八中日記

6月9日(金) 運動会 作文紹介

公開日
2023/06/09
更新日
2023/06/09

学校行事

 行事の大切さ、行事の目的、生徒の気付きから成長へ。
 運動会を振り返った生徒の素晴らしい作文を紹介します。素敵な生徒が育っています。お読みください。今後も楽しみです。

「運動会とは」
 僕は小学校の頃から、一度も運動会で勝ったことがない。だから毎回、「今年こそは勝ちたい」と思っている。また、去年までは得点や勝敗にこだわりすぎて、運動が苦手な人にきつい言葉をはいてしまう時もあった。しかし、今年の運動会で「運動会は運動が得意な人も苦手な人も、一緒に運動を楽しむ行事」ということに気付いた。
 大縄跳びの練習で、縄に引っかかってしまった時は、「切り替えよう!」や「頑張ろう!」等の前向きな声かけを心掛けた。10回を初めて超えた時は、たった10回なのにみんなと一緒に喜んだ。
 運動会当日、A組は100m走の時点で大きく負けてしまっていた。だけど、誰一人後ろ向きなことは言わなかった。僕は選抜リレーでアンカーを任された。しかし、第3走者からバトンを受け取るとき、バトンを落としてしまった。結果は負け。自分が落とさなければ勝つことができたので、とても落ち込んだ。それでも「誰も気にしていないよ」と周囲の人が励ましてくれて、立ち直ることができた。僕は、その人たちに今でも感謝している。
 今年の運動会で、「全員が楽しまなければ運動会と言えない」ということが分かった。そして、後ろ向きなことを言うことが、みんなの足を引っ張ることだということも分かった。運動会に限らず、これからはその時々の行事の意味をしっかり理解して取り組んでいきたい。そして率先して前向きな姿勢を見せることで、みんなにとって「太陽」のような存在になっていきたいと思う。

2年 加藤 瞭空