7月17日(金) 給食室より今日は、長崎県の郷土料理でした。長崎県は鎖国時代に唯一日本で開港していたところで、諸外国の文化や食文化が栄えた場所です。長崎ちゃんぽんも外国の食文化と日本の食文化が混じってできた料理です。今日は皿うどんでした。中華麺を学校で揚げてつくりました。歯ごたえがある麺で噛むと塩味や麺の味が感じられたので、野菜あんの調味は麺とのバランスを考え調整しました。浦上そぼろは、ポルトガル宣教師の勧めから生まれた甘辛い豚肉と野菜の炒め物です。 さて皿うどんは、ここ数年献立には入れていませんでした。課題多き献立でもあるからです。たぶん学校給食の中で、一番咀嚼力を必要とする献立です。やはり今日も児童の様子を見ていると「食べるのに時間がかかる。」「噛めない。」「顎が痛い。」「どうやって食べればいいかわからない。」などマイナスの感想ばかりでした。 普段噛むことを意識したり、噛む食材を食べる経験が少なくなっているのでしょうか? とても心配になりました。最近では、トーストの耳も固くて食べられないといった児童も見受けられます。噛むことは人間の健康にとってとても重要なことです。唾液の分泌がよくなり、消化を助け、口腔内を清潔にする働きがあります。また、頭や脳の刺激が顔の筋肉の発育を促します。まさに今この成長期に噛む経験をたくさんすることが大切なのです。今後も噛む献立を取り入れる他にも噛むことの大切さを児童に発信していきたいと思います。 <今日の給食の食材> 豚肉・・・鹿児島県 鶏がら・・・鳥取県 いか、にんにく、ごぼう、人参・・・青森県 生姜・・・高知県 玉ねぎ、もやし・・・愛知県 キャベツ・・・長野県 にら・・・栃木県 えび・・・インドネシア |
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