学校日記

公開日
2025/12/18
更新日
2025/12/18

新聞掲示委員会

月がきれいに見える季節になりました。今回は月に関する短歌を紹介します。

「秋風に たなびく雲の 絶え間より もれいづる月の 影のさやけさ」この歌は、秋風に吹かれて横に長くひき流れる雲の切れ目から、洩れてくる月の光の、澄みきった美しさを詠んでいます。

他にも藤原道長の「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の かけたることも なしと思へば」という、「この世は全て自分の思い通りで、満月のように欠けたところがないほど満ち足りている」 という意味の歌もあり、こちらは藤原道長が自身の権力を示す歌です。娘たちが皆天皇や皇太子の妻になったことを、満月の欠けているところが無いように、欠点のない栄華だと表現しています。

このように、月は古くから歌として詠まれてきているので、ぜひ今月の月をながめてみてください。