蔵書点検も無事終わり、いま、１２，３８１冊の本が静かに書棚に並んでいます。読み物は、ぎっしりつめても棚に入りきらず、あふれた本はコンテナボックス５箱にいれて積まれています。「早く借りて〜！」という本の声が聞こえてきそうです。
　コロナ禍でさまざまな制限を受けながらも、活発な活動を維持できたことにほっとしています。読書に対する、ご家庭のご理解とご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

　今日は、６年生の最後の図書の授業でした。毎年、メッセージカードを送るのですが、そこには１年生で最初に借りた本をのせています。
　受け取った６年生は、「なんでこの本借りたんだっけ？」とちょっと照れくさそう。お互いにカードを見合って笑い合い、とても温かな時間が流れました。
「この本、まだあるのかな？」と書棚に行って、現物を探し出す人もいて、思い出に浸っていました。
　卒業に向かっていく日々を、一日一日大切にしたいと思います。

　今週は１〜４年生までに、今年度最後の読み聞かせが行われました。
　ボランティア（八雲本読みグループ）のみなさんが、ていねいに読んでくださるのを、どの学年も、とても集中して聞くことができていました。
　

　３年生は「おもちゃ屋のクィロ―」（ジェームズ・サーバーさく　福音館書店）という本で、アニマシオン（本を使って、クイズやゲームを楽しむ活動）に挑戦しました。
　この本の前半に、数字がたくさん出てくるのですが、それを耳で聞いて覚えます。とてもしっかり聞くことができる３年生は、これはできるだろうと予想していました。
　さらに後半、９つの職業がでてくるのですが、さすがにこれは無理だろうと思っていたところ、みんなの力を合わせて、すべて正解してしまいました。
　さすが３年生、この集中力をもち続けてほしいと思います。

　１年間、全学年が取り組んできた「とばそう！しゃ本だま」。最後を飾っているのは１年生の作品です。
　ひらがなの書き方からスタートした１年生が、自分の好きな本を選んで、お気に入りの場面と、その理由をしっかり書いています。その成長ぶりを、ぜひ見てあげてほしいと思います。