20191011 月見バーガー、ミネストローネ十三夜の名前の意味は、新月から数えて13日目の月を意味することから名づけられました。のちの月とも言い、太陰暦(旧暦)の毎月13日の夜、またその夜の月のことを言いました。 十三夜は十五夜に次ぐ観月の日とされ、十五夜の月を明月と呼ぶのに対し、十三夜の月には名月という字が当てられます。現在は、十五夜も名月を使います。 十五夜(中秋の名月)は、中国が由来の月を鑑賞するイベントですが、十三夜は日本固有のイベントです。十三夜はもともと、収穫を行っている真っただ中である旧暦の9月13日に行うものであることから、秋の収穫のお祭りとして根付いたのではないかといわれています。平安貴族の風習が起源という説もあります。 秋の収穫期に採れる栗や豆を備えるところから『栗名月』『豆名月』の名もあります。十五夜は『芋名月』と呼ばれます。 平安時代の書物『躬恒集(みつねしゅう)』に「清涼殿の南のつまに御清水流れ出でたり、この前栽ささら川あり、縁起十九年九月十三日に月の宴せしめ給ふ」とあり、醍醐天皇の宮中で宇多法皇が観月の宴を行ったと表記されています。これが記録としての最初とされ、ゆえに1000年を超える歴史のあるイベントとなっています。 《本日の食材》 豚肉・豚挽き肉(熊本県)牛挽き肉(鹿児島県)たまご(青森県) きゃべつ(群馬県)セロリー(長野県) にんじん・たまねぎ(北海道)にんにく(青森県) 20191010 ごはん、田舎汁、トンカラリン、お浸し「豚肉」は、ビタミンB1を牛肉の約10倍もふくんでいます。ビタミンB1は、エネルギーの代謝や神経の働きに関係しているので、疲労を回復し、イライラを防ぐ効果があります。 《本日の食材》 豚肉(熊本県) さといも(埼玉県)ほうれん草・もやし(栃木県) にんじん・大根(北海道) にんにく・ごぼう・長ねぎ(青森県)しょうが(高知県) 20191008 菜飯、吉野汁、ニラ玉あんかけ献立名の中にある『吉野』は、本来、奈良県吉野地方でとれる『葛(くず)』を使ってトロミをつけた料理に使っていました。吉野地方が葛の主産地だったからです。しかし、葛は生産量が少ないためもあり、片栗粉でトロミをつけた料理全般にもつくようになりました。 本日は、デンプンを使って、トロミがついています。 《本日の食材》 牛挽肉(鹿児島県)豚肉(熊本県)たまご(青森県) さといも(栃木県)小松菜(茨城県)切り三つ葉(埼玉県) たまねぎ・にんじん・大根(北海道)にら(山形県) しめじ・セロリ(長野県)たけのこ(福岡県) 20191007 長崎チャンポン、杏仁豆腐黒蜜かけ傘鉾・蛇踊り・オランダ船などの日本・中国・オランダなどのお祭り様式がミックスされ、長崎っ子が沸き立つ「くんち」は、1634年(寛永11年)以来385年間受け継がれてきたお祭りです。国の重要無形民俗文化財に指定されています。その舞台となる諏訪神社は長崎の鎮西大社で、通称『お諏訪さん』と親しまれています。 『長崎ちゃんぽん』は、うどんに“かんすい”を入れたコシの強いちゃんぽん麺に、海の幸・山の幸に恵まれた土地柄そのものの汁をかけたものです。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)むきえび(マレーシア)いか(ペルー) 小松菜(東京都)もやし(栃木県)きゃべつ(群馬県) にんじん(北海道)にんにく・長ねぎ(青森県) しょうが(高知県)たけのこ(福岡県) 20191004 ゆかりじゃこごはん、スコッチエッグ、スパゲティサラダ、味噌汁『スパゲティサラダ』はマヨネーズでなく、フレンチドレッシングで和えました。九中では、マヨネーズが苦手な子が多いので、サラダに使うのは九中で作る「タマネギドレッシング」が基本です。一手間かけるので、非常に好評です。 《本日の食材》 牛挽肉(鹿児島県)豚挽肉(熊本県)たまご(青森県) ちりめんじゃこ(広島県)生わかめ(鳴門産) きゅうり(青森県)きゃべつ(長野県) たまねぎ・にんじん(北海道) 20191003 ガーリックトースト、カレーシチュー、オレンジゼリー今日の『ガーリックトースト』は、バターにニンニクをすり込んでから、ソフトフランスパンに塗って焼きました。 “ガーリック”(にんにく)は、ねぎ類の中でもっともにおいが強く、漢方では、“大蒜(たいさん)”といい、体を温める作用のある温薬とされています。疲れ、冷え症に効果抜群です。 インフルエンザ・風邪などによって、体力が消耗されている時、滋養強壮に効果てき面です。夏バテに良いといわれるゆえんは、そこから来ています。 《本日の食材》 豚肉(熊本県) じゃがいも・たまねぎ・にんじん(北海道) にんにく・りんご(青森県) パセリ(長野県)しょうが(高知県) 20191002 鶏飯(ケイハン)、お浸し、リンゴゼリー主食に『鶏飯』、主菜・汁物は丼ものであり、だし汁((スープ)も付いているので選ばず、副菜は『お浸し』、デザートに『リンゴゼリー』となりました。彩りよく、バランスも良かったのですが、ちょっとたんぱく質が少なめだったので、鶏肉を増量した結果、いつもより濃厚なスープができました。 『鶏飯(ケイハン)』は、鹿児島県奄美大島の笠利町周辺にかって存在した郷土料理です。『鶏飯』は、そのころはシロハラなどの野鳥を使っていましたが、幕府の役人をもてなすために地鶏を使うようになりました。 裂いた鶏肉の他に、椎茸・錦糸卵・漬け物などをトッピングし、鶏でとっただし汁をかけて食べる「茶漬け風」の料理です。奄美では、パパイヤの漬け物を使いますが、九中では「東京たくわん」を使いました。 《本日の食材》 鶏肉(山梨県)たまご(青森県) ほうれん草(群馬県)もやし(静岡県)沢庵漬(東京都) しょうが(高知県)万能ネギ(福岡県) 20190930 磯ごはん、千草焼き、揚げ出し豆腐、みそ汁「ちりめんじゃこ」は、イワシ類の仔雑魚を食塩水で似た後、天日などで干した食品で、牛乳とともにカルシウムを多く含む食品の代名詞ともなっています。 「わかめ」は、食物繊維やカルシウウム、リン、鉄、ナトリウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。家庭でも意識して食べると良い食材です。 『揚げ出し豆腐』は、豆腐を蒸して、完全に火が入ってから揚げます。2度火が入ると水が抜け、固くなってしまうので、絹ごし豆腐を使います。口当たりは軽く感じますが、よく噛んで食べます。 《本日の食材》 豚挽肉(熊本県)ちりめんじゃこ(広島県) たまご(青森県)わかめ(鳴門産) じゃがいも・にんじん・たまねぎ(北海道) 大根・長ねぎ(青森県)たけのこ(福岡県) 20190927 オムレツサンド、ポークシチュー『スパニッシュオムレツ』は字のごとく、スペイン風オムレツです。じゃがいも・チーズ・玉ねぎを具材として、卵に混ぜ焼いたものです。本来は、フライパンで平らに丸く焼いたものを楔型(くさびがた)に切って食べます。今日はパンに挟むので四角く切りました。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)たまご(青森県) じゃがいも・たまねぎ・にんじん(北海道)にんにく(青森県) 20190925 ロース勝丼、みそ汁、かぶの香りづけそこで、みんなへの餞(はなむけ)として『ロースカツ丼〔レースに勝つぞ〕』と語呂合わせしてみました。 「豚肉」は、医食同源の国・中国では、肉といえば豚肉を指すほど食卓には欠かせない食材です。ビタミンB1を牛肉の約10倍も含み、それはエネルギー代謝や神経の働きに関係しているので、疲労を回復し、イライラを防ぎます。 明日の朝ごはんは、身体を目覚めさせる温かい物、そしてエネルギー源となる炭水化物を食べると良いと思います。後悔しない1日を過ごして欲しいものです。 《本日の食材》 豚ロース肉(熊本県)鶏肉(山梨県)たまご(青森県) じゃがいも・たまねぎ(北海道)かぶ(青森県)きゃべつ(群馬県)ゆず(静岡県) 20190611 カレーうどん、芋餅、フルーツヨーグルト当初高級料理だった「カレーライス」がだんだんと大衆料理として受け入れられるようになり、洋食屋のカレーライスに対抗して、「うどん屋のカレーうどん」というわけです。 ちなみに「カレーそば」として提供したのは、なんと中目黒の「朝松庵」が初めだそうです。 《本日の食材》 豚肉(熊本県) 小松菜(埼玉県)さつまいも・にんじん・長ねぎ(千葉県) たまねぎ(愛知県) 20190610 ごはん、回鍋肉、春雨スープ、牛乳羹本来のホイコーローは、蒜苗(そんみょう:にんにくの芽)を使ったそうですが、陳建民がホイコーローを日本に広めた際、キャベツを使ってから、日本ではキャベツを使うのが標準になったそうです。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)鶏肉(山梨県) にんにく(青森県)もやし(栃木県) 長ねぎ(千葉県)きゃべつ(神奈川県) にんじん(徳島県)しょうが(高知県)たけのこ(福岡県) 20190607 オムライス、トマトのサラダ、美生柑ケチャップライスの上に「オムレツ(Omelet)」を載せ、半分に切って卵を全体にまぶして食べる料理から、手軽に薄焼き卵で巻いた料理まで、幅広い人気があります。 学校では、たくさん作らなくてはならないため、天板で一度に8人分の薄焼き卵を作ります。そのため四角い薄焼き卵になります。食べるときに自分でライスを巻いて食べます。時間がないとそのまま載せるだけになります。 『トマトサラダ』は、トマトが一番美味しい「季節の料理」です。しっかり冷やしてあるので、オムライスの濃厚な味をさっぱりさせます。 《本日の食材》 鶏肉(徳島県)たまご(青森県) にんじん(千葉県)パセリ(長野県) 美生柑(愛媛県)たまねぎ(兵庫県) ピーマン(宮崎県)トマト(熊本県) 220190606 ジャムバターサンド、アスパラの肉巻きフライ、フライドポテト、フレンチサラダ『グリーンアスパラガス』は、18世紀にオランダ人によって日本に伝わりました。当時は観賞用で、食用として栽培されたのは19世紀に入ってからのことです。 “アスパラ”に含まれているアスパラギン酸は、血圧を下げて毛細血管を拡張し、免疫力を増強します。新陳代謝を盛んにして活力を高め、肌を美しくする働きをします。 『豚肉』は、ビタミンB1を牛肉の約10倍も含んでいて、このB1は、エネルギーの代謝や神経の働きに関係しているので、疲労を回復し、イライラを防ぎます。そして、良質のたんぱく質も豊富なので、細胞を丈夫にする効果があります。 ということで、『アスパラの肉巻フライ』は、疲労回復にもってこいの料理と言えます。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)たまご(秋田県) きゅうり(青森県)にんじん(千葉県)グリーンアスパラ(栃木県) きゃべつ(愛知県)たまねぎ(兵庫県)じゃがいも(長崎県) 20190605 ごはん、鰹の味噌炒め、お浸し、味噌汁“鰹の旬”は二度あり、春から初夏にかけてのあっさりした味を好むか、秋の脂ののった鰹を好むかで、違ってきます。全漁獲量の半分近くは、<かつお節>となります。 《本日の食材》 かつお(静岡県) にんじん・長ねぎ(千葉県)ほうれん草(埼玉県)もやし(静岡県) たまねぎ(兵庫県)しょうが(高知県) ピーマン(宮崎県)たけのこ(鹿児島県) 20190604 昆布ごはん、ニラ玉あんかけ、みそ汁粘質多糖類は食物繊維として作用するために、肥満、糖尿病、心臓病、大腸がん、便秘などに効用があります。 特に“ヨード”を多く含み、そのため甲状腺ホルモンの分泌を促し、心臓や血管の活動、体温の調節などをスムーズにして、新陳代謝をよくします。 《本日の食材》 牛挽肉(鹿児島県)鶏肉(山梨県)たまご(青森県) にんじん(千葉県)セロリー(長野県)ニラ(山形県) たまねぎ(兵庫県)じゃがいも(長崎県)たけのこ(鹿児島県) 20190603 キムチチャーハン、わかめスープ、杏仁豆腐「キムチ」は、白菜などの野菜と塩・唐辛子、魚介の塩辛、ニンニクなどを主に使用して、発酵させた漬物で、かっては朝鮮漬けとも呼ばれました。もともとは朝鮮半島の厳寒期に備えた保存食であり、野菜を塩漬けにしたものから始まりました。 唐辛子が使われるようになり、赤くなったのは、豊臣秀吉が朝鮮に侵攻し、唐辛子をかの地で武器として使ったあとからと言われています。 唐辛子の効能には、身体を温める効果があります。今日の「キムチ」は『はくさいキムチ(アレルゲンフリー)』を使っています。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)たまご(青森県)生わかめ(鳴門産) 小松菜(東京都)にんじん・長ねぎ(千葉県) 20190531 グリンピースごはん、沢煮碗、生揚げの肉野菜あんかけ“旬”のグリンピースの“生”が食べられるのは、今だけです。そして、彩(いろどり)で使うことがある冷凍グリンピースとは、一味違います。 鞘から剝いて、塩茹でして、ごはんに混ぜました。一人10粒くらいだから、食べず嫌いをしないで、食べてみて、味わって欲しいものです。 《本日の食材》 豚肉(熊本県)鶏肉(山梨県) だいこん(千葉県)小松菜・長ねぎ(埼玉県) ごぼう(青森県)たまねぎ(兵庫県)にんじん(徳島県) しょうが(高知県)しめじ(福岡県)グリンピース(鹿児島県) 20190530 コロッケサンド、ミネストローネコロッケの起源の有力説として、フランス料理の“クロケット起源説”がありますが、フランスのクロケットは、ミンチした魚肉や鶏肉などを混ぜたクリームコロッケに近いものが主流です。 コロッケに使うジャガイモは、デンプン質の多い「男爵いも」が食味の点で適しています。 《今日の食材》 豚挽肉(熊本県)たまご(秋田県) にんにく(青森県)きゃべつ(神奈川県)セロリー(長野県) たまねぎ(兵庫県)にんじん(徳島県)じゃがいも(長崎県) 20190529 あじさいごはん、しゃもの甘露煮、ほうれん草のゴマ和え、味噌汁『ししゃもの甘露煮』は、“ししゃも”を唐揚げして、甘だれでからめました。 『胡麻和え』は別名『胡麻よごし』とも言われますが、本当に、せっかくの“ほうれん草”の緑色が少し汚れたように見えます。 《本日の食材》 ししゃも(北欧)黒豆(北海道)さといも(愛媛県) ほうれん草・だいこん・長ねぎ(千葉県) ごぼう(青森県)にんじん(徳島県)生姜(高知県) |
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