新学習指導要領の概要
- 公開日
- 2012/05/08
- 更新日
- 2012/05/08
おしらせ
学習指導要領改訂の基本的考え方
○ 教育基本法改正等で明確になった教育の理念を踏まえ、「生きる力」を育成
○ 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視
−社会の変化等に伴い必要な知識・技能やつまずきやすい内容の確実な習得
−観察・実験やレポートの作成など知識・技能を活用する学習活動、教科等を横断した課題解決的な学習や探究的な活動を充実
○ 道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成
○ 小学校においては、国語・社会・算数・理科・体育の授業時数を6年間で約1割増加し、週当たりの授業時数が低学年で週2コマ、中・高学年で週1コマ増加
○ 中学校においては、国語・社会・数学・理科・保健体育・外国語の授業時数を3年間で約1割増加し、週当たりの授業時数が各学年で週1コマ増加授業時数の増加
1言語活動の充実
− 言語活動は、知的活動(論理や思考)、コミュニケーション、感性・情緒の基盤となるものです。子どもたちの思考力・判断力・表現力等を育むため、国語をはじめ各教科等において、知識・技能を活用してレポートの作成や論述を行うなど、言語の力を高める学習を行います。
2理数教育の充実
− 国際的に通用するカリキュラムにするとともに、新しい科学的知見を取り入れるため、学習内容を充実します。算数・数学では、大切な内容を繰り返して学習することや、学習の中で学んだことを実生活で生かすような学習、理科では、観察や実験を充実します。
3伝統や文化に関する教育の充実
− 国際社会で活躍する人材の育成を図るため、我が国や郷土の伝統や文化について理解を深め、そのよさを継承・発展させるための教育を充実します。
4道徳教育の充実
− 道徳の時間を要として、学校の教育活動全体を通じて子どもたちの道徳性を養います。
5体験活動の充実
− 子どもたちの社会性や豊かな人間性を育むため、小学校では自然の中での集団宿泊活動、中学校では職場体験活動などを充実します。
6外国語教育の充実
− 小学校5、6年生における「外国語活動」の導入、中・高等学校における指導語彙の充実や「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく育成することにより、小・中・高等学校を通じて外国語教育を充実します。
7健やかな体の育成
− 子どもたちが生涯にわたって健康を保持増進するとともに、豊かなスポーツライフを実現する基礎を培うため、健康で安全な生活を営む実践力を育成し、運動の楽しさや喜びを味わうことができるよう体育・保健体育を充実します。
●特別支援学校学習指導要領では、上記に準じた改善のほか、1障害の重度・重複化、多様化への対応、 2自立と社会参加に向けた職業教育の充実、3交流及び共同学習の推進等の改善が図られています。