12月16日 冬野菜カレー、茹で野菜のレモンしょうゆかけ、フルーツポンチ、牛乳冬野菜には「甘い」という特徴があります。寒い季節に温度が下がったり、霜が降りると甘くなります。それは野菜には90〜95%が水分なので、葉の中にある糖分を増やして、寒い冬でも凍らないようにするためです。冬は人間も動物も同様に軽い冬眠状態に入って新陳代謝が悪くなってしまいます。そこで繊維質を含むごぼうが消化を促したり、大根はビタミンを補給してくれるので、冷えた体を温めます。ブロッコリーにはビタミンCがレモンよりも含まれているので、風邪予防にも効果があります。 カレーにはごぼうがたくさん入るため、鉄釜だと鉄と反応して黒くなる可能性があるのでチーフの提案でティルティングで作ってくれました。 今日は5年生が連合音楽会の打ち上げでプレイルームでみんなで給食を食べました。2組は家庭科の調理実習の後でおなかいっぱいだったようですが、予想より食べてくれました。クイズや先生からの出し物があったりと始終楽しそうな雰囲気でした。 ★今日の食材の産地★ 玉葱・・・北海道 にんにく・・・青森 生姜・・・熊本 人参・・・千葉 大根・・・神奈川 ごぼう・・・茨城 しめじ・・・長野 ブロッコリー・・・愛知 キャベツ・・・千葉 胡瓜・・・埼玉 レモン・・・広島 鶏肉・・・鹿児島 12月15日 二食パン、ニョッキ・ポモドーロ、かりかりベーコンのサラダ、牛乳ニョッキとは、じゃがいもを蒸してマッシュしたものに、薄力粉・卵・塩を混ぜて、1つ1つ丸めて潰してゆでたパスタの一種です。ニョッキとはイタリア語で『塊』という意味で、古代ローマ時代から作られてきました。最初は小麦粉から作られていたのですが 、1800年にアメリカから伝わってきたじゃがいもがたくさんとれるようになってから今のじゃがいもで作るニョッキが開発されました。最近では、かぼちゃやさつまいもなどのニョッキが作られます。今日は全校で22kgのじゃがいもを使用し2000個近いニョッキを丸めて作りました。ちぎる人、丸める人、フォークで潰す人にわかれて行いましたが、かなり急いでやっても一時間ほどかかりました。主食が二色サンドと塗り物だったので、人出が足りなかったです。かかる時間と手間を考えて献立を組み合わせないといけないと反省しました。今日は調理師さんが頑張って下ったのでちゃんと時間内に出すことができました。 ニョッキは沸騰したお湯でゆでて、別の釜で作ったトマトソースに和えます。少し玉葱の香りが強いかと心配しましたが、直前まで煮ていたのでそれほど気にならなかったです。高学年の子供たちは比較的よく食べてくれましたが、1年生は食感がぷにぷにしてて苦手という子と、トマトソースが酸っぱすぎて苦手という子がいました。バジルなども入っているので確かに大人の味だったかもしれません。 かりかりベーコンのサラダは、ベーコンの香りが強く出たドレッシングがかかっており、このサラダ美味しい!と声をかけてくれる子供が何人もいました。 ★今日の食材の産地★ じゃがいも・・・北海道 にんいく・・・青森 玉ねぎ・・・北海道 もやし・・・栃木 きゅうり・・・埼玉 にんじん・・・千葉 鶏ガラ・・・青森 ベーコン・・・茨城・群馬・千葉 12月14日 ごまご飯、鮭のチャンチャン焼き、味噌汁、胡瓜と大根のサラダ、牛乳今日は北海道漂津市の鮭を使いました。ホイルをひき、鮭をのせて、キャベツ・玉葱・人参・ホールコーンなどをのせ、味噌タレをのせて焼きます。味噌タレは、味噌にみりん・しょうゆ・バター・砂糖などを入れて作りました。 チャンチャン焼きという名前の由来は定かではありませんが、 ・お父ちゃんが焼いているから ・ちゃちゃっと作れるから ・鮭を焼く時にチャンチャンという音を立てるから など様々な説があります。 北海道では昔から鮭が重要な魚と言われてきました。先住民アイヌ民族や、本土から来た開拓者も鮭のことを「神の魚」と呼んでいたそうです。 子供たちには甘い味噌タレが美味しかったらしく、教室を回ると鮭が甘くておいしいですという声が聞けました。中には味噌の香りが苦手という子もいましたが、頑張って食べてくれました。 ★今日の食材の産地★ 鮭・・・北海道 じゃがいも・・・北海道 ネギ・・・埼玉 キャベツ・・・千葉 玉葱・・・北海道 人参・・・千葉 胡瓜・・・埼玉 大根・・・神奈川 12月13日 手作りウインナーロール、ボルシチ、プルーンヨーグルト、牛乳13日は朝から手作りパンを作りました。強力粉・薄力粉・イーストフード・卵・牛乳・バターを大きなタライに入れてこねます。10人分作るのとはわけが違い、300人分の生地を作るのは材料も混ざりにくく、半分にして作っても大変力のいる作業です。今日はチーフが全員分の生地を作ってくれました。釜にお湯をはって40度くらいに保ち、タライごとお湯の中につけます。乾燥しないようにラップをして1時間ほど発酵させます。その後は、生地を1人分に分け、細長い形を作り水と卵を混ぜた液につけたウインナーをのせます。生地がよく膨らみウインナーがとれてしまったものもありましたが、ほとんどがくっついていました。ウインナーは予想以上に大きく1年生には大きすぎたかもしれません。焼いている時には膨らんで張りがあったのですが、冷めてしわしわになってしまったのが残念でした。ケチャップ・ウスターソース・マスタードを混ぜたソースをかけて食べます。 この日は栄養士が午後からお休みをいただいていたため、直接感想は聞けませんでしたが、給食室のみなさんへとうコメントシートには「今日のウインナーロールは本当に美味しかったです」「手作りホットドックができるなんてさすが田道小学校の給食だと思いました」などたくさんのうれしい感想が寄せられていました。確かに手作りはどの学校でもできるものではないので、子供たちにも自慢の給食として出します。手作りの温かみを食べて感じてほしいなと思います。 ボルシチは赤大根のビーツが入ったウクライナのスープです。ビーツは2kgしか使っていないのですが、赤い色がよくでていました。スープはトマトベースで、仕上げにたっぷりのバターとサワークリームを入れるので、甘みとコクのあるスープになりました。野菜と鶏ガラのうまみが詰まっていました。残食はほとんどありませんでした。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 セロリ・・・静岡 玉葱・・・北海道 人参・・・千葉 ビーツ・・・長野 じゃがいも・・・北海道 キャベツ・・・千葉 豚肉・・・茨城 12月12日 どんどろけめし、つみれ汁、ふかし芋、牛乳どんどろけめしは、炒めた豆腐・人参・ごぼうなどと米を一緒に炊いたご飯です。『どんどろけ』とは、鳥取の方言で『雷』という意味です。豆腐を油で炒める時にでる「バチバチ」という音が雷に似ているためこう呼ばれます。豆腐の香ばしい音が鼻に抜けて、普通の炊き込みご飯よりも塩分が控え目ですが、しっかり味があります。ただ少し水分が少なく、食べる時にはのどにつまりそうになったのが残念でした。汁と一緒に食べれば全く問題ないのですが、さつまいももものどに詰まりやすいため、組み合わせとしてはよくなかったかもしれません。さつまいもや蒸しパンなど和菓子はうどんなど汁ものと合せる方がいいと改めて思いました。 イワシのつみれ汁は、鹿児島県産のイワシのつみれを使用しています。今日はネギ・あかみそ・卵などと混ぜて団子を作り、一回お湯に落としてからスープに入れています。団子を入れながら浮いてきた団子をとるので、調理師さんが1つ1つ温度を確認しながら作ってくれました。大変な作業ですが、生ではないことを確認するために大切な作業です。つみれの団子を苦手にしている子が多く、配膳する時に「この団子いれないで」という子が何人かいました。魚独特の歯触りと香りがするので、苦手なのもわかりますが、さすがにつみれなしの汁はだめだと思い「1つは食べようね」というとわかったと言って、食べてくれました。少しづつでもいいので、苦手を克服して欲しいなと思います。 ふかし芋は、千葉県産のベニアズマという品種を使いました。スチームオーブンで蒸したため、じっくりと温度が上がり甘く仕上がっています。大きい芋だったので量が多いかなと心配したのですが、子供たちにも好評でたくさん食べてくれました。「スイートポテトは苦手だけど、これなら美味しい」という子もいて、砂糖の甘さよりも自然の芋の甘さを心地よく感じてくれてうれしいなと思いました。 ★今日の食材の産地★ いわし・・・鹿児島 人参・・・千葉 万能ねぎ・・・福岡 大根・・・神奈川 ネギ・・・山形 小松菜・・・埼玉 生姜・・・高知 さつま芋・・・千葉 12月9日 きびごはん、ぶり大根、ミネラルサラダ、みかん、牛乳
今日は和食の給食です。
メインのぶり大根は、富山県の郷土料理です。富山では、ぶりが水揚げされ、大根の産地でもあるので、その2つを組み合わせた料理です。脂の乗ったぶりにさっぱりとした大根がよく合います。今日は長崎県産のぶりと千葉産の大根を使用しました。朝からチーフがじっくり煮てくれたので、魚全体に味がしみ込み、白いご飯もぱくぱく進む味付けになりました。 ミネラルサラダには、大豆・ひじき・人参などが入っています。量が全体的に多く、よそり切れていないクラスがたくさんありました。普段意識しないと日常でミネラルを摂取するのは難しいので、給食では意識して藻類や種実類を入れています。量は多かったのですが、残菜は少なくみんなよく食べてくれていました。 一年生はお誕生日会ということで、椅子で丸い縁を作って食べていました。いつにも増してみんなの笑顔が多いと思いました。 ★今日の食材の産地★ ぶり・・・長崎 しょうが・・・高知 長ねぎ・・・栃木 大根・・・千葉 人参・・・千葉 胡瓜・・・千葉 12月8日 ご飯、スンドゥブ・チゲ、じゃがいものお焼き、海藻サラダ、牛乳スンドゥブとは、韓国の豆腐の一種で、日本のおぼろ豆腐と似ているやわらかい豆腐です。チゲとは鍋という意味です。アメリカなどの海外では日本の食品が健康食品として人気が高まっており、コリアタウンにはスンドゥブの専門店があります。今日は豚肉・キムチ・えのき・長ねぎ・えび・絹ごし豆腐などの具を入れて、白みそ・赤みそ・コチュジャン・しょうゆなどで味付けをしています。キムチやコチュジャンが入っていますが、辛さは控え目です。 お焼きは、蒸したじゃがいもをつぶして、乾燥マッシュポテト・牛乳・脱脂粉乳・でん粉・ホールコーン・バターなどを混ぜて成型してオーブンで焼いています。調理師さんが1つ1つ丁寧に丸めてくれました。中身はバターの香りが強く洋風なのですが、かけるタレが醤油ベースの和風なので、なんとも不思議な組み合わせです。砂糖はタレにしか入れていないのですが、甘みが強く、子供たちからも「デザートみたいで美味しい」と大好評でした。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 白菜・・・長野 えのき・・・長野 にら・・・栃木 長ねぎ・・・栃木 胡瓜・・・千葉 人参・・・千葉 もやし・・・栃木 じゃがいも・・・北海道 豚バラ・・・鹿児島 12月7日 セサミパン、グヤーシュ、カラフルサラダ、パンナコッタ、牛乳ハンガリーは中央ヨーロッパにある、8カ国に囲まれた内陸国です。ハンガリーでは昔から放牧や農業が盛んでした。出かけてから自宅に帰ってご飯を食べる手間を省くために、外に釜を置き、大量に作っていたことがグヤーシュの起源と言われています。豚肉・人参・玉葱・大根・赤パプリカなどの具を炒めて、たっぷりのトマトとパプリカパウダーを入れて煮込んでいます。4.7kgと給食にしては多めの赤ワインも入れています。2時間ほど加熱し、しっかりアルコールは飛ばしました。 パプリカは、唐辛子の辛味成分を遺伝子的にぬかしたものなので、ピーマンやしし唐と同じく、果実に辛みを持たない唐辛子の一種です。パプリカを作って育てたのはハンガリーで、今でも一大生産地として知られており、ハンガリーの家庭料理にパプリカは欠かせません。 バターや肉が多めに入っていますが、トマトベースでさっぱりした味です。食べやすいのですが、子供たちには少し酸味が強かったようで、トマトが苦手という子には食べにくいメニューだったかもしれません。少し砂糖を足しましたが、あまり甘くし過ぎると本当のグヤーシュから遠のいてしまうと思い、あまり足せませんでした。子供たちには美味しく食べてもらいたいけど、本物に近い味を食べてもらいたいので、悩ましいなと思います。 カラフルサラダは、ブロッコリー・カリフラワー・赤ピーマン・人参・コーンに、玉葱ドレッシングをかけています。味はさっぱりとしていて美味しく、見た目も鮮やかでパーティーなどで出したら喜ばれそうだと思いました。ブロッコリーがクリスマスのツリーを連想させてくれます。 デザートはイチゴソースをのせたパンナコッタです。まだイチゴが高い時期なので、イチゴジャムのソースで代用しています。生クリームと牛乳を混ぜて固めたお手軽な手作りデザートで、児童からも大好評でした。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・千葉 大根・・・神奈川 赤ピーマン・・・宮崎 玉葱・・・北海道 にんにく・・・青森 ブロッコリー・・・愛知 カリフラワー・・・福岡 鶏ガラ・・・青森 豚骨・・・青森 12月6日 じゃこふりかけご飯、味噌汁、おからハンバーグ、ごま和え、牛乳おからは日本・中国・韓国など、東アジアではよく食べられる特有の食品です。豆腐を製造する過程で作られる、大豆から豆乳を搾った後に残ったもので、のこりかすという意味があります。本来は捨てるはずのものなので低価格で栄養が豊富で、庶民的な食品として古くは江戸時代から食されています。現在では食べる量が減り、品質の劣化がひどいため、ほとんどが家畜のえさになっています。今日は鶏ひき肉・ひじき・人参・干し椎茸・長ねぎ・しょうが・たまごなどと混ぜて、ハンバーグにしました。鶏肉だけを使うよりふわふわした食感となります。 大豆にはフォスファチジルコリンという物質が含まれており、人の記憶力を高める力があります。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 たまねぎ・・・北海道 キャベツ・・・神奈川 しめじ・・・長野 鶏肉・・・鹿児島 12月5日 キャベツとしめじのスープスパゲティー、さつまいもの秋味サラダ、ラ・フランス、牛乳しめじとキャベツのスパゲティーには、14kgのキャベツと4kgのシメジを使っています。鶏ガラでとったスープとさっぱりした具がよく合いました。残りはほとんどありませんでした。 さつまいもの秋味サラダは、さつまいも・ブロッコリー・人参の具に、マヨネーズとすりごまのドレッシングを混ぜたサラダです。 さつまいもの品種は紅あずまです。さつまいもの主成分はでん粉ですが、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCはリンゴの10倍含まれており、細胞の結合を強化するコラーゲン生成を助ける機能や、免疫を強化して風邪を予防する働きがあります。先週から急に冷え込んできたので、風邪予防が大切な今の季節にぴったりの食品です。 子供たちには、マヨネーズとごまの組み合わせが珍しかったようで、これ何の味?と何度も聞かれました。スパゲティーは味付けも材料もシンプルだったためか全然質問がなかったので、少しさみしかったです。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 たまねぎ・・・北海道 人参・・・千葉 キャベツ・・・神奈川 しめじ・・・長野 さつまいも・・・千葉 ブロッコリー・・・愛知 玉葱・・・愛知 鶏ガラ・・・青森 ベーコン・・・茨城群馬千葉 12月2日 雑穀ご飯、さばのぬかみそ炊き、チンゲンサイのじゃこ炒め、すまし汁、牛乳鯖のぬかみそ炊きは、ぬか漬けを作る時に使用するぬかを入れて煮ます。ぬかみそには乳酸菌、塩分、野菜のうまみがたっぷりと含まれており、食品の保存性を高めるため昔から料理に使われてきたそうです。また醤油・砂糖・みりんなどと併せて炊くことによって、ぬか本来の香りも気にならず、魚の臭みを消してくれます。今回は市販のぬか漬け用のぬかを使用したため、野菜のうまみなどはなかったのですが、ぬか床をお持ちの家庭があれば試していただきたいと思いました。 子供たちに「これはぬかなんだよ。ぬかって知ってる??」と聞くと、ほとんどの子が知らないと答えました。「ぬか漬って知ってる??」と聞くと、「知ってる!家でも食べる!!」と答えてくれる子が多かったです。ぬかみそ炊きと聞いたら「ええっ、あのぬかみそで魚を炊くの??!美味しいの?!」といった驚きを期待していたのですが、そもそもぬかを知らない子が多かったです。今時うちにぬか床を持っている人は少ないと思いますが、ぜひ手作りの味を子供たちに体験させてあげたいなと思いました。 チンゲンサイのじゃこ炒めにはたっぷり14kgのチンゲンサイを使いました。1年生の教室を回ると半分くらいの子供が残しており、「野菜が苦い」と渋い顔をしている子供たちがたくさんいました。確かに少し苦かったので申し訳なかったと思いますが、チンゲンサイはこの時期が旬なので、その体験をさせてあげてよかったなと思います。 ★今日の食材の産地★ ねぎ・・・山形 ニラ・・・茨城 チンゲン菜・・・茨城 にんじん・・・千葉 鯖・・・アメリカ 12月1日 ちゃんこうどん、五平餅、リンゴ、牛乳ちゃんことは、本来『力士』全般を指します。力士の料理として知られるちゃんこ鍋は、鶏ガラで出汁を取ることが多いです。相撲では、『手をつくこと』が『負ける』ことを意味します。鶏は人間と同じように二本足で立つことから“手をつかない”=“負けない”という縁起を担いでいます。今日は鶏ガラ出汁ではなく、圧削り節を使っています。仕上げにたっぷりのおろしにんにくとニラを入れているので、相撲選手にぴったりのパワーみなぎるうどんになりました。 五平餅は、岐阜や愛知など中部地方南部の地方に伝わる郷土料理です。昔はその土地を三河と呼んでいました。神に捧げる御幣という飾りに形が似ていることが名前の由来と言われています。五平餅は江戸時代中期に作られました。今日はごま・くるみ・ピーナッツを入れて香ばしい五平餅にしています。餅と言っても、普通のご飯で作っているので、焼きおにぎりに近いです。子供たちも、これ焼きおにぎりみたいだねと言っていました。 またデザートは今年最後のリンゴです。今日のりんごは、青森県の斉藤農園さんのふじだったのです。蜜がたっぷりと詰まっており、甘くておいしくいただきました。この時期だけの贅沢な果物を子供たちに堪能してもらいよかったなと思います。 今日のランチルームは一年生が使いました。給食委員さんの発表を熱心に聞いており、クイズも真剣に考えて取り組んでいました。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・千葉 大根・・・千葉 白菜・・・茨城 ネギ・・・山形 にら・・・栃木 にんにく・・・青森 鶏肉・・・鹿児島 11月30日 さつまいもご飯、ぶりのごまみそ焼き、ほうれん草の白和え、すまし汁、牛乳昨日はこれからが旬のぶりがメインの和食でした。 寒ブリの旬は、富山湾あたりでは12月から、能登半島では1月と言われています。ぶりは北海道から九州まで、日本沿岸に分布しています。沿岸を回遊しながら、小魚を食べて、春から夏に北上し、秋から冬に南下します。今回は長崎で水揚げされたぶりを使っています。ぶりは脂が多い魚ですが、焼くとたんぱくな味なので、少し濃いめのタレがよく合います。 ほうれん草の白和えは、絞り豆腐をオーブンで焼き、裏ごしして大きなボールに入れて冷まして野菜とあえて味付けをしました。給食なので生の豆腐を扱うことができないため、火を通しているのですが、絞り豆腐を使ったためか、豆腐のそぼろのようになってしまいました。普通食べられる白和えは、絹ごし豆腐で作り、もっと水分が多く舌触りがなめらかだと思うので、少し残念でした。次回は絹ごし豆腐でチャレンジしたいと思います。練りごまとすりごまが入っているので、ごまの香りが強かったです。 春には魚嫌いと言っていた子も少しづつ魚が食べられるようになってきました。旬の美味しい魚を食べて、もっと好きになって欲しいなと思います。 ★今日の食材の産地★ さつまいも・・・千葉 生姜・・・熊本 ほうれん草・・・埼玉 人参・・・千葉 えのき・・・長野 鰤・・・長崎 11月29日 麻婆焼きそば、ナムル、 柿、牛乳ナムルは、韓国の家庭料理の1つです。もやしなどの野菜、ワラビ、山菜、野草のこともナムルと言います。韓国のおかずには欠かせないので、常に冷蔵庫に保存されています。豆もやしをたっぷり8kg使い、しゃきしゃきした食感のナムルを作りました。子供たちにも大好評でした。 今日は1年生がランチルームを使用しました。後期になって初めて使っているので、2回目の今日もまだ少し落ち着いていない様子です。いつもの教室と違い、きれいなテーブルクロスを引いて、みんなでテーブルを囲むだけで、いつも以上に美味しく感じるのだと思います。 ★今日の食材の産地★ 生姜・・・熊本 にんにく・・・青森 玉葱・・・北海道 人参・・・千葉 にら・・・茨城 大根・・・千葉 大豆もやし・・・栃木 ネギ・・・山形 柿・・・新潟 豚肉・・・鹿児島 11月28日 鶏飯、ごま和え、ふくれ菓子、牛乳鶏飯は、鹿児島の奄美大島や沖縄県で作られる郷土料理です。日本各地に郷土料理として存在する「とりめし」と混同されやすいですが、鶏飯は炊き込みご飯よりもお茶漬けのような料理です。炊いたご飯の上に、鶏胸肉と錦糸卵をのせ、鶏ガラでとったスープをかけて食べます。刻みのりと鶏の出汁の風味がよく香る料理です。鶏は脂肪が少ない胸肉を使ったのであっさりしています。 ふくれ菓子も鹿児島県の郷土料理です。普通の蒸しパンはベーキングパウダーを使用しますが、ふくれ菓子は重層を使用しています。黒糖は自然界で唯一のアルカリ性の甘味料で、体にいいと言われています。人間の体は弱アルカリ性なので、アルカリ性の食品は、代謝によってミネラルに変わり、体調を整える働きがあります。 子供たちからは「けいはんが気に言ったよ!」「ふくれ菓子がもちもちしてて美味しかったよ!」といった感想をいただきました。 子供たちに鹿児島の文化に触れてもらいよかったなと思います。 ★今日の食材の産地★ いんげん・・・長崎 ねぎ・・・山形 ほうれん草・・・埼玉 もやし・・・栃木 鶏胸肉・・・鹿児島 鶏ガラ・・・青森 11月25日 バニーチャウ、野菜スープ、ドライプルーン、飲むヨーグルト南アフリカは、西洋・東洋の食文化はもちろん、アフリカの大地がもたらす自然の恵みにも影響を受けています。バニーチャウは、南アフリカに移住してきたインド人が持ってきた、南アフリカ・インド料理です。パンの中身をくりぬいて、玉葱・セロリ・人参のみじん切り、トマトケチャップ、トマトピューレ、くりぬいたパンなどを入れ、ガラムマサラ・カレー粉などで味付けした具を詰めてチーズを乗せてやいたものです。この作り方は、昔、インドから連れてこられた労働者に簡単に食器なしでご飯を与えられるように考案されたという悲しい歴史があります。南アフリカ料理は北アメリカやポルトガルなど様々な土地の文化の影響を受けていますが、その中でも特に東南アジアの影響が強いです。連れてこられた移民の中でも、インドネシアからマレー系の女性が台所を任されたことから、香辛料をふんだんに使った料理は南アフリカの国民的料理として親しまれています。南アフリカは、澄んだ空気・良質の水・湿度の少ない土壌・豊かな陽光に恵まれることから、ワインも名産品として有名です。また珍しい金属などがよく採れる土地です。アフリカの最南端に位置し、普段は接することがないですが、実は私たちの身の回りのものは南アフリカから来ているかもしれません。 子供たちはカレー味のものが大好きなので、よく食べてくれました。パンの中にたっぷりと具が入っているので、少し食べにくく手を汚してしまった子もいますが、大きな口をあけてかぶりついている姿を見てうれしくなりました。「これ美味しい〜!!」とはみんなに言ってもらえてうれしかったのですが「ありがとう。このパン何て名前だっけ?」と聞くとみんな「忘れちゃった」と答えます。「バニーチャウだよ〜南アフリカの料理だから覚えてね!」と言ったのですが、あまり覚えてないかもしれません。料理が発達する背景には、歴史があり、それを広げて掘り下げていくことはとてもおもしろいのですが、小学生が理解し“おもしろい”と思うところは大人とは違うのだと思います。ちゃんと子供たちに伝えたいことを絞ってわかりやすく伝えないといけないと思いました。ぱくぱく便りにはかなり詳しめに書いたのですが、一年生は1クラス担任の先生が給食の時間に出張だったためぱくぱく便りが読まれませんでした。次回からはそのような時は私が入ろうと思いました。せっかく世界の文化を子供たちに教えられる貴重な機会だったので、少しもったいなかったです。 ★今日の食材の産地★ 豚肉・・・鹿児島 鶏ガラ・・・青森 ベーコン・・・茨城群馬千葉 人参・・・千葉 玉葱・・・北海道 セロリ・・・北海道 にんにく・・・青森 じゃがいも・・・北海道 キャベツ・・・千葉 パセリ・・・千葉 11月24日 大根菜飯、味噌おでん、糸寒天のごま酢和え、みかん、牛乳大根菜飯は、おでんに入れる大根の葉を利用して作りました。刻んだ大根の葉とちりめんじゃこと併せて炒め、しょうゆ・みりんで味付けをしたふりかけを作り、炊いたご飯を混ぜ込み作ります。塩加減と甘みがちょうどよく、大根の葉のしゃきしゃき感が残り、とても美味しい混ぜご飯になりました。教室を回ると、配膳が上手にできなかったクラスがあったようで「このご飯美味しいのに、私のが少なくていやっ!」と不満を言ってきた子がいました。クラスみんな均等に分けられたらいいのですが、どうしても平等の配膳は難しいと思います。ちゃんとおなかいっぱい食べてほしいので、もっと配膳が上手にできるように練習を重ねてもらうしかないかなと思います。 味噌おでんは、こんにゃく・ハマト揚げ・卵・生揚げ・大根が入っています。アレルギーの子がいるためたまごだけ別に煮て、1人半個で配膳しています。今日は味噌田楽のように、薄味の出し汁で煮て、八丁みそ・白みそ・砂糖・酒・みりんを合せて煮たタレをかけています。 「今年家でおでん食べた?」と聞くと、「昨日食べた!」「今年5回は食べた!!」という子が何人もいて驚きました。栄養士の家では年に1回作るか作らないかだったので、そこまで頻度高く食べるものだと思ってなかったのですが、この季節は家庭でもよく食べられるようです。「でも味噌はかかってないんじゃない?」と聞くと「うちでは黒味噌がかかっているよ」「お父さんが神戸出身でお母さんが京都出身だから、もっとうすい味だよ」や「うちはお母さんが名古屋出身だから八丁みそを食べるよ」などと教えてくれました。おなじおでんでも食べ方は家庭によって違いがあり、それが自分の両親(主にはお母さんでしょうか)の出身地に関係しているんだねと子供たちと一緒に気付くことができました。中には「でも私は東京生まれ東京育ちだから田舎ではありません」などと言う一年生の子もいて、なんだかおかしかったです。 ★今日の食材の産地★ 大根・・・千葉 人参・・・千葉 きゅうり・・・千葉 もやし・・・栃木 みかん・・・長崎 11月22日 根菜のカレー、じゃこ入り和風サラダ、りんご、牛乳デザートは青森県の斎藤農園さんに送っていただいたりんごです。「ふじ」という品種で、日本で一番人気のリンゴです。瑞々しくさわやかな香りが口に広がります。斉藤農園さんがおまけでリンゴをつけてくれたので、各クラスにもおまけをすることができました。 ★今日の食材の産地★ 玉葱・・・北海道 人参・・・千葉 にんにく・・・青森 里芋・・・埼玉 キャベツ・・・千葉 もやし・・・栃木 長ねぎ・・・栃木 11月19日 ご飯、トムヤムクン、トートマンプラー、ヤムウンセン、牛乳トムヤムクンは、むき海老・しめじ・人参・玉葱・チンゲンサイなどの具を入れて、ナンプラー・酢・レモン汁・唐辛子・しょうゆ・塩・コショウなどで味付けをしています。本場のトムヤムクンは、トムヤムペーストといって、ハーブや香辛料がたくさん入ったものを使用するのですが、今日は給食なので、すこし簡易化して作っています。トムヤムペーストに赤いパプリカ色素が入っているので、赤くなるのですが、今回は透明なスープになりました。唐辛子を控えているため、辛みはほとんどなく、ナンプラーの香りと酢の酸味が効いたスープになりました。子供たちからも大好評で、これ大好き!という感想がきけました。 トートマンプラーとは、白身魚で作るタイ風さつま揚げです。白身魚をすりつぶしたものに、人参・さやいんげん・長ねぎ・トウバンジャン・カレー粉などを入れて成形し、油で揚げています。調理師さんが冷たい半解凍すり身をよく混ぜて作ってくれました。カレー味なのでとても食べやすく、白米と一緒に食べれるおかずでした。 ヤムウンセンは春雨のサラダです。たっぷりのイカと春雨の相性がよく、さっぱりと食べられるサラダでした。 ★今日の食材の産地★ しょうが・・・高知 にんにく・・・青森 玉葱・・・北海道 人参・・・千葉 しめじ・・・長野 ちんげんさい・・・茨城 レモン・・・熊本 いんげん・・・長崎 長ねぎ・・・栃木 胡瓜・・・埼玉 キャベツ・・・千葉 赤玉葱・・・アメリカ イカ・・・ペルー えび・・・タイ 鶏ガラ・・・青森 11月18日 さんまのひつまぶし風、芋煮、ミルクくずもち、牛乳さんまのひつまぶし風は、旬の食材であるさんまを10kgとたっぷり使っています。さんまの他に、たけのこ・人参・ごぼう・干し椎茸・さやいんげん・炒りたまごなどたくさんの具が入っています。さんまは、短冊切りにしたさんまに片栗粉を振って、油で揚げてタレをからめます。ご飯は野菜などの具を煮た時の汁と一緒に炊いています。配缶前にご飯・さんま・(野菜などの)具材、炒り卵を混ぜ合わせます。さんまはしっかり温度をとって揚げているので少し硬くなってしまいましたが、脂がのっており、タレや他の具材とよくあいました。ただ大人の分量が多く、ゲストの方からはもっと減らしてほしいと声があがりました。 芋煮は山形県の郷土料理です。芋煮とありますが、ただの煮物ではなく、さといもやきのこがたっぷりと入った汁です。東北地方には芋煮会というものがあり、季節行事として秋に河川敷など野外にグループで集まり、サトイモを使った鍋料理などを作って食べる行事です。 デザートのミルク葛餅は、牛乳と片栗粉からできています。牛乳と片栗粉を鍋に入れてもったりするまで混ぜます。手で丸められるくらいに冷めたら、一口サイズに丸めます。1人2個なので全部で600個以上丸めて作っています。 今日はふれあい給食だったので、2年生3年生にそれぞれ10人ずつ近所のゲストの方が一緒に給食を食べました。楽しい勉強になるお話が聞けて、いつもとは違う雰囲気で給食が食べられたようです。 ★今日の食材の産地★ ごぼう・・・茨城 たけの・・・福岡 人参・・・千葉 しょうが・・・熊本 いんげん・・・茨城 さといも・・・埼玉 ねぎ・・・山形 しうめじ・・・長野 豚肉・・・鹿児島 さんま・・・鹿児島 |
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