炭酸水素ナトリウムの加熱分解

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 重曹やベイキングソーダともいわれ、水溶液は弱アルカリ性を示し、細かな粒子は水に溶けにくく、熱を加えると気体を発生します。こうした性質から、油汚れや焦げ付きを落とす洗剤のほか、ふくらし粉として身近に利用されています。
 この実験は、2年生理科の定番実験だそうです。試験管に入れた物質をガスバーナーで暖めるだけですが、発生した気体で石灰水が白く濁ったり、生じた液体は塩化コバルト紙(シリカゲル=乾燥剤に入っている青い球と同じ)を赤くしたり、加熱後の物質は水に溶かすとフェノールフタレイン液で赤紫色になったりします。

 生徒同士が近接距離で活動する実験は、感染リスクが高い学習活動とされ、なかなか実施することができませんでした。生徒たちになんとしても実験を体験させたいという先生方の熱意と工夫で、理科の少人数指導が実現しました。通常は4〜5名のグループで行いますが、2つある理科室を両方とも使い、一つの実験机に対し、生徒1〜2名で行いました。そのため、一人の先生は6時間すべての時間で授業することになりました。もう一人の先生は次の学級の実験準備をして授業に備えました。
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