野県) じゃがいも・たまねぎ(北海道) にんにく(青森県)しょうが(高知県) 【本日の給食】(151225)バラの花寿司、かきたま汁、いちご
今日は「クリスマス」で、今年最後の献立は、『バラの花寿司』を作りました。
「太巻き祭り寿司」の一つで、「太巻き祭り寿司」は、千葉県の代表的な郷土料理です。「房総巻き」「房総太巻き寿司」「飾巻き寿司」「花寿司」「祭りずし」とも呼ばれます。 歴史は、寛政12年頃にその原型があったようです。元々は、冠婚葬祭の特別な時のごちそうとして食べられていました。米の名産地と海苔の名産地、大きな漁場があることで発達した料理と言えます。 昨年と同様に、薄焼き卵を230枚焼きましたが、今年はフライパンでなく卵焼き器で焼きました。卵焼き器は、焼き海苔と同じ大きさに焼くことが出来ます。出し巻き卵を作ったり、伊達巻卵を作るのに最適です。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 たまご(青森県)焼きのり(徳島県) にんじん(千葉県山武)小松菜(東京都) いちご(長崎県)いんげん(沖縄県) 【本日の給食】(151224)バターロールパン、フライドチキン、ポテトのケチャップ煮、フレンチサラダ、紅茶ケーキユダヤ歴では日没で日付が変わります。24日の日没で日付が変わり、Xmasとなり夜間礼拝が盛大に行われます。日本ではクリスチャン以外は意味を知らないで、Xmasの前夜祭として、盛大に飲み食いするお祭りとなっています。 給食でも、メインに「鶏の唐揚げ」を、デザートには「紅茶ケーキ」を作りました。 欧米では、感謝祭やクリスマスのご馳走と言うと“七面鳥の丸焼き”となります。かのディケンズの「クリスマスキャロル」でも、改心したスクルージが彼の書記に七面鳥の丸焼きを買い与えます。 給食では七面鳥も買えませんし、鶏の丸焼きでは平等に分けるのが難しいので、今日は「鶏もも肉の唐揚げ」にしました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)たまご(秋田県) にんじん(千葉県山武) じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県) きゃべつ(愛知県)きゅうり(宮崎県) 【本日の給食】(151218)ごはん、ぶりの照り焼き、白菜のおかか煮、田舎汁晩秋に南下する親ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのって美味しいです。この脂(脂質)は良質なEPAやDHAで、脳細胞を活性化して血中コレステロール低下に働きます。成長に従い名前が変わるため、出世魚とも呼ばれる縁起のよい魚です。 今日は『一汁二菜(いちじゅうにさい)』の献立です。字のごとく「汁物1品」「おかず2品」であることを現します。 この呼び方のもとは、「一汁一菜(いちじゅういっさい)」であり、日本における食事での献立の構成の一つです。『主食(白ごはんなど)+汁物(すまし汁・みそ汁など)+おかず1品+香の物』の4種類をセットにして食べます。通常、香の物は数に含まれないため主食以外が「一汁一菜」となります。 一汁一菜は、おかずが一品のみしかない「質素な食事(粗食)」の意味で用いられた言葉でしたが、食生活の欧米化や飽食が問題視されるようになった近年は、むしろ良い意味の言葉とされ、日本の伝統に基づいた形式の「バランスが取れた食事」とされるむきが大きくなっています。 元々は鎌倉時代に禅寺で採られていた質素倹約を重視した食事の形式を指す言葉でした。この食事形式が一般の人々にも広まり、やがて一汁一菜・一汁三菜が日本の店頭的な日常の食事形態として定着するに至りました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 天然ぶり(千葉県) にんじん(千葉県多古町)白菜(茨城県)大根(神奈川県) ごぼう・長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)さといも(愛媛県) |
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