【本日の給食】(151225)バラの花寿司、かきたま汁、いちご

 今日は「クリスマス」で、今年最後の献立は、『バラの花寿司』を作りました。
 「太巻き祭り寿司」の一つで、「太巻き祭り寿司」は、千葉県の代表的な郷土料理です。「房総巻き」「房総太巻き寿司」「飾巻き寿司」「花寿司」「祭りずし」とも呼ばれます。
 歴史は、寛政12年頃にその原型があったようです。元々は、冠婚葬祭の特別な時のごちそうとして食べられていました。米の名産地と海苔の名産地、大きな漁場があることで発達した料理と言えます。
 昨年と同様に、薄焼き卵を230枚焼きましたが、今年はフライパンでなく卵焼き器で焼きました。卵焼き器は、焼き海苔と同じ大きさに焼くことが出来ます。出し巻き卵を作ったり、伊達巻卵を作るのに最適です。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
たまご(青森県)焼きのり(徳島県)
にんじん(千葉県山武)小松菜(東京都)
いちご(長崎県)いんげん(沖縄県)

【本日の給食】(151224)バターロールパン、フライドチキン、ポテトのケチャップ煮、フレンチサラダ、紅茶ケーキ

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 今日は“クリスマスイブ”です。
 ユダヤ歴では日没で日付が変わります。24日の日没で日付が変わり、Xmasとなり夜間礼拝が盛大に行われます。日本ではクリスチャン以外は意味を知らないで、Xmasの前夜祭として、盛大に飲み食いするお祭りとなっています。
 給食でも、メインに「鶏の唐揚げ」を、デザートには「紅茶ケーキ」を作りました。
 欧米では、感謝祭やクリスマスのご馳走と言うと“七面鳥の丸焼き”となります。かのディケンズの「クリスマスキャロル」でも、改心したスクルージが彼の書記に七面鳥の丸焼きを買い与えます。
 給食では七面鳥も買えませんし、鶏の丸焼きでは平等に分けるのが難しいので、今日は「鶏もも肉の唐揚げ」にしました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)たまご(秋田県)
にんじん(千葉県山武)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)きゅうり(宮崎県)

【本日の給食】(151218)ごはん、ぶりの照り焼き、白菜のおかか煮、田舎汁

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 20日の日曜日は『鰤(ぶり)の日』です。12月20日をブリの日とした理由は、一、ブリは漢字で「魚へん」に「師」と書き、「師」は旧暦12月の呼び名の「師走(しわす)」に因(ちな)むこと。二、ブリの旬は12月であることから12月となり、20日と決められたのは「ブ=2」「リ=0」との語呂合わせによるものです。
 晩秋に南下する親ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのって美味しいです。この脂(脂質)は良質なEPAやDHAで、脳細胞を活性化して血中コレステロール低下に働きます。成長に従い名前が変わるため、出世魚とも呼ばれる縁起のよい魚です。
 今日は『一汁二菜(いちじゅうにさい)』の献立です。字のごとく「汁物1品」「おかず2品」であることを現します。
 この呼び方のもとは、「一汁一菜(いちじゅういっさい)」であり、日本における食事での献立の構成の一つです。『主食(白ごはんなど)+汁物(すまし汁・みそ汁など)+おかず1品+香の物』の4種類をセットにして食べます。通常、香の物は数に含まれないため主食以外が「一汁一菜」となります。
 一汁一菜は、おかずが一品のみしかない「質素な食事(粗食)」の意味で用いられた言葉でしたが、食生活の欧米化や飽食が問題視されるようになった近年は、むしろ良い意味の言葉とされ、日本の伝統に基づいた形式の「バランスが取れた食事」とされるむきが大きくなっています。
 元々は鎌倉時代に禅寺で採られていた質素倹約を重視した食事の形式を指す言葉でした。この食事形式が一般の人々にも広まり、やがて一汁一菜・一汁三菜が日本の店頭的な日常の食事形態として定着するに至りました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
天然ぶり(千葉県)
にんじん(千葉県多古町)白菜(茨城県)大根(神奈川県)
ごぼう・長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)さといも(愛媛県)

【本日の給食】(151221)ハヤシライス、シーザーサラダ、りんごのコンポート

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 『ハヤシライス』の名前の由来は、丸善の創始者:早矢仕有的(ハヤシユウテキ)という人が考案した料理だからという説と、「ハッシュドビーフ(牛肉を細切れにする)」が略されてハヤシライスになったという説が、有力です。
 『ハヤシライス』は、薄切りにした牛肉と玉ねぎをバターで炒め、赤ワインとドミグラスソースで煮たものを、ごはんにかけて食べる、日本独自の料理で、代表的な“洋食”のひとつです。今日は、牛肉よりも重量感のある豚肉を使って「ハッシュドポーク」にしてみました。
 たくさんの玉ねぎをじっくり炒め甘味を出し、ドミグラスソースなどは酸味を飛ばして味の丸みを出すためにコトコト煮込みました。
 『りんごのコンポート』の「コンポート(仏語・英語:compote)」は、果物をシロップやワインで煮込んだ菓子のことです。ジャムに比べて、果実そのものの食感や風味が残ります。果実そのものに甘みが少なくおいしく食べられない時などに、コンポートにするのも一工夫だと思います。今日は「白ワイン」でりんごを煮てみました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肉(熊本県)
にんじん(千葉県山武)レタス(静岡県)
たまねぎ(北海道)にんにく・りんご(青森県)
レモン(広島県)きゅうり(宮崎県)

【本日の給食】(151222)磯ごはん、おびてん、小松菜のごま和え、かぼちゃの煮物

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 「飫肥天(おびてん)」とは、宮崎県日南市飫肥地区の郷土料理です。飫肥藩領であった江戸時代に領民たちによって案出されました。もともと飫肥周辺では味噌を使う料理が多く、サトウキビ栽培が始まったことを背景に、味噌と黒砂糖を使う飫肥天誕生となったわけです。
 日向灘の近海で獲れる大衆魚を丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜます。薩摩揚げに似ていて、「揚げかまぼこ」に分類されます。豆腐が入っているので、ふわりとした食感で、少し甘めで独特の味わいがあり、揚げてそのまま食べることが多いです。 
 今日は「八丈島のとびうおミンチ」を使って、作りました。宮崎県と八丈島のコラボです。
 今日は『冬至』なので、『かぼちゃの煮物』を添えました。
 “冬至かぼちゃ”といって、冬至の日にかぼちゃを食べると風邪をひかないという“謂れ(いわれ)”があります。
 “かぼちゃ”は本来、夏が旬ですが、涼しい所に保管すると長期間保存できます。おいしく保存できるのは冬至ごろまでなのと、昔は野菜が少ない冬の栄養源として、かぼちゃの栄養が豊富なところから出たようです。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
とび魚すりみ(八丈島産)ちりめんじゃこ(広島県)たまご(青森県)
ちりめんじゃこ(広島県)生わかめ(鳴門産)
小松菜(東京都)にんじん(千葉県富里)
しょうが(高知県)かぼちゃ(鹿児島県)

【本日の給食】(151217)ハムとチーズのトーストサンド、白菜のクリームシチュー

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 『白菜』は、「冬が旬」の野菜と言われます。旬は10月〜3月なのですが、白菜が鍋物にかかせない食材ということでのイメージがあります。
 淡色野菜ですが、見た目より栄養があり、100g中にビタミンC22mg、カリウム230mg、カルシウム35mg、カロチン13mg、食物繊維1.1mgを含有しています。ビタミンCが豊富なので、風邪のときなどに有効です。
【学校栄養職員:武 高子】

《本日の食材》
豚肉(徳島県)たまご(秋田県)
にんじん(千葉県多古町)白菜(茨城県筑西)
パセリ(静岡県)たまねぎ(北海道)

【本日の給食】(151216)おかかごはん、さばのカレー揚げ、お浸し、じゃがいもと玉ねぎの味噌汁

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 「おかかごはん」に入っている、種実類の「胡麻(ごま)」には、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれます。骨粗しょう症の予防や貧血の改善に効果があります。
 毎日少量ずつ摂取できる優良食品です。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
さば(ノルウェー産)
ほうれん草(千葉県山武)もやし(神奈川県)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)しょうが(高知県)

【本日の給食】(151215)わかめうどん、野沢菜のお焼き

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 今日の『野沢菜のお焼き』は、長野県の郷土料理です。
 小麦粉・そば粉などを水で溶いて煉り、薄く伸ばした皮で、小豆・野菜などで作った餡を包み、焼いたものです。「焼き餅」とも呼ばれます。
 長野県(信州)の名物で、発祥は北信地方・安曇野地方です。急峻な地形や寒冷な気候などの悪条件から米の収穫量が少なかったため、米食の代用品となる粉食品として、そばと共に食べてきました。昔は、囲炉裏の灰の中に埋めて焼いていました。
 九中では、囲炉裏がないので、まず蒸かしてから、ティルティングパンで焼いて焦げ目をつけました。今日の餡は、群馬県産の『野沢菜漬け』で作りました。
 『野沢菜漬け』の“野沢菜”は、アブラナ科の“かぶ”の一種で、長野野沢温泉付近が特産です。“かぶ”なのに、根は食用にならず、茎葉のみを塩漬けにして食べるようになりました。ビタミンA、Cが豊富です。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)生わかめ(鳴門産)
小松菜(東京都葛飾区)にんじん(千葉県多古町)
長ねぎ(埼玉県越谷)野沢菜漬(群馬県前橋)
たまねぎ(北海道)たけのこ(福岡県)

【本日の給食】(151214)カレーライス、油揚げと大根のサラダ、コーヒーゼリー

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 今日の大根は、神奈川県産の「地産地消の大根」です。
 東京の地産地消の野菜は、『江戸川の小松菜』『練馬の大根』などが有名です。しかし、農地がすくない東京での地産地消の野菜となると、八王子などの市部に頼るのが現状です。東京の人口に比べると生産量が少ないため、近県の野菜も流通において東京の地産地消の野菜として扱われます。
 遠距離輸送には大量の燃料・エネルギーを必要とします。そのために、輸送する際にかかるエネルギー・C02排出量等のコストを計算するフードマイレージの観点から考えると、地産地消ならば流通過程が短くなり、それらは不必要なエネルギー消費、排出削減が可能なCO2であると考えることができるからです。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肉(熊本県)
にんじん(千葉県多古町)大根(神奈川県)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
りんご(長野県)しょうが(高知県)

【本日の給食】(151211)豚丼、三平汁、りんご

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 『豚丼』は、開拓の多くを人力に依存し、養豚が始まった“帯広”の料理です。
 豚ロース肉を焼いて、砂糖醤油味の甘辛いたれで味付けしたものを“具”とした丼物です。甘辛いのは、地元産の“テンサイ”を隠し味にしていました。
 『三平汁』も、北海道の郷土料理です。
 北海道で獲れる鮭・ニシン・鱈・ホッケなどの魚の「塩引き」または「糠漬け」を、大根、にんじんなどの根菜類やじゃがいもと一緒に煮た塩汁で、特色は魚自体が含む塩味にあります。野菜の旨み(甘み)と酒粕と少量の味噌のコクが一体となって、体が温まる料理と言えます。
 今日の根菜は「大根・人参」です。どれもビタミン豊富な野菜たちです。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肩ロース肉(熊本県)たら(アラスカ産)
小松菜(東京都)にんじん(千葉県富里)大根(神奈川県)
じゃがいも(北海道)長ねぎ・りんご(青森県)

【本日の給食】(151208)ゆかりじゃこごはん、胡麻味噌田楽、筑前煮、もやしの甘酢

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 今日は『針供養の日』です。
 関西では今日、関東では2月8日に行われ、字の如く“針”を供養する行事です。針の使用を謹んで、針仕事を休み、古針を豆腐やこんにゃく、あるいは餅に刺して、神社で供養したり、川へ流したりするのが一般的であったようです。
 なぜ豆腐やこんにゃくかと言えば、柔らかいもので針に楽をさせ、今までの針の労に感謝するという意味で、この日に芋・大根・焼豆腐・あずき・人参などの煮物料理を食べるのも、こうした縁起からきたものだそうです。
 今日は、メインのおかずとして『田楽』と『筑前煮』にしました。
 九中生は豆腐が好きなので、豆腐に甘い胡麻味噌だれをつけて焼いた“胡麻味噌田楽”にしてみました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)ちりめんじゃこ(広島県)
にんじん(千葉県富里)里芋(埼玉県いるま野)もやし(山梨県)
れんこん(佐賀県)きゅうり(宮崎県)いんげん(沖縄県)

【本日の給食】(151209)フィッシュバーガー、ミネストローネ、ハッシュドポテト

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 『ハッシュドポテト』は、ハッシュブラウン(Hashed browns)とも言われ、英語の本来の発音では、ハッシュ(ト)ブラウンズになります。
 みじん切りしたジャガイモを、小麦粉をつなぎとして、円盤状ないし小判状に成型し、油で揚げた料理です。他の料理の付け合せにも用いられます。
 ジャガイモを主体とした炭水化物(デンプンなど)が豊富で、加えて油で揚げる調理法から高カロリーな食品であり、朝食・昼食など活動エネルギーを得るための食事に好まれる料理といえます。
今日は、ジャガイモの半分を線切り、半分はマッシュにして、半生程度に蒸してから、成型して揚げました。きつね色に仕上がりました。
【学校栄養職員:武高子】

《本日の食材》
メルルーサ(アルゼンチン産)豚肉(熊本県)たまご(青森県)
にんじん(千葉県富里)セロリー(静岡県)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)きゃべつ(愛知県)

【本日の給食】(151210)ナン、チョレ、オニオンリング、コーンサラダ

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 今日はインド料理の『ナン』です。
 『ナン』は自然種で発酵させた生地を、へら型にのばしてタンドゥールと呼ばれる窯(かま)の内壁に貼り付けて焼いたものです。精製した小麦粉を使います。
 日本ではインド料理店などでカレーを食べる際に提供される事が多く、カレーなどのインド料理に付くパンとしてはナンが最も有名であるため、ほとんどの日本人はインドでもナンが一般的だと認識している風潮があります。
 しかし、大きなタンドールを持つ家庭は少ないため、実際には少しの燃料とタワーがあれば焼ける『チャパティ』の方が一般的だそうです。
 九中にはもちろんタンドール窯(かま)がないので、オーブンで焼きました。もちろん、小麦粉(薄力10kg・強力5.5kg)にイーストを混ぜて、捏(こ)ねて、生地(きじ)を作ってから、焼いています。
 食べやすい大きさにちぎってから、付け合わせの『チョレ』をつけて食べても、ひたして「ヒタナン」にして食べるのも美味しいと生徒は言ってくれます。
【学校栄養職員:武高子】

《本日の食材》
にんじん(千葉県富里)たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)しょうが(高知県)きゅうり(宮崎県)トマト(熊本県)

【本日の給食】(151207)いためそば、卵とモズクのスープ、さつまいもとパインのパイ

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 『さつまいもとパインのパイ』の皮は、餃子の皮を使いました。中の具は、さつま芋をふかして、裏ごしします。少量の砂糖と塩で味を整えてから、缶詰のパイナップルを入れて練りました。そして、餃子の皮に包み、揚げたものです。
 ちょっとした工夫で、自分でおやつが作れます。自分で、食材から作れれば、楽しいし、安全だし、美味しいと思います。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肉(熊本県)たまご(青森県)
青のり(愛知県)もずく(沖縄県)
小松菜(東京都)
さつまいも(千葉県多古町)にんじん(千葉県富里)
長ねぎ(千葉県旭市)もやし(山梨県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)しょうが(高知県)

【本日の給食】(151204)豆もやしとチンゲン菜のチャーハン、揚げ餃子、中華コーンスープ

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 今日は、“飲茶”です。“飲茶”は字の如く、茶を飲みながら点心を食べることで、中国広東省・香港・マカオを中心に行われている習慣です。中国の食事は朝夕の2回で、昼には軽く“虫休め”として“点心”をとっていました。
 “点心”は、味によって一.鹹点心(塩味もしくは甘くない)と二.甜点心(甘みのある)に分けられます。一.には、餃子・焼売・包子・春巻・粽・ラーメン・チャーハン等があります。二.には、あんまん・桃まん・胡麻団子・杏仁豆腐・マンゴープリン等があります。
 “茶”は、緑茶と紅茶(発酵茶)とに大別されます。その中間に烏龍茶(半発酵)があり、“香片茶”という緑茶に菊や水仙の花を混ぜたもの、紅茶に荔枝(れいし)やバラの花を混ぜたもの、ジャスミン茶などはこれにあたります。
 大人数のチャーハンを作るため、1クラス分ずつ飯を炊き、1クラス分ずつ炒めました。チャーハンは、卵から炒めますが、卵がダメな人がいるので、別に炒り卵を作って、トッピングすることにしました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)たまご(青森県)
長ねぎ(埼玉県)大豆もやし(栃木県)
にんにく(青森県)
チンゲン菜・きゃべつ(愛知県)
しょうが(高知県)ニラ(長崎県)

【本日の給食】(151203)鮭とほうれん草のパスタ、フレンチサラダ、みかん

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 今日は『みかんの日』です。“旬の果物”です。
 『みかん』は、500年ほど前に九州に日本独自の種なしみかんが誕生し、「温州みかん」と名付けられました。明治時代に一般に栽培され、冬の味覚の代表的なものになっています。
 現在日本には、静岡みかん・熊本みかん・愛媛みかんをはじめ、200種近いみかんがありますが、これらはみな同じ温州みかんの仲間です。同じ品種でも気候風土の違いによってみかんの特徴も異なります。
 果実の中には100g中35mgのビタミンCが含まれていて、“いちご”や“レモン”に比べると決して多くはありませんが、袋や皮がガードしているので、壊れやすいビタミンCを効率的にとることができるのです。
 今日の『パスタ(pasta)』は、「乾麺(かんめん)」でなく「生パスタ」です。いつものようにアルデンテ(食べてみて軽く歯ごたえのある)で茹でました。イタリア料理の主食の一つです。『鮭』は“旬の食材”で脳細胞を活性化するDHAが豊富です。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
生鮭(宮城県沖)
ほうれん草・にんじん(千葉県)きゅうり(埼玉県)きゃべつ(神奈川県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)みかん(広島県)

【本日の給食】(151202)五目ごはん、豆腐入り白玉団子汁、大根の煮物

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 『白玉団子(しらたまだんご)』の原料の「白玉粉」は、もち米を加工したものです。もち米を粉にして、水洗後水に浸してから水切りし、水を加えながら挽き、その乳液をふるいにかけ、沈殿したものを圧搾脱水し、天日乾燥させて作ります。
 寒中に、この沈殿作業を繰り返して乾燥させるため、別名は、「寒晒し(かんざらし)」とも呼ばれます。
 粉の粒子が小さいので、水で練ってゆであがった白玉はつるりとした食感となります。冷めても固くなりません。粉を練るときに、豆腐を使うことで、それがさらに柔らかく弾力を持ちます。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)
にんじん(千葉県)小松菜(埼玉県岩槻)大根(神奈川県)
たまねぎ(北海道)長ねぎ(新潟県)たけのこ(福岡県)

【本日の給食】(151201)チョコチップパン、マカロニグラタン、フレンチサラダ

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 『グラタン』は、オーブン料理の代表的なものです。焦げ皮をはらせるというフランス語の『グラティネ』からきた言葉です。マカロニを入れますが、イタリア料理でなくフランス料理が原点です。
 グラタン皿に、マカロニ・鶏肉・魚介類や野菜を入れ、ホワイトソースあるいはカレーソース、トマトソースなどをかけて、おろしチーズ、パン粉、バターなどをのせてオーブンで焦げ目をつけて焼きます。貝殻やその形をした焼き皿を使った場合は『コキール』と言います。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)
にんじん(千葉県)きゅうり(埼玉県)きゃべつ(神奈川県)
たまねぎ(北海道)

【本日の給食】(151128)高菜ごはん、太平燕(たいぴーえん)、いきなり団子

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 『高菜ごはん』の“高菜(たかな)”には、“高菜漬け”を使っています。
 “高菜”は、【延喜式】にみられる古い野菜で、辛味があって美味です。九州地方に多く、高菜漬けとして漬け物にされますが、漬物にされる幅広、肉厚のものは、明治37年に奈良県に入った青菜(せんさい)が各地に散ったものです。
 『太平燕(たいぴーえん)』は、“熊本県の郷土料理”です。中国から伝来した“麺料理”ですが、主に熊本県で広まりました。熊本県の中華料理店では、メニューに入っていて郷土料理的な存在です。麺といっても、手に入りやすい「春雨」を使うのが特徴です。
 『いきなり団子』は、さつまいもを使った饅頭です。本来は“餡子(あんこ)”を一緒に包みますが、今日はさつまいもを練って餡にして、使いました。
 『いきなり』は、短時間で「いきなり」作れるという意味と、生の芋を調理する「生き成り」という意味が重なっているそうです。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
豚肉・豚挽肉(熊本県)
いか(ペルー産)むきえび(インドネシア産)きくらげ(大分産)
さつまいも(千葉県多古町)にんじん(千葉県富里)はくさい(長野県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)しょうが(高知県)
万能ねぎ(福岡県)高菜漬け(宮崎県)たけのこ(熊本県)

【本日の給食】(151127)吹き寄せごはん、沢煮椀、茶饅頭

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 今日の『吹き寄せごはん』も『沢煮椀』も、“秋”の献立です。
 『吹き寄せ』とは、日本料理の手法の一つです。風で木の葉が吹き寄せられた様子を表します。主に秋から冬の料理に用いられます。野菜、鶏肉、えび、貝、栗、ぎんなんなど各種食品を一緒に料理して一つの器に盛り付けます。この他に、吹き寄せ蒸し、吹き寄せ玉子、吹き寄せ鍋などがあります。
 今日のごはんの具材は、おなかを温め、消化吸収が良く、ビタミンAを豊富に含む“鶏肉”、免疫力や抵抗力を高めるカロチンの“にんじん”、大腸がんを防ぐ食物繊維の“ごぼう”、味の“しめじ”です。
 今日は、デザートに「茶饅頭」を作ってみました。
 饅頭の起源としては、古代中国にて、三国志の時代(3世紀)に食の諸葛亮が「川が荒れているのを鎮めるために人柱を立てて、川の神に人の首を捧げなければならない」という当時に風習を改めるため、小麦粉で作った川に牛と羊の肉をつめたものを人の頭として捧げたのが饅頭の始祖と伝えられています。名前についても、戦術の代物が「蛮頭(ばんとう)」と呼ばれていたものの時代が経つにつれて段々「饅頭(まんとう)」となまってきた、というのが定説です。
 日本にその後饅頭が広まった経緯としては2つの説があり、鎌倉時代(1241年)に聖一国師(臨済宗の僧、聖一〔しょういち〕は花園天皇より賜った諡号)が酒素饅頭を伝えたとも伝えられる一方、1349年に林浄因(宋の高名な文人林和靖の子孫で、中国留学から帰朝した禅僧竜山徳見に伴われて来日、塩瀬姓を名乗って奈良に住み、饅頭を製して商った)とともに伝わり、禅宗にてお茶とともに食べる菓子として広まったとも伝わっています。
 現代では、日本独自の和菓子の一つとして定着しています。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)豚肉(熊本県)きくらげ(大分県)
大根(目黒栗山さん)にんじん(千葉県富里)
ごぼう・長ねぎ(青森県)しめじ(長野県)
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