20200219 ゆかりじゃこごはん、冬野菜のみそ汁、鯖の塩焼き大根おろし添え、お浸し

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 冬野菜として「さといも」「かぶ」「ごぼう」をみそ汁にいれました。
 「さといも」は短い地下茎が肥大した部分を食用とします。「ずいき」と呼ばれる葉も食用とされます。脳に刺激を与え、肝臓を強くする、便秘にも効くという効能があります。
 「かぶ」はスズナとも呼ばれ、春の七草のひとつで、野生のアブラナの変種です。体を温め消化を促進する、つまり食べすぎや胸やけに効果があります。
 「ごぼう」は中国から薬草として入ってきたもので、日本で改良して、宮廷などで料理に使われてきました。ごぼうを野菜として栽培化したのは日本だけです。がん細胞の発生を抑え、大腸がんを防ぐ効果があります。
 「大根」も秋から冬が旬です。その効能は食べ物の消化を促進したり、胃炎や胃潰瘍を予防したりする酵素をたくさん含んでいます。

《本日の食材》
さば(欧州産)ちりめんじゃこ(広島県)
さといも(東京都)ほうれん草にんじん・かぶ(千葉県)
長ねぎ(埼玉県)大根(神奈川県)もやし(栃木県)
ごぼう(青森県)

20200218 あんかけ焼きそば、ごぼうのから揚げ

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 『ごぼう』は種類によって旬が違いますが、滝川ごぼうなど関東を中心に栽培されている長いものは、晩秋から冬が「旬」になります。
 「ごぼう」の栄養はなんといっても「食物繊維」を豊富に含むところです。便秘解消の効果はもちろん、不溶性食物繊維の「リグニン」は腸内の発がん性物質を吸着し、大腸がんの予防効果があるといわれています。
 下味をつけたごぼうに、でんぷん・小麦粉・ベーキングパウダーで作った衣をつけて、揚げてもらいました。外はサクッとしていますが、中は噛み応えのある食感が楽しめます。

《本日の食材》
豚肉(熊本県)たまご(青森県)きくらげ(大分県)
にんじん(千葉県)もやし(栃木県)
白菜・チンゲン菜(茨城県)
たまねぎ(北海道)ごぼう(青森県)
しょうが(高知県)たけのこ(福岡県)

20202014 コロッケサンド ミネストローネ

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 『コロッケ』は、1887年(明治20年)に、現在のポテトコロッケが『コロッケ』として日本に新しく誕生しました。
 コロッケの起源の有力説として、フランス料理の“クロケット起源説”がありますが、フランスのクロケットは、ミンチした魚肉や鶏肉などを混ぜたクリームコロッケに近いものが主流です。
 コロッケに使うジャガイモは、デンプン質の多い男爵イモが食味の点で適しています。

《本日の食材》
豚肉・豚挽き肉(熊本県)たまご(秋田県)
にんじん(東京都)セロリ(静岡県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)じゃがいも(長崎県)

20200213 鶏飯(ケイハン)、お浸し、みたらし団子

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 今日の『鶏飯(ケイハン)』は、鹿児島県奄美大島の郷土料理です。冬なので、「温かいスープ」とし、冷めにくいように、デンプンでトロミをつけてみました。
 『みたらし団子(御手洗団子)』は、京都市左京区下鴨の加茂御手洗茶屋が発祥です。この店の近所に鎮座する下鴨神社境内の糺すの森(ただすのもり)にある御手洗池の水泡を摸して、団子がつくられたといわれています。

《本日の食材》
鶏肉(徳島県)たまご(秋田県)
東京たくわん(東京)
にんにく(青森県)しょうが(高知県)万能ねぎ(福岡県)
きゅうり(宮崎県)にんじん(鹿児島県)

20200212 スパゲティミートソースかけ、フレンチサラダ、紅茶ケーキ

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 『紅茶ケーキ』には紅茶の葉が入っています。『紅茶』は、伝統的に中国で栽培されていた「チャノキ」の葉から作られていましたが、1823年にインドのアッサム地方で高木になる変種の「アッサムチャ」が発見されました。以後インドやスリランカなどでは後者の栽培が盛んになりました。紅茶の最大の生産国は、インドで、次いでスリランカ、ケニア、トルコ、インドネシアと続きます。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)たまご(秋田県)
にんじん(東京都)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)きゅうり(宮崎県)

20200210 ビビンバ、わかめスープ、韓国白玉(キョンダン)

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 『ビビンバ』は、お隣の韓国の料理です。「ビビム」が混ぜる「パプ」が飯の意味で、より原音に近いカタカナ表記だと『ビビンパプ』となり、韓国風混ぜご飯となります。これは子音で終わる発音法を持たない日本語においては、『ビビンバ』となるのです。
 混ぜごはんとは言うものの、ごはんの上に、ナムルや肉・卵をトッピングして、匙(さじ)[スカラックと言います。]で、よく混ぜ合わせてから食べます。
 「ナムルがおいしいのに、いつも足りない。」と言われるので、今日はちょっと多めです。残菜になってもどって来ないことを祈っています。
 ちなみに【石焼きビビンバ】は日本が発祥で韓国に逆輸入されました。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)たまご(青森県)生わかめ(鳴門産)
にんじん(東京都)ほうれん草(埼玉県)
長ねぎ(千葉県)もやし(静岡県)
にんにく(青森県)しょうが(高知県)

20200207 ごはん、青のりふりかけ、お事汁、スコッチエッグ、フレンチサラダ

 明日は【針供養】の日です。かつて、12月8日と2月8日は「事八日(ことようか)」と呼ばれ、12月8日を事納め、2月8日を事始めとし、事納めには農耕を終え事始めには始めるとされていました。この両日は慎みをもって過ごす日とされ、この日は針仕事を休むべきと考え、使えなくなった(折れたり、曲がったりして)針を神社に納めたり、豆腐や蒟蒻のように柔らかいものに刺して供養して、裁縫の上達を祈りました。
 日本の伝統行事には、食べ物と密接なものが多くあります。そこで今日は、和食の伝統的な基本形である『一汁二菜』の献立にしました。「ごはん」に、「汁物」「2種類のおかず」(主菜・副菜)の組み合わせです。汁物として体を温める『お事汁』、主菜に『スコッチエッグ』、副菜は『フレンチサラダ』にしてみました。
 イギリス料理の一つである『スコッチエッグ』は、殻をむいた固ゆでの卵を、調味したひき肉で包み、フライにしたものです。黄身が真中に来るのがポイントです。
 黄身が真中に来るために、茹でている間、小川チーフはグルグルと釜をかき混ぜ続け、真中にきれいに黄身がある茹で卵を作ってくれました。
 家で茹で卵を作る時も、かき混ぜながら作ると、黄身が真ん中にある茹で卵が出来上がります。試してみてください。
 『お事汁』は、「事八日(ことようか)」に、無病息災を祈って食べる野菜たっぷりのみそ汁です。別名『六質汁(むしつじる)』と呼ばれ、元々は、芋・大根・にんじん・ごぼう・小豆・こんにゃくの6種類の具を入れて作ったみそ汁です。ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、寒い季節に体の芯から温まる伝統の健康長寿食といえます。地方によって、入れる具材はいろいろあるようです。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)牛挽肉(北海道)
たまご(青森県)青海苔(愛知県)
にんじん・大根(千葉県)長ねぎ・きゅうり(埼玉県)
たまねぎ(北海道)ごぼう(青森県)
きゃべつ(愛知県)里芋(愛媛県)
しょうが(高知県)じゃがいも(鹿児島県)

20200206 キーマカレー、フレンチサラダ、コーヒーゼリー

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 『キーマカレー』は、ひき肉を用いたカレーのことです。
 「キーマ」は、ヒンディー語やウルドゥー語で「細切り肉、ひき肉」を意味します。玉ねぎやにんじんなどの野菜を“みじん切り”または“あられ切り”にしたものと、ひき肉を炒め、カレー粉などの香辛料と調味料を加えて少量の水で煮込みます。
 今日は、たくさんの野菜を炒めたので、野菜の煮汁が大半のとろみとなりました。朝から、カレールーを炒める匂いが充満して、食欲中枢を刺激していました。
 『フレンチサラダ』『コーヒーゼリー』は、後期リクエスト副菜デザート上位です。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)ソフト鰹削り節(鹿児島県)
にんじん(千葉県)きゅうり(埼玉県)
たまねぎ(北海道)りんご・にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)しょうが(高知県)ピーマン(宮崎県)

20200204 ジャンバラヤ、目玉焼き、ジュリアンスープ

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 『目玉焼き』は、一番プレーンな卵料理の一つです。平坦な鉄板などに卵を割り入れて焼き、見た目が目玉のようになるところからそう呼ばれます。
 家では、フライパンを使うことが多いでしょう。九中では、鉄板に8個半円にへこんでいる鉄板を使います。片面のみを焼く「サニーサイドアップ(sunny−side UP)」としたいところですが、オーブンでは上手に焼けないので、釜で蒸すことにしました。1釜に1枚しか入らないので、全部で24釜(24回)かかりましたが、とてもきれいに仕上がりました。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)いか(ペルー産)たまご(青森県)
にんじん(千葉県)セロリ(静岡県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
きゃべつ(愛知県)ピーマン(宮崎県)

20200203 恵方巻、鰯のつみれ汁、海苔塩大豆

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 今日は『節分』です。「海苔巻きの日」でもあります。
 そこで行事食として「恵方巻き(えほうまき)」「鰯のつみれ汁」「海苔塩大豆」にしました。
 『恵方巻』とは、起源についてはいくつもの説があり、その一つに、大阪の船場商人による商売繁盛の祈願事として始まったという説があります。
 1年の災いを払うための厄落としとして行われ、節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方)に向かって、目を閉じ、一言もしゃべらず、願い事を思い浮かべながら、まるかじりすると、商売繁盛・無病息災・願い事がかなうなどの意味を持つとされました。
 今年は、『西南西』で、九中の方向の目安は、担任が磁石で調べたら、1・3年は校庭、2年は前方の黒板方向でした。
 節分の豆まきの「大豆」を自分の年の数だけ食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという謂れがあります。『海苔塩大豆』は、学校では豆まきは出来ないので、味に工夫をこらしてみました。

《本日の食材》
いわしすり身(鹿児島県)
鶏挽肉(山梨県)たまご(青森県)
焼き海苔(徳島県)青海苔(愛知県)
大豆(北海道)かんぴょう(栃木県)
小松菜(東京都)にんじん(千葉県)
長ねぎ(埼玉県)大根(神奈川県)きゅうり(群馬県)
しょうが(高知県)

20200131 パエリア、卵スープ、オレンジゼリー

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 『パエリア』は、スペインの代表的な米料理です。
 アジア原産の米は、アラブ人によって地中海沿岸にもたらされました。アフリカから718年アラブ勢がイベリア半島に侵入し、1492年にイスパニア王国が成立するまで、アラブがほとんど全土を支配しました。米がスペインにもたらされたのは、現在「12世紀ルネッサンス」と呼ばれるイスラム文化の華やかな時代でした。
 当時のヨーロッパに比べて、はるかに高度な文化、学術を持っていたアラブ人は、いろいろなものをイベリア半島にもたらしたのでした。荒地であった南部スペインに灌漑技術を導入し、野菜や果物の栽培を広めました。米もその中の一つです。
 アラビア語の米ruzzは、スペイン語でarrozとなり、これから英語でrice、フランス語でriz、ドイツ語でreisが生まれました。
 イベリア半島のカタロニア語でpaellaは、金属製の鍋を指しましたが、それを使って調理する米料理の名前となりました。

《本日の食材》
鶏肉(山梨県)たまご(青森県)
小松菜(東京都)長ねぎ(千葉県)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
赤ピーマン(高知県)ピーマン(宮崎県)

20200130 ピロシキ、ボルシチ、焼きリンゴ

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 今日は、世界ともだちプロジェクトのロシア共和国の代表的な料理「ピロシキ」「ボルシチ」そして「焼きリンゴ」を作りました。
 「ピロシキ」は粉から練った小川チーフの手作りです。朝から具を炒める好い匂いが廊下に充満していました。オーブンは1つしかないのに、美味しいからと揚げずに焼いてくれました。
 今日の具には、春雨が入っていますが、これは、1957年創業の渋谷ロゴスキーの初代料理長・長屋美代が考案し、同店で提供するほか、料理レシピ本や料理講習会によって全国に広まりました。

《本日の食材》
豚肉・豚挽肉(熊本県)牛挽き肉(鹿児島県)たまご(青森県)
にんじん(東京都)
たまねぎ(北海道)にんにく・紅玉(青森県)
きゃべつ(愛知県)じゃがいも(長崎県)

20200129 スゲティミートソース、ポテトのフレンチサラダ、コーヒーゼリー

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 『学校給食週間』第4日目は、生徒の好きな「スパゲティミートソース」と「ポテトのフレンチサラダ」にしました。
 『スパゲティミートソース』は、麺料理の中では一番人気のある麺料理です。昔は、スパゲティでなく『ソフト麺』に『ミートソース』をかけるところもありました。学校の調理施設が不備なため、麺は製麺所で作ってもらっていました。
 九中では、麺は“アルデンテ”に茹でてから、配食しやすいように1人分ずつ丸めています。ミートソースのおいしさのもとは『玉葱を飴色になるまで炒めて、甘みとコクを出す』ことです。

《本日の食材》
豚挽肉(熊本県)
にんじん(東京都)
たまねぎ(北海道)にんにく(青森県)
レモン(広島県)じゃがいも(長崎県)きゅうり(宮崎県)
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