20191211 フィッシュバーガー、ミネストローネ、ベークドポテト

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 『ミネストローネ』は、主にトマトを使ったイタリアの野菜スープです。
 イタリアでは、使う野菜も季節や地方によってさまざまであり、決まったレシピはありません。田舎の家庭料理といった趣があります。そのため、トマトを入れていないものでも『ミネストローネ』と呼ばれることもあります。
 材料には、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、キャベツなど色々な野菜を煮込みます。パスタ(ショートパスタやカッペリーニを短く負ったもの)や米を入れることも多いです。

《本日の食材》
メルルーサ(アルゼンチン産)豚肉(熊本県)たまご(青森県)
にんじん(東京)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)
にんにく(青森県)きゃべつ(和歌山県)

20191210 わかめうどん、野沢菜のお焼き

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 今日の『野沢菜のお焼き』は、長野県の郷土料理です。
 小麦粉・そば粉などを水で溶いて煉り、薄く伸ばした皮で、小豆・野菜などで作った餡を包み、焼いたものです。「焼き餅」とも呼ばれます。
 長野県(信州)の名物で、発祥は北信地方・安曇野地方です。急峻な地形や寒冷な気候などの悪条件から米の収穫量が少なかったため、米食の代用品となる粉食品として、そばと共に食べてきました。
 昔は、囲炉裏の灰の中に埋めて焼いていました。九中では、囲炉裏がないので、まず蒸かしてから、ティルティングパンで焼いて焦げ目をつけました。今日の餡は、長野県産の『野沢菜漬け』で作りました。
 『野沢菜漬け』の“野沢菜”は、アブラナ科の“かぶ”の一種で、長野野沢温泉付近が特産です。“かぶ”なのに、根は食用にならず、茎葉のみを塩漬けにして食べるようになりました。ビタミンA、Cが豊富です。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)たまご(青森県)生わかめ(鳴門産)
小松菜(東京都)にんじん(千葉県)野沢菜漬(長野県)
たまねぎ(北海道)長ねぎ(秋田県)たけのこ(福岡県)

20191209 パラウ、野菜のスープ、エンパナーダ

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 今日は『世界ともだちプロジェクト献立』です。
 『パラウ』は、タジキスタン共和国において伝統的に食されてきた料理で、「パラウ」もしくは「オシュ」、一般的には「プロフ(ピラフ)」として知られています。
 黄色のカブやにんじん、さいの目切の肉、米はにんじんや油で黄色もしくはオレンジ色になるまで炒め、炊き上げます。
 『エンパナーダ』は、アルゼンチン共和国の料理です。アルゼンチン全国どこへ行っても食べられる半円形のパイです。
(学校では、材料の都合で三角です。)
 中身の具は、いろいろありますが、主に、肉(牛肉・鶏肉)、ゆで卵、ハム、チーズに、野菜だけ(とうもろこし、たまねぎなど)等の種類があります。今日は、牛肉と玉ねぎにしてみました。

《本日の食材》
牛挽き肉(鹿児島県)豚肉(熊本県)
鶏肉(山梨県)たまご(秋田県)
にんじん・かぶ(千葉県)玉ねぎ(北海道)きゃべつ(愛知県)

20191206 ゆかりじゃこごはん、胡麻味噌田楽、筑前煮、もやしの甘酢

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 日曜日は『針供養の日』です。
 関西では12月8日、関東では2月8日に行われ、字の如く“針”を供養する行事です。針の使用を謹んで、針仕事を休み、古針を豆腐やこんにゃく、あるいは餅に刺して、神社で供養したり、川へ流したりするのが一般的であったようです。
 なぜ豆腐やこんにゃくかと言えば、柔らかいもので針に楽をさせ、今までの針の労に感謝するという意味で、この日に芋・大根・焼豆腐・あずき・人参などの煮物料理を食べるのも、こうした縁起からきたものだそうです。
 今日は、『田楽』と『筑前煮』にしました。九中生は豆腐が好きなので、豆腐に甘い胡麻味噌だれをつけて焼いた“胡麻味噌田楽”にしてみました。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)ちりめんじゃこ(広島県)
れんこん(茨城県)にんじん(千葉県)
里芋・きゅうり(埼玉県)もやし(神奈川県)

20191205 ごはん、味噌汁、ハンバーグ、シーザーサラダ

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 『ハンバーグ』は、正式名称「ハンバーグステーキ」で、ドイツ発祥の肉料理です。起源は、18世紀頃のドイツ・ハンブルクにあり、名前の由来もハンブルクが転訛して、ハンバーグとなりました。
 日本で食べられているハンバーグの原型は外国料理にありますが、オムライス、ナポリタン、ドリアなどと同じく西洋の料理をヒントとし、長年の日本人の好みに合わせた独自の進化を遂げた「洋食」料理の一つと言えます。

《本日の食材》
牛挽き肉(宮崎県)豚挽き肉(熊本県)
たまご(青森県)生わかめ(鳴門)
大根(千葉県)長ねぎ・きゅうり(埼玉県)
玉ねぎ(北海道)レタス(兵庫県)

20191204 おかかごはん、さばのカレー揚げ、お浸し、じゃがいもと玉ねぎの味噌汁

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 「おかかごはん」に入っている、種実類の『胡麻(ごま)』には、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれています。骨粗しょう症の予防や貧血の改善に効果があります。毎日、少量ずつ摂取できる優良食品です。

《本日の食材》
さば(欧州産)生わかめ(鳴門)
ほうれん草(千葉県)もやし(栃木県)なめこ(群馬県)
長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)

20191203 いためそば、卵とモズクのスープ、さつまいもの胡麻団子、みかん

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 今日は『みかんの日』です。“旬の果物”です。
 『みかん』は、500年ほど前に九州に日本独自の種なしみかんが誕生し、「温州みかん」と名付けられました。明治時代に一般に栽培され、冬の味覚の代表的なものになっています。
 現在日本には、静岡みかん・熊本みかん・愛媛みかんをはじめ、200種近いみかんがありますが、これらはみな同じ温州みかんの仲間です。同じ品種でも気候風土の違いによってみかんの特徴も異なります。
 果実の中には100g中35mgのビタミンCが含まれていて、“いちご”や“レモン”に比べると決して多くはありませんが、袋や皮がガードしているので、壊れやすいビタミンCを効率的にとることができるのです。

《本日の食材》
豚肉(熊本県)たまご(秋田県・青森県)
青のり(愛知県)もずく(沖縄県)
小松菜(茨城県)さつまいも(千葉県)
にんじん(埼玉県)もやし(栃木県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)長ねぎ(山形県)
きゃべつ(愛知県)みかん(和歌山県)しょうが(高知県)

20191202 五目ごはん、豆腐入り白玉団子汁、大根の煮物

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 『白玉団子(しらたまだんご)』の原料の「白玉粉」は、もち米を加工したものです。もち米を粉にして、水洗後水に浸してから水切りし、水を加えながら挽き、その乳液をふるいにかけ、沈殿したものを圧搾脱水し、天日乾燥させて作ります。
 寒中に、この沈殿作業を繰り返して乾燥させるため、別名は、「寒晒し(かんざらし)」とも呼ばれます。
 粉の粒子が小さいので、水で練ってゆであがった白玉はつるりとした食感となります。冷めても固くなりません。粉を練るときに、豆腐を使うことで、それがさらに柔らかく弾力を持ちます。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)
にんじん・小松菜(埼玉県)大根(神奈川県)
たまねぎ(北海道)長ねぎ(青森県)たけのこ(福岡県)

20191129 高菜ごはん、太平燕(たいぴーえん)、いきなり団子

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 『高菜ごはん』の“高菜(たかな)”には、“高菜漬け”を使っています。
“高菜”は、【延喜式】にみられる古い野菜で、辛味があって美味です。九州地方に多く、高菜漬けとして漬け物にされますが、漬物にされる幅広、肉厚のものは、明治37年に奈良県に入った青菜(せんさい)が各地に散ったものです。
 『太平燕(たいぴーえん)』は、“熊本県の郷土料理”です。中国から伝来した“麺料理”ですが、主に熊本県で広まりました。熊本県の中華料理店では、メニューに入っていて郷土料理的な存在です。麺といっても、手に入りやすい「春雨」を使うのが特徴です。
 『いきなり団子』は、さつまいもを使った饅頭です。本来は“餡子(あんこ)”を一緒に包みますが、今日はさつまいもを練って餡にして、使いました。
 『いきなり』は、短時間で「いきなり」作れるという意味と、生の芋を調理する「生き成り」という意味が重なっているそうです。

《本日の食材》
豚肉・豚挽肉(熊本県)
いか(ペルー産)むきえび(マレーシア産)
さつまいも・にんじん(千葉県)はくさい・高菜漬け(長野県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)しょうが(高知県)
万能ねぎ・たけのこ(福岡県)

20191128 チキンカレー、フレンチサラダ、りんご

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 『チキンカレー』は、野菜をみじん切りしてよく炒めてカレーソースを作り、チキンはオーブンで焼いて、カレーソースにからめて、ごはんと一緒に食べます。しかし、鶏肉は焼くと半分くらいに目減りしてしまいます。そこで、でん粉を付けてフライドチキンにすることで、肉汁が出ないように工夫してみました。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)鶏肉(山梨県)
にんじん(千葉県)
たまねぎ(北海道)にんにく・りんご(青森県)
りんご(山形県)きゃべつ(愛知県)
しょうが(高知県)ピーマン・きゅうり(宮崎県)

20191127 ごはん、イワシの胡麻みそかけ、もやしの甘酢、ふろふき大根肉味噌あんかけ

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 『ふろふき(風呂吹き)大根』は、厚く輪切りにした大根を柔らかく茹で、熱いうちに練り味噌をつけて食べる料理です。
 昔の風呂は蒸し風呂で、熱くなった体に息を吹きかけると垢(アカ)を掻(カ)きやすいため、息を吹きかけ垢をこすり取る者がいました。それをすることや、その者を「風呂吹き」と呼んでいました。湯気の出る体に息を吹きかける様子と、この料理を食べる時の姿が似ていることから、「風呂吹き」と呼ぶようになりました。
 今日の“大根”は、『青首大根』という青首大根で、もっともポピュラーな品種です。文字通り、首の部分が緑色になるのが特徴。ほどよい大きさで、肉質はやわらかく、おろしても辛味が少なく、煮崩れもしにくいです。
 今日は、目黒区八雲の栗山常子さんが作った採れたての『大根』正真正銘の地場野菜を無償提供していただきました。大根葉も活きが良かったので、無駄にすることなく塩ゆでしてご飯に混ぜました。とても彩りのよいご飯となりました
 全部味わって食べてくれると思います。

《本日の食材》
いわし(千葉県銚子産)鶏ひき肉(山梨県)
青首大根(東京都世田谷区:JA世田谷目黒「栗山常子」)
にんじん(千葉県富里)もやし(静岡県)
しょうが(高知県)きゅうり(宮崎県)

20191126 スパゲティミートソース、ポテトのフレンチサラダ

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 『スパゲティ』は、イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一つで、「紐のように細長いもの」を言います。紐を意味するイタリア語spagoに縮小辞の付いた形(spaghetto)の複数形です。原義どおり、デュラム小麦粉のセモリナを使った紐状のパスタで、断面が円形、太さ2mm弱のものを指します。
 イタリア本国においては数あるパスタの中でヌードルの一種を指す代表的なパスタであり、よく食べられているパスタの一つでもあります。
 現在までの発見されたヨーロッパで最も古いスパゲティの遺物は、チェルヴェーテリで紀元前4世紀のエトルリア人の墓から出土したものです。

《本日の食材》
牛挽き肉(鹿児島県)豚挽き肉(熊本県)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)にんにく・にんじん(青森県)
レモン(広島県)きゅうり(宮崎県)

20191125 ショートニングパン、シシカバブ、青海苔ポテト、フレンチサラダ

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 日本では、インド料理のシークカバブが早くに紹介され、それがトルコ風に訛った“シシカバブ―”という名前で親しまれてきました。近年トルコ料理としての『シュシュカバブ』が紹介され、混同されているようです。
 両方とも“串焼きのケバブ”で、ケバブ(トルコ・スーダン)カバーブ(インド・パキスタン・アフガニスタン・アラブ)キャバーブ(イラン)チェバブ(バルカン)と、中東諸国とその周辺地域で供される“肉類をローストして調理する料理の総称”です。 
 今日の料理は、挽肉をつくね状にして平たい金属製の串に巻いて焼いた“コフタ・カバーブ”です。四角いお肉だけでは、野菜が少なくなってしまうので、この形にしました。

《本日の食材》
鶏挽肉(山梨県)豚挽肉(熊本県)
たまご(青森県)青のり(愛知県)
キャベツ(宮城県)
じゃがいも・たまねぎ(北海道)
にんじん(青森県)きゅうり(宮崎県)

20191122 吹き寄せごはん、沢煮椀、千草焼

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 今日の『吹き寄せごはん』も『沢煮椀』も、“秋”の献立です。
 『吹き寄せ』とは、日本料理の手法の一つです。風で木の葉が吹き寄せられた様子を表します。主に秋から冬の料理に用いられます。野菜、鶏肉、えび、貝、栗、ぎんなんなど各種食品を一緒に料理して一つの器に盛り付けます。この他に、吹き寄せ蒸し、吹き寄せ玉子、吹き寄せ鍋などがあります。
 今日のごはんの具材は、おなかを温め、消化吸収が良く、ビタミンAを豊富に含む“鶏肉”、免疫力や抵抗力を高めるカロチンの“にんじん”、大腸がんを防ぐ食物繊維の“ごぼう”、味の“しめじ”です。

《本日の食材》
豚肉・豚挽き肉(熊本県)鶏肉(青森県)
大根(千葉県)しめじ(長野県)長ねぎ(新潟県)
にんじん(北海道)ごぼう(青森県)たけのこ(福岡県)

20191121 ハムとチーズのホットサンド、ホワイトシチュー、焼きりんご

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 今日の『焼きリンゴ』は、焼き菓子に最適な紅玉(こうぎょく)という種類のりんごで作りました。シナモンバターをたっぷり塗って、焼き上げ、甘酸っぱく、美味しく出来ました。
 「紅玉」は、アメリカより日本へは1871年(明治4年)に開拓使(明治2〜15年の間、北海道開拓を任務として設置された官庁)によって導入されましたが、各地で、六号、三五号、満紅、千成など、いろいろな名前で呼ばれ、混乱をきたしたので、1900年(明治33年)に「紅玉」という名に統一されました。しかし、その後も、青森県の県南地方では満紅と呼んで、津軽地方では千成と言って親しんで来ました。収穫期は10月上旬〜中旬です。
 酸の効いた甘味、さわやかな方向、多汁な口当たり、鮮やかな濃紅色で光沢があり、肥沃な土地でなくともよく生育します。調理用、加工用には、この品種にまさるものがありません。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)
パセリ(長野県)
じゃがいも・にんじん・たまねぎ(北海道)
紅玉りんご(青森県)

20191120 カレーうどん、飫肥天、お浸し

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 今日の『飫肥天(おびてん)』は、宮崎県日南市飫肥地区の郷土料理で、「揚げかまぼこ」に分類されます。
 江戸時代に領民たちによって案出され、南西諸島からの移住者を中心に19世紀半ばにサトウキビの栽培が始まったことなどを背景に、味噌と黒砂糖を使う「飫肥天」が誕生したと考えられています。
 イワシ、アジ、シイラ、サバ、トビウオ、サワラなど日向灘の近海で獲れる大衆魚を丸ごとすり身にしたものに豆腐を混ぜ、味付けに味噌や醤油、黒砂糖を加えて、揚げて作ります。

《本日の食材》
豚肉(熊本県)とびうおすり身(鳥取県)たまご(青森県)
小松菜(茨城県)もやし(栃木県)ほうれん草(千葉県)
たまねぎ・にんじん(北海道)長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)

20191119 ごはん、松風焼き、お浸し、かき玉汁

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 『松風焼き』は、魚のすり身や挽き肉に卵などのつなぎと調味料を混ぜて型に入れ、和菓子の「松風」のように上になる面に「けしの実」や「ごま」などを散らし、オーブンで焼いた料理です。おせちの定番でもあり、引き出物の重詰めにも欠かせない料理です。

《本日の食材》
豚挽き肉(熊本県)雛鳥挽き肉(山梨県)たまご(青森県・秋田県)
小松菜(茨城県)もやし(栃木県)ほうれん草(千葉県)
たまねぎ(北海道)

20191118 ジャンバラヤ、目玉焼き、わかめと寒天のスープ

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 『ジャンバラヤ』は、アメリカのケイジャン料理の一つです。
 「ケイジャン料理」とは、フランス系アメリカ人によって作られた料理で、スパイス(香辛料)が効いています。アメリカ風炊き込みごはんですが、もとは、スペインの“パエリヤ”と言われています。イカ、エビを使ったり、ハム・ソーセージを使ったりします。今日は、鶏肉・イカとウィンナー・チョリソーが入りました。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)いか(ペルー産)
たまご(青森県)生わかめ(鳴門産)
ピーマン(茨城県)
にんじん・たまねぎ(北海道)にんにく・長ねぎ(青森県)
セロリ(愛知県)たけのこ(福岡県)

20191115 親子丼、冬野菜のみそ汁

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 『親子丼(おやこどん)』は、鶏肉・たまねぎなどを「割り下(わりした)」で煮て、卵でとじ、丼飯の上にのせた料理で丼物の一種です。
 『親子丼』というのは、「鶏の肉と鶏の卵を使うこと」に由来します。「親子どんぶり」が本来の呼び名でしょうが、その略称である「親子丼」がよく使われます。丼物のたねを作るときに使う直径16cm前後の浅い鍋の名前は『親子鍋』と言い、「親子丼」が名前の由来だそうです。
 学校では、その鍋で1人分ずつ作ることが不可能なので、グラタン皿を使って工夫してみました。ごはんの上へのせて丼にして食べるのも良し、おかずとして食べても良しで、自分の好みで食べることにしました。
 ちなみに『親子丼』の発祥は、東京の人形町(日本橋)にある軍鶏(しゃも)料理専門店「玉ひで」といわれています。
 5代目当主・山田秀吉の妻「山田とく」が、鳥寿㐂(軍鶏鍋鳥鍋)を食べていた客が鍋の〆に卵でとじてご飯と共に食べて「親子煮」と言っていたのを、食べやすいように飯にかけて一品料理とする事を、明治24年(1891年)に考案しました。
 当初は、シャモの肉と卵をしょうゆとみりんで味付けするというシンプルな鶏肉料理でした。また、生卵を食べる習慣がなかったので、完熟状態のとじ方でした。
 丼物の中では最も低カロリーで、カツ丼と比較すると約2/3カロリーといわれています。そして、鶏肉と卵の組み合わせから「良質タンパク質」をたくさん摂取でき、さらには玉ねぎに含まれるオリゴ糖によって腸内改善の効果も高まります。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)たまご(青森県)
かぶ(千葉県)さといも(埼玉県)糸みつば(静岡県)
たまねぎ(北海道)にんじん・長ねぎ・ごぼう(青森県)

20191114ごぼうピザトースト、ポークシチュー

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 “ごぼう”は、旬の野菜です。中国から薬草として入ってきたもので、日本で改良して、宮廷などで料理に使われてきました。
 ごぼうを野菜として栽培化したのは日本だけです。平成28年の収穫量では1位青森県・2位茨城県で全国のほぼ2分の1が生産されています。今度八百屋さんで“ごぼう”の産地を確認してみてください。
 ごぼうを切って放置しておくと黒褐色に変色します。これは、ごぼうに含まれているポリフェノールが、酸化酵素のポリフェノールオキシターゼの作用を受けるからです。ゴワゴワとした歯ごたえは多糖類のイヌリンというものです。体内でブドウ糖に変わりにくく、消化吸収されず、食物繊維として排出されます。このときに腸内の発がん物質を吸着するので、大腸がんの発生率を低くする効果があります。コレステロールも排出してくれるので、動脈硬化の予防にも効果があります。

《本日の食材》
豚肉・豚挽肉(熊本県)かえり煮干し(長崎県)
パセリ(長野県)
じゃがいも・にんじん・たまねぎ(北海道)
にんにく・ごぼう(青森県)
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