【本日の給食】(151218)ごはん、ぶりの照り焼き、白菜のおかか煮、田舎汁

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 20日の日曜日は『鰤(ぶり)の日』です。12月20日をブリの日とした理由は、一、ブリは漢字で「魚へん」に「師」と書き、「師」は旧暦12月の呼び名の「師走(しわす)」に因(ちな)むこと。二、ブリの旬は12月であることから12月となり、20日と決められたのは「ブ=2」「リ=0」との語呂合わせによるものです。
 晩秋に南下する親ブリは「寒ブリ」と呼ばれ、脂がのって美味しいです。この脂(脂質)は良質なEPAやDHAで、脳細胞を活性化して血中コレステロール低下に働きます。成長に従い名前が変わるため、出世魚とも呼ばれる縁起のよい魚です。
 今日は『一汁二菜(いちじゅうにさい)』の献立です。字のごとく「汁物1品」「おかず2品」であることを現します。
 この呼び方のもとは、「一汁一菜(いちじゅういっさい)」であり、日本における食事での献立の構成の一つです。『主食(白ごはんなど)+汁物(すまし汁・みそ汁など)+おかず1品+香の物』の4種類をセットにして食べます。通常、香の物は数に含まれないため主食以外が「一汁一菜」となります。
 一汁一菜は、おかずが一品のみしかない「質素な食事(粗食)」の意味で用いられた言葉でしたが、食生活の欧米化や飽食が問題視されるようになった近年は、むしろ良い意味の言葉とされ、日本の伝統に基づいた形式の「バランスが取れた食事」とされるむきが大きくなっています。
 元々は鎌倉時代に禅寺で採られていた質素倹約を重視した食事の形式を指す言葉でした。この食事形式が一般の人々にも広まり、やがて一汁一菜・一汁三菜が日本の店頭的な日常の食事形態として定着するに至りました。
【学校栄養職員;武 高子】

《本日の食材》
天然ぶり(千葉県)
にんじん(千葉県多古町)白菜(茨城県)大根(神奈川県)
ごぼう・長ねぎ(青森県)しょうが(高知県)さといも(愛媛県)
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