【本日の給食】ごぼうピザトースト、ボルシチ、コーヒーゼリー(141113)ごぼうを野菜として栽培化したのは日本だけです。茨城県と千葉県で全国のほぼ3分の1が生産されています。今度八百屋さんで“ごぼう”の産地を確認してみてください。 ごぼうを切って放置しておくと黒褐色に変色します。これは、ごぼうに含まれているポリフェノールが、酸化酵素のポリフェノールオキシターゼの作用を受けるからです。 ゴワゴワとした歯ごたえは多糖類のイヌリンというものです。体内でブドウ糖に変わりにくく、消化吸収されず、食物繊維として排出されます。このときに腸内の発がん物質を吸着するので、大腸がんの発生率を低くする効果があります。コレステロールも排出してくれるので、動脈硬化の予防にも効果があります。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉・豚挽肉(熊本県) きゃべつ(神奈川県横浜市)パセリ(静岡県) じゃがいも・たまねぎ・にんじん(北海道)にんにく・ごぼう(青森県) 【本日の給食】昆布ごはん、鰺の南蛮漬け、野菜のいりごま、里芋の含め煮(141112)そして、南蛮を経て入ってきた料理には、ねぎや唐辛子を用いたものが多く、また油もよく使われていたため、この名称がつけられました。唐辛子の別名としても用いられます。魚をカリッと揚げたあと、南蛮たれをかけました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 あじ(ニュージーランド産)鶏肉(徳島県)昆布(釧路産) 江戸菜(千葉県)もやし(神奈川県)パセリ(静岡県) たまねぎ・にんじん(北海道)さといも(愛媛県) 【本日の給食】ごはん、蓮根のはさみ揚げ、じゃがいものきんぴら、わかめと寒天のスープ(141110)『蓮根』は、水生植物のハスの肥大した地下茎を食用としたもので、中国が原産地です。在来種と中国種がありますが、中国種が主流で、茨城県が全国の3分の1を生産しています。夏に晴天が多く気温が高かった年ほど豊作です。ビタミンCを100g中55mg、カリウム・鉄・食物繊維も多く含みます。 ビタミンCは疲労回復に効果があり、コラーゲンの生成を促してくれ、丈夫な粘膜を作るので、風邪の予防に有効に働きます。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚挽肉・豚肉(熊本県)鶏肉(徳島県) たまご(秋田県)生わかめ(鳴門産) じゃがいも・にんじん(北海道)ごぼう(青森県)いんげん(山形県) ながねぎ(新潟県)たけのこ(福岡県)れんこん(佐賀県) 【本日の給食】菜飯、吉野汁、大豆の揚げ煮(141107)今から25年ほど前に、北海道十勝の歯医者さんが、「子供たちのように、学校で定期的な歯科検診を受けることのない、歯周病罹患率の高い大人やお年寄りなどを広く対象とした、歯科啓蒙活動、歯科検診などを行うイベントができないだろうか」と考えて、始まった記念日です。丈夫で健康な歯を保つには、毎日の歯磨きと定期健診を心がけたいものです。 それに合わせて『噛み噛み献立』として、『大豆の揚げ煮』を選びました。 『大豆の揚げ煮』は、“大豆”を茹で、でんぷんをからめて揚げ、“じゃこ”は乾煎りして、甘だれにからませました。大豆やじゃこの“効能”も大事ですが、“噛んで”欲しい献立です。 食後にみんなが「歯磨き」して歯を大事にするのと同じように、“顎”を動かすことによる効能も大事にして欲しいです。 顎を強くすることで、歯ぐきの鍛練にもなります。そしてまた顎を動かすことは脳にも刺激を与えることになります。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)かえり煮干し(広島県) 小松菜(東京都)さといも(埼玉県)糸三つ葉(静岡県) しめじ(長野県)にんじん(北海道)大根(青森県) 【本日の給食】カレーうどん、飫肥天、お浸し(141106)江戸時代に領民たちによって案出され、南西諸島からの移住者を中心に19世紀半ばにサトウキビの栽培が始まったことなどを背景に、味噌と黒砂糖を使う「飫肥天」が誕生したと考えられています。 イワシ、アジ、シイラ、サバ、トビウオ、サワラなど日向灘の近海で獲れる 大衆魚を丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜ、味付けに味噌や醤油、黒砂糖を加えて、揚げて作ります。 今日は『八丈島のトビウオ』のすり身を使いました。東京の地産地消の食材で作る「宮崎県の郷土料理」です。【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)とびうおすり身(八丈島産)たまご(青森県) たまねぎ・にんじん(北海道)長ねぎ(青森県) ほうれん草(岩手県)もやし(静岡県)しょうが(高知県) 【本日の給食】ごはん、鯖の南部焼き、二色浸し、茎わかめのきんぴら(141105)ゴマを使った料理名には他に《利久焼き》というものもありますが、南部焼はゴマをそのまま使い、利久焼はゴマを擂り潰してつかいます。 『ゴマ』は、香りがよく、体に良い脂肪を含んでいて、植物の中では“カルシウムの王様”と言われるほど、豊富に含みます。たんぱく質やカリウム・リン・鉄などの微量成分を多く含みます。老化防止に効く“ゴマリグナン”という成分を持っています。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 さば(ノルウェー産)豚肉(熊本県)茎わかめ(鳴門産) もやし(静岡県)にんじん(北海道) ごぼう(青森県)ほうれん草(岩手県) 【本日の給食】ショートニングパン、シシカバブ、青海苔ポテト、フレンチサラダ(141104)両方とも“串焼きのケバブ”で、ケバブ(トルコ)カバーブ(インド・パキスタン・アフガニスタン・アラブ)キャバーブ(イラン)チェバブ(バルカン)と、中東諸国とその周辺地域で供される“肉類をローストして調理する料理の総称”です。 今日の料理は、挽肉をつくね状にして平たい金属製の串に巻いて焼いた“コフタ・カバーブ”です。四角いお肉だけでは、野菜が少なくなってしまうので、この形にしました。【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏挽肉(徳島県)豚挽肉(熊本県)たまご(青森県)青のり(愛知県) たまねぎ・じゃがいも・にんじん(北海道) キャベツ(愛知県)きゅうり(宮崎県) 【本日の給食】チキンピラフ、パンプキンポタージュ、かぼちゃのムース(141031)その行事の中で飾られる「ジャックオーランタン」には、元々は“蕪(かぶ)”でしたが、いつの頃からか“かぼちゃ”が使われるようになりました。 “かぼちゃ”は、緑黄色野菜で、肌荒れ・風邪・がん・むくみを予防する栄養素がたくさん入っています。 合唱コンクールを無事に終えホッとしたからか、天候が不順のせいか、体調を崩している人が増えています。そういう人は、特に食べるように心がけて欲しいと伝えました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)かぼちゃ・たまねぎ・にんじん(北海道)レモン(愛媛県) 【本日の給食】アーモンド揚げパン、チーズホットサンド、すいとん、パインとアロエのヨーグルト和え(141030)野菜その他ありあわせの材料を加えて増量することが出来て、調理が簡単なため、関東大震災や第二次大戦直後の食糧難時代には主食副食兼用の食事として重宝されました。 ただし、当時や昔は“だし汁”をとったりしないので、味は今のものより落ちると考えてよいでしょう。 今日はいつもの『チーズサンド』にひと手間加えて『チーズホットサンド』にしてみました。独特のチーズ臭さが今一つ敬遠されているようなので、チーズを焼いてはさんでみたらと挑戦してみました。感想が楽しみです。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)大根(千葉県) にんじん(北海道)ごぼう(青森県) 長ねぎ(新潟県)さといも(愛媛県)れんこん(佐賀県 【本日の給食】ごはん、みそ汁、さばの塩焼き大根おろし添え、お浸し(141029)“さば”は回遊魚で、産卵のために南下を始める時期の9〜10月には脂肪が身に入り込み、身がしまり風味が格段にあがります。その脂肪には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの高度不飽和脂肪酸が多く含まれています。 相撲の「鯖折り(さばおり)」という技の語源は、釣り上げたさばの鮮度を保つため、エラから指を入れて頭部を上方に折り曲げるという手法がよく取られたことに由来します。【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 さば(ノルウェー産) 大根(千葉県)ほうれん草(埼玉県)もやし(神奈川県) じゃがいも・たまねぎ(北海道) 【本日の給食】炒めそば五目あんかけ、さつまいもの胡麻団子(141028)これは「甘藷先生」と称された江戸時代の蘭学者、青木昆陽の墓が目黒不動の一角にあり、日本ではじめて甘藷(サツマイモ)を栽培した昆陽の遺徳を偲(しの)んで毎年行われているものです。そこで、今日はサツマイモを使った料理として『ゴマ団子』を作りました。 『ゴマ団子』は、甜点心(ティェンテンシン・中国の甘い点心:お菓子)の一種です。本来は、胡麻餡を白玉粉で作った生地で包んで揚げたものですが、今日は、“武バージョン”で、旬の野菜の「さつま芋」と、みんなに積極的に食べて欲しい「インゲン豆」を少々入れて作ってみました。そして、“ゴマ”をたっぷり使いました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)いか(中国産) チンゲン菜(静岡県)白菜(長野県)もやし(栃木県) たまねぎ・にんじん(北海道)さつまいも(徳島県)たけのこ(福岡県) 【本日の給食】お弁当給食(吹き寄せごはん、とりのから揚げ、ブリの照り焼き、菊花和え、スィートポテト)(141025)『吹き寄せ』とは、日本料理の手法の一つです。風で木の葉が吹き寄せられた様子を表します。主に秋から冬の料理に用いられます。今日のごはんの具材は、おなかを温め、消化吸収が良く、ビタミンAを豊富に含む“鶏肉”、免疫力や抵抗力を高めるカロチンの“にんじん”、”、味の“しめじ”、カロチン・ビタミンCの“栗”です。 『照り焼き』は、材料にタレ(照り醤油)を塗りながら照りが出るように焼くこと、または料理です。しょうゆとみりんがアミノカルボニル反応を起こし、美しい照りと、香ばしい香りを出します。はも・ぶり・まぐろ・うなぎなどの身の厚い魚や脂肪の多い魚によく使われます。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)ぶり(京都府舞鶴産)たまご(青森県) さつまいも(千葉県)しめじ(長野県) にんじん(北海道)にんにく(青森県)ほうれん草(山形県) しょうが(高知県)むき栗(愛媛県) 【本日の給食】タンドリーチキンサンド、野菜スープ、アップルゼリー(141024)パンジャブは、夏と冬の気温差が激しい一方で、インド有数の穀倉地帯です。その料理は、土地でとれる良質な小麦や、乳製品を使っての多様な料理で、ムガール料理とともにインドを代表する料理となっています。ムガール料理としても有名な窯焼きのタンドル料理の本場です。 下味のヨーグルトは『ダヒー(ヒンディー語)』と呼ばれます。そのものを食べるほか、料理の下味やカレーを食べる時などにたくさん食べられています。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県) じゃがいも・たまねぎ・にんじん(北海道) にんにく(青森県)きゃべつ(岩手県)しょうが(高知県) 【本日の給食】ナシゴレン、汁ビーフン、牛乳羹(141023)“ナシ=ごはん”“ゴレン=炒める、揚げる”という意味です。“ナンプラー”や“トウバンジャン”で味付けします。 半熟の目玉焼きや、「サテ」と呼ばれる焼き鳥、「クルプック」と呼ばれるエビセンベイを盛り合わせて、食べることもあります。 九中では、「目玉焼き」を付けました。目玉焼きは、みんなが盛り付けやすいように、カップからはずしました。給食は『75度、1分以上』の加熱が必要なので、固焼きの目玉焼きになりました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚肉(熊本県)鶏肉(徳島県)たまご(青森県) むきえび(ミャンマー・インドネシア産) もやし(静岡県)たまねぎ・にんじん(北海道) きゅうり・トマト・にんにく・長ねぎ(青森県) しょうが・ニラ(高知県)たけのこ(徳島県) 【本日の給食】わかめごはん、さんまの胡麻味噌かけ、お浸し、さつまいものレモン煮(141022)“さんま”は、秋が旬の魚です。なので、漢字で『秋刀魚』と書き、「秋」の字が入っています。そして、内臓ごと食べられる新鮮なものが出回るのは今だけです。 “胡麻(ごま)”は、食物の中ではカルシウムの王様といわれるほど、豊富に含んでいます。香りも良いので、胡麻味噌にして、かけてみました。 “さつまいも”も旬の食材です。イモ類の中で最もビタミンCが多く、そのビタミンCは熱を加えても壊れにくいのが特徴です。ビタミンEやカリウム、βカロチンも含み、便秘を解消してコレステロールを取り除く食物繊維が豊富に含まれています。 この中で、カリウムは、身体の中できちんと足りていると、セシウムの吸収を抑えるという効能が注目されています。【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 さんま(北海道・青森県沖太平洋産) さつまいも(千葉県)もやし(静岡県)ほうれん草(岩手県) レモン(広島県)しょうが(高知県) 【本日の給食】テリヤキバーガー、ミネストローネ、フルーツヨーグルト(141021)「バーガー」と「サンド」の違いは、パンの形が「バンズ」のこともありますが、サンドした後に、オーブンで蒸し焼きする手間をかけるところです。なので、今日のオーブンは冷める間がありませんでした。【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)豚肉(熊本県) たまねぎ・にんじん(北海道)にんにく(青森県) きゃべつ(岩手県)セロリ―(長野県)しょうが(高知県) 【本日の給食】キーマカレー、じゃこのカリカリサラダ(141020)「キーマ」は、ヒンディー語やウルドゥー語で「細切り肉、ひき肉」を意味します。玉ねぎやにんじんなどの野菜をみじん切りまたはあられ切りにしたものとひき肉を炒め、カレー粉などの香辛料と調味料を加えて少量の水で煮込みます。今日は、たくさんの野菜を炒めたので、野菜の煮汁が大半のとろみとなりました。 今日の『じゃこ』は“ちりめんじゃこ”です。“いわし”の幼魚を食塩水で煮た後、天日などで干したものです。内蔵・骨ごと食べられるので、カルシウム・無機質を効果的に摂取できます。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 豚挽肉(熊本県)ちりめんじゃこ(宮崎県) きゅうり(青森県)しょうが(高知県)たまねぎ・にんじん(北海道) ピーマン(岩手県)にんにく・りんご(青森県)もやし(静岡県) 【本日の給食】菜飯、吉野汁、ニラ玉あんかけ(141017)『吉野汁(よしのじる)』には、デンプンを使って、トロミがついています。献立名の中にある『吉野』は、本来、奈良県吉野地方でとれる『葛(くず)』を使ってトロミをつけた料理に使っていました。しかし、葛は生産量が少ないためもあり、でんぷんでトロミをつけた料理全般にもつくようになりました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 牛挽肉(北海道)豚もも肉(熊本県)たまご(青森県) 小松菜(東京都葛飾産)切り三つ葉(埼玉県川越産) たまねぎ・にんじん(北海道)大根(青森県) にら(山形県)しめじ・セロリ(長野県) さといも(愛媛県)たけのこ(福岡県) 【本日の給食】ベーコンと野菜のホットサンド、豆腐の変わりスープ、ポテトフライ(141016)“トマト”は、南米ペルーあたりが原産地で、ヨーロッパに16世紀日本には18世紀ごろ入ってきました。ビタミンA、C、Eなどが豊富に含まれています。 とくに多いのがビタミンCで、免疫力を高めたり、細胞同士をつなぐ役割をするコラーゲンを作り出します。その結果、血管はもちろんのこと、歯や骨なども丈夫に保ってくれます。一般にビタミンCは水に溶けやすく、熱にも弱いとされていますが、トマトに含まれるものは、比較的安定して壊れにくいようです。九中では、トマトの皮を「湯むき」して使います。 赤い色を作るβ-カロチンと同じカロチノイド系のリコピンに注目が集まっています。リコピンは体内で活性酸素が増えるのを抑え、体内組織が酸化するのを防ぐ抗酸化作用があることがわかりました。癌は活性酸素によって身体が酸化することにより発生するものなので、リコピンには抗がん作用が期待されます。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 鶏肉(徳島県) きゃべつ(群馬県)じゃがいも・にんじん(北海道) トマト・にんにく・長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)たけのこ(福岡県) 【本日の給食】ごはん、鮭のゆず香焼き、江戸菜のいりごま、じゃがいもの含め煮、なめこのみそ汁(141015)『鮭』は、北海道では“秋アジ”とも言われ、秋に産卵で川に登ります。 『ゆず』は、風味付けに使われる柑橘類です。「鮭の下味」に使いました。焼き上がったら、ほのかに香りました。 【学校栄養職員;武 高子】 《本日の食材》 生鮭(北海道)生わかめ(鳴門産) 江戸菜(千葉県)なめこ(群馬県)もやし(栃木県) |
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