10月25日 ひじきご飯、ほっけの塩焼き、筑前煮、みかん、牛乳ひじきご飯には、ひじき・にんじん・大豆・油揚げ・サヤインゲンなどが入っています。具をだし汁やしょうゆと煮て、その煮汁とご飯を一緒に炊き込み、炊きあがったご飯と具を混ぜています。食物繊維が豊富で、香りも豊かでした。 ほっけの塩焼きは、アメリカ産の塩漬けのほっけを焼いて、大根おろしのタレをかけています。夏休み前に一度、大根おろしのタレがかかった和風ハンバーグを出した時があるのですが、その時には食べ慣れていないため好きではない子が多く、子ども達はハンバーグからタレを外すなどして、たくさんのタレが残ってしまったのを覚えています。しかし今回は大根おろしのタレは残りましたが、子ども達はよく食べてくれるようになったなと思いました。魚の残菜はほとんどありませんでした。やっぱり最初に苦手だと思ったものでも、食べることを経験して、その後の抵抗は軽減できるのだなと思います。 ★今日の食材の産地★ 大根・・・茨城 人参・・・北海道 ごぼう・・・青森 蓮根・・・茨城 さといも・・・埼玉 いんげん・・・茨城 縞ほっけ・・・アメリカ 鶏肉・・・北海道 10月24日 豚丼、道産子汁、柿、牛乳北海道は豚が大好きな地域です。1世帯あたりの購入量は沖縄に次いで全国2位となっており、豚肉を使った名物料理も多いです。豚肉の出荷頭数は全国4位で、えさを工夫したハーブ豚やホエー豚など、ブランド豚が有名です。今日の豚丼は全校で、たまねぎ14kg豚肉10kgを使用しました。ご飯に対して具が少ないかなと思ったのですが、たまねぎと豚のダシが効いた汁も美味しく、白米に具と汁をよそってどんぶりにしたらみんなきれいに食べ切っていました。 道産子汁は北海道の名物がたくさん入った汁です。鮭・にんじん・もやし・じゃがいも・とうもろこし・豆腐などの具をよく煮込み、味噌とバターで味付けしています。鮭は身を煮ても崩れないように、予めオーブンで焼いてから入れました。道産子とは、「北海道産の馬」「北海道出身の人」のことを指します。クラスを回っていると「先生なんで道産子汁っていうの?」と何回か聞かれました。名前にも歴史があったり意味があったりするので、料理の名前の由来を知りたいに思うのはとてもいいことです。 デザートは今年初めての柿です。例年、田道小学校は学校の敷地内にある柿の木から収穫して給食に出していたのですが、今年は実がなっていないので八百屋さんから買っています。奈良県産の柿で、糖度が高くとても美味しかったです。今年は田道小学校の柿を食べられないのは残念ですが、11月も甘い柿をたくさん食べてほしいので、引き続き出していこうと思います。 ★今日の食材の産地★ いんげん・・・・茨城 たまねぎ・・・北海道 にんじん・・・北海道 玉ねぎ・・・北海道 じゃがいも・・・北海道 もやし・・・栃木 長ねぎ・・・栃木 豚肉・・・鹿児島 10月21日 さんまのかば焼き丼、のっぺい汁、ミニトマト、牛乳さんまの蒲焼は、北海道の新さんまを使っています。さんまの開きをしょうが・醤油・酒を混ぜた液に漬けて、粉をまぶしてから油で揚げてタレに絡ませています。蒲焼とは、昔魚を開かずに竹串を刺して丸焼きにしていた時に、その形が「蒲(がま)」という草の穂に似ているため、蒲焼き(かばやき)と呼ばれるようになったそうです。またウナギやアナゴなどを焼いた、タレをつける前の白焼きの色が「樺の木」に似ているという説もあります。子供たちは、蒲焼=うなぎというイメージが強いらしく、「このうなぎおかわりしたい人ー?」「はーい!!」と言った声も聞こえてきました。さすがにうなぎとさんまは間違えていないと思うので、蒲焼の代わりにうなぎと言ったのだと思います。美味しかったのでもう一度出してほしいという声もあり、色んな食べ方でさんまを食べてもらえてよかったなと思いました。 のっぺい汁は、日本全国にある郷土料理です。地方によって少しづつ作り方や使用する材料が違います。北海道の新さんまです。今日はにんじんやごぼうや大根など主に根菜と鶏肉が入っていますが、地域によってはセロリ・ズッキーニ・芽キャベツなど、少し特別な食材を使うこともあるようです。みなさんのご家庭でも独特ののっぺい汁はあるでしょうか。いつもか釜で作るのですが、里芋・ごぼうが入るので、鉄鍋と反応をして黒くなるのを避けるためティルティングで作ってくれました。にんじんの赤やこんにゃくの白がはっきりとしていてきれいな汁になりました。 ★今日の食材の産地★ さんま・・・北海道 鶏こま・・・北海道 しょうが・・・高知 人参・・・北海道 ごぼう・・・茨城 里芋・・・埼玉 ねぎ・・・山形 ミニトマト・・・北海道 10月19日 なすと挽肉のカレー、じゃこ入り和風サラダ、りんご、牛乳高知県産のなすをたっぷり14kg使いました。「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがあるくらい、秋は美味しいなすの季節なので、たっぷりと子ども達に食べてほしいいう気持ちで出しました。なすは相性のいい油で揚げてからカレーに入れるので、柔らかくなっており、とても食べやすかったです。なす大好きという子どももいれば、ぐにゃぐにゃしてて苦手という子もいましたが、残食はほとんどありませんでした。 また今日のりんごは長野県産で「陽光」という品種です。風邪を引くとよくすりおろしリンゴが食べられますが、それはりんごにカリウムや食物繊維が入っているからです。りんごの効能は、胃や腸の粘膜を保護したり、リンゴ酸より消化力を高めることです。風邪の予防にも効果的です。これからりんごは様々な品種ができてくるので、順に出していきたいと思います。 ★今日の食材の産地★ たまねぎ・・・北海道 にんにく・・・青森 しょうが・・・高知 なす・・・高知 いんげん・・・北海道 大根・・・北海道 きゅうり・・・栃木 ネギ・・・山形 豚挽肉・・・鹿児島 10月18日ブレッツェン、キャベツとソーセージ煮込み、じゃがいものローズマリー炒め、みかん、牛乳主食はブレッツェンというドイツのパンで、日本ではハイジの白パンとも言われます。今年度初めて手作りパンにチャレンジしました。チーフからの提案もあり、強力粉14kgに対して上新粉(米粉)を1.7kg入れてもちもちした食感を出しました。今回はチーフともう一人の調理師さんの二人がかりで生地をこねています。バターや水分が多めだったので、生地がべとべとしており、混ぜるのが大変そうでした。しかしずっと混ぜていることにより強力粉のグルテンが形成されどんどんまとまっていきます。混ぜ始めて40分後くらいには、きれいな白い生地にまとまりました。釜にぬるま湯を張って発酵させて、成形です。低学年・中学年・高学年にサイズを分けて丸めていきます。そのあと麺棒で真中を強く押して生地を2つに分けるように跡をつけます。最後に霧吹きで水をふり、薄力粉を振ってかけオーブンで焼いています。 初めての手作りパンということで、子供たちは美味しく食べてくれたかな?と期待して教室を回ると、まずパンが手作りということに驚いていました。そして「もちもちしててすっごい美味しい!」「足りない!もう1個ほしい」「明日もこれ出して」などの感想を聞かせてくれました。職員室でも好評で「もしこれが近くのお店で売っていたら絶対買いたい」と言ってくれました。今年度になって初めての手作りパンということで、調理師さんの負担を増やしてしまうことは申し訳ないなと思いましたが、やはり手作りは全然違いとうことをみんなに経験してもらって、やってよかったなと思いました。 キャベツとソーセージの煮込みは味がしっかりしており、ほんのり甘いブレッツェンにあっていました。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 セロリ・・・長野 玉葱・・・北海道 人参・・・北海道 キャベツ・・・茨城 じゃがいも・・・北海道 ローズマリー・・・静岡 みかん・・・愛媛 鶏ガラ・・・岩手 ウインナー・・・茨城・群馬・千葉 10月17日 きびご飯、さばのネギダレ焼き、キャベツのごまドレッシング和え、きのこけんちん、牛乳さばのネギダレ焼きは、旬のトキサバを使っています。ネギ・ごま・チーズを醤油などで味つけして、下味をつけたさばの上にのせて焼いています。ネギがこぼれないように、調理師さんが丁寧に1つひとつアルミに包んでれました。 きのこけんちんは、にんじん・ごぼう・こんにゃく・だいこん・さといも・しめじ・えのき・豆腐・油揚げ・小松菜などたくさんの具が入っています。元々、けんちん汁は精進料理であり、しょうゆベースの澄まし汁なのですが、ごま油が入り深いコクが出ていました。ほとんど残食はありませんでした。 今回は骨が多い魚だったので食べにくいかなと思ったのですが、子供たちからは「美味しかった!サバ大好き!!」と言った声がたくさん聞かれました。お魚離れが多くなっているとはよく耳にしますが、それは家庭で食べる機会が減ったり、新鮮で美味しい魚を食べる機会が減っているからではないかと思います。旬の魚は脂がたっぷりのっていて美味しいため、子供たちもこの美味しさがわかるのだろうなと感じました。魚に対する良くないイメージや抵抗感をなくすためにも今後も色んな魚を美味しく食べてもらえるように工夫していきたいです。 また今日は久しぶりにランチルームを使いました。気候が寒くなってきたので、ランチルームでリフレッシュして元気に過ごしてほしいなと思います。 ★今日の食材の産地★ ねぎ・・・山形 きゃべつ・・・茨城 きゅうり・・・宮城 人参・・・北海道 ごぼう・・・茨城 大根・・・北海道 里芋・・・埼玉 しめじ・・・長野 えのき・・・長野 小松菜・・・埼玉 鯖・・・長崎 10月14日 ナンごぼうピザトースト、ポトフ、オレンジ寒天、牛乳冷凍ナンの上に、ごぼう・ひき肉・玉葱を炒めたものをのせて、チーズ・パセリを上から振りかけてオーブンで焼きました。具はケチャップ・ウスターソースなどで少し濃いめに味付けをしています。ごぼう・ケチャップ・チーズ・ナンの組み合わせという和洋折衷のメニューでした。子供たちはおいしいと言ってよく食べていましたが、具のごぼうが噛みにくかったことと焼いたナンが冷めて少し硬くなってしまっていたのが食べにくかったようです。残食は少なかったですが、いつもよりごちそうさまの後にも食べている子供が目立ちました。 ポトフには、かぶ・じゃがいも・ベーコン・ウインナーなどが入っています。にんじんの赤とかぶの葉の緑色がきれいで、子供たちにも食べやすい味だったらしく大好評で、どこのクラスも空っぽでした。 デザートはバットにオレンジをならべ、オレンジジュースに寒天を溶かしたものを 流して固めたオレンジ寒天です。とても簡単にできるのですが、子供たちからは「どうやって作るの??」「これ最近で一番おいしい!」などの感想が聞けました。寒天は比較的安価にできるのと、朝から作って準備できるので、給食としては出しやすいメニューです。子供たちの反応を見ても、もう一回は出してもいいなと思いました。 ★今日の食材の産地★ 豚肉・・・鹿児島 鶏ガラ・・・岩手 ベーコン・・・群馬 ウィンナー・・・群馬 ごぼう・・・青森 玉葱・・・北海道 パセリ・・・千葉 にんにく・・・青森 人参・・・北海道 じゃがいも・・・北海道 かぶ・・・千葉 10月13日 まいたけご飯、高野豆腐の卵とじ、じゃがいもの金平、すまし汁、牛乳またご飯に入るごぼうは調理途中に鉄と反応して色が黒くなってしまうことが多いのですが、今日は調理師さんが丁寧に皮をむいて下ゆでして下さったので、あまり黒くならずに済みました。皮には食物繊維がたくさん含まれているので入れたい気持ちもあり複雑ですが、給食でもなんでも食べ物はまずは見た目から食べてもらうものなので、時にはそのような選択をしなければならないと思いました。 高野豆腐の卵とじは、具が沈んで卵だけ上にくることがないように、鍋で予備加熱してから鉄板に流し入れて焼いています。完全に固まらないように混ぜていい硬さを見て取り出すのがコツえす。今日はチーフが上手に焼いてくださったので、具と卵が均等に混ざった卵とじになりました。 和食の時はいつもより残量が出てしまうのですが、今日は少しはありましたが全体的に少なかったです。和食も当たり前のように残食ゼロを目指して、子供たちと一緒に成長したいなと思いました。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・北海道 ごぼう・・・青森 まいたけ・・・群馬 長ねぎ・・・栃木 じゃがいも・・・北海道 さやいんげん・・・山形 三つ葉・・・千葉 豚肉・・・鹿児島 鶏肉・・・宮崎 10月12日 きのこクリームスパゲティー、田舎風サラダ、ぶどう、牛乳きのこクリームスパゲティーには、エリンギ・えのき・しめじのきのこ類に加えて、にんじん・ピーマン・たまねぎとたっぷりの野菜が入っています。チーフの提案で、たまねぎは別鍋で鶏ガラスープでじっくり煮て甘くしています。よくカレーなどで飴色になるまで炒めると思いますが、今日はホワイトソースだったので色が茶色く変わらないように煮てくれました。ベーコンと鶏肉を炒めて野菜などの具を炒めます。仕上げに鶏ガラでとったスープと牛乳・バター・生クリームで作ったホワイトルーを加えて、ホワイトソースを作りました。きのこ・野菜・肉、さまざまな食材のおいしさが詰まったソースになりました。 子供たちからも大好評で、ほとんど残食はありませんでした。いつもはそこまで食欲がないクラスでもおかわりして笑顔で食べている人が目立ちました。 教室を回っていると、前までは「先生この料理おいしいっ!」や「また作って!」といったコメントが多かったのですが、最近では「先生、この料理には何が入っているの?」や「これはどうやって作るの?」といった内容に変化してきています。自分が食べているものに、より深い関心が出てきた変化のしるしだと感じました。また女子だけでなく男子も強い関心を持っていることに驚きうれしさを感じました。 給食を通じて気付きだけでなく子供たちのアクションまで促せたらいいのにと思っていたので、その可能性を感じました。また定期的に子供たちにも食に対する意見など伺っていきたいと思います。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 たまねぎ・・・北海道 人参・・・北海道 しめじ・・・広島 エリンギ・・・栃木 エノキ・・・長野 ピーマン・・・茨城 きゅうり・・・千葉 キャベツ・・・群馬 大根・・・北海道 レモン・・・宮崎 ぶどう・・・山梨 鶏肉・・・宮崎 鶏ガラ・・・岩手 ベーコン・・・茨城群馬 10月11日 マーボー豆腐丼、ナムル、黒蜜寒天、牛乳マーボー豆腐はご家庭でもよく出ると思いますが、今日のマーボー豆腐は出汁に鰹節を使っているので和風の優しい味でした。トウバンジャン・テンメンジャン・八丁みそ・オイスターソース・醤油などで味付けしています。お肉が全体量に対して控え目で玉葱がたっぷり入っているので、中華と言ってもさっぱりしたマーボー豆腐になりました。 また八丁みそが効いてコクもよく出ており、残食は全くありませんでした。 マーボー豆腐を日本に伝えたのは陳健民(ちんけんみん)という料理人だと言われています。日本における四川料理の父と言われており、本場の四川料理を日本人が好むように調味料の使い方などをアレンジすることにより、一気に日本で四川料理を広げたと言われています。陳氏は「私の中華料理は少しウソがある。でもそれはいいウソ。おいしいウソ。」と言ったそうです。今私たちが食べている料理は食材だけでなく、多くの世界の人のおかげで成っているのだなと思います。 また今日は誕生日給食の日だったので、お楽しみデザートに黒蜜寒天を出しました。全校で児童と職員を合わせて32人の方が10月にお誕生日を迎えます。おめでとうございます! ★今日の食材の産地★ しょうが・・・高知 人参・・・北海道 にんにく・・・青森 長ねぎ・・・栃木 ニラ・・・栃木 もやし・・・栃木 こまつな・・・東京 キャベツ・・・群馬 玉葱・・・北海道 豚肉・・・鹿児島 10月7日 栗ご飯、さんまの梅煮、江戸菜のからし和え、すまし汁栗ご飯は白米ともち米を合わせて炊いているので、栗おこわとなっています。出汁昆布やお酒と一緒に炊いており、栗の香りが引き立つご飯になりました。ただ栗の甘さを出すためにもう少々塩分を入れてもいいかなと感じました。今日の栗は熊本産です。皮をむいた形で仕入れて使っているので、調理の負担はそれほど大きくありませんでした。 栗はビタミンB1やビタミンCが豊富に含まれているので、風邪の予防に効果的であり、これから寒くなって体調を崩しやすい季節の変わり目にぴったりの食材です。栗は旬が限られていて今しか出せないので、子どもたちに食べてもらえてよかったなと思いました。 さんまの梅煮は朝から調理師さんが3時間かけてじっくり煮込んでくれたので、骨まで軟らかく全部食べられます。教室を回るとお皿がきれいになっているので「全部骨まで食べたの?」と聞くと「食べたよ!やわらかかった!」と言ってくれる子が何人もいました。子どもたちには、骨ごと食べてもらえるようにさんまにかぶりついてほしかったのですが、ついいつもの習慣で肉だけとってしまい骨を残してしまう子もいました。「骨まで食べられるよ」と言っても「骨はいや」と頑なに拒否する子もいて、骨が硬いものというイメージが強いのだなぁと思いました。ただ子どもたち同士で「この魚の骨が○○ちゃんの骨を作るんだから食べたほうがいいよ。」とか「骨だけ食べるんじゃなくてお魚の肉と一緒に食べるとミックスされて美味しいんだよ。」など教えあっていたのがうれしかったです。先生からおいしいと言われるより、近い味覚を持っている友達の言っていることの方が信頼されるかもしれません。美味しいことを必死で伝えようとしている姿を見てとてもうれしくなりました。 今日のように子供たちの体を作る栄養にもなり、学びにもなる料理を今後も積極的に取り入れたいなと感じました。 江戸菜のからし和えの「江戸菜」とは、高菜のことです。しゃきしゃきした葉野菜だったので、子供たちも美味しく食べられたと思います。 野菜の価格が高騰しており、これからまた難しいこともあるかと思いますが、子供たちに安心安全で栄養のある食材を提供できるようにこれからも努めていきたいと思います。 ★今日の食材の産地★ 栗・・・熊本 えのき・・・長野 万能ねぎ・・・佐賀 しょうが・・・高知 もやし・・・栃木 人参・・・北海道 江戸菜・・・千葉 さんま・・・北海道 10月6日 ご飯、れんこんバーグ、ゆで野菜のごましょうゆかけ、味噌汁、牛乳れんこんバーグは、鶏肉と絞り豆腐をよくこねた生地に、たっぷりのレンコン・人参・しいたけをみじん切りしたものを入れています。スライスしたレンコンを飾りにトッピングしており、いろどりもきれいでレンコンがお花のようで、かわいらしい見た目になりました。レンコンは輪切りにすると穴がたくさん空いているので、「先を見通す」ことに通じて縁起がいいとされており、またお正月にも活躍してくれる食材です。 飾りだけではなく、刻んだレンコンもたっぷりと入れたので、こどもたちはこのサクサクした食感はどうかな?と心配したのですが、心配なくたくさん食べてくれました。ただ洋食の時と比べて残食が出てしまい、やはり和食の方が残りやすいのだと感じました。 しかし今日は残食があったのですが、特に低学年は全体的に食べられる量がぐんと増えており、子どもたちの中には「これでは足りない」と訴える子もいます。食が細くて心配していましたが、体の成長とともに食べられる量が増えるのはとてもいいことだと思って、うれしくなりました。 また引き続き子どもたち1人ひとりの意見を聞いて、給食として対応できることを探し取り組んでいけたらと思っています。 また今は給食委員会が残食調査を行っています。子どもたちの目からみて、今の状況はどう見えるのか意見を聞くのがとても楽しみです。 ★今日の食材の産地★ 鶏肉・・・宮崎 じゃがいも・・・北海道 たまねぎ・・・北海道 レンコン・・・茨城 人参・・・北海道 ねぎ・・・青森 しょうが・・・高知 もやし・・・栃木 こまつな・・・埼玉 10月4日 揚げパン、春雨スープ、パリパリサラダ、フルーツポンチゼリー春雨は一般的には緑豆から作られるアジア産の麺です。じゃがいもやさつまいも等も使われることがあります。春雨という名前は「春に降る細い雨」に由来しています。作り方は、緑豆・じゃがいも・さつまいもなどのでん粉を熱湯で練った糊に、でん粉と湯を加えながら練り上げて生地を作ります。この生地を直径1mmほどの穴の開いた容器から熱湯中に押し出して沸騰させて、水冷後に凍らせて、さらに天日乾燥をして、作られます。もともとは中国で作られてアジアに広がった食材であり、日本には禅宗の精進料理の食材として、中国から鎌倉時代に伝来したと言われています。 クラスを回ると、低学年の子どもたちは「おいしい!」と言ってくれましたが、高学年になるとリクエスト給食で何度も食べているからか、そこまで美味しそうに食べているようには見えませんでした。もちろん美味しいよと声をかけてくれる子もいましたが、やっぱりいくら美味しくても年に数回ずっと食べ続けるには少し重いメニューなのかもしれないなと思います。過去の資料を見て、この組み合わせが定番かと思って出したのですが、1つひとつが少し油っこすぎたと感じました。 子どもたちが、リクエスト給食のアンケートを書く際に、過去のメニューをもっとバライエティーに思いだせる工夫が必要だと感じました。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・北海道 たけのこ・・・福岡 もやし・・・栃木 ねぎ・・・山形 小松菜・・・埼玉 きゅうり・・・埼玉 大根・・・北海道 しょうが・・・高知 レモン・・・広島 豚肉・・・鹿児島 10月4日 ハヤシライス、ゆでキャベツと人参ドレッシング、梨、牛乳ハヤシライスは、薄切りにした牛肉とたまねぎを炒めて、赤ワインとドミグラスソースで煮たものを白米にかけたもので、これは日本の代表的な洋食です。似た名前のハッシュドビーフは、「牛肉を細切りにする」という意味で、内容はほとんどハヤシライスと同じです。ハヤシライスの名前の由来は、ハッシュドビーフ・ウイズ・ライスが略されてハヤシライスになった説と、早矢仕有的というお医者さんが栄養のある料理として考案したからという説など様々あります。今日は給食ですので、価格が安い豚肉を使用しています。なので正確にはポークハヤシと言います。 ハヤシライスは、豚骨・鶏ガラから出汁をとり、ホールトマト8kg・トマトピューレ1.5kg・ケチャップ3kgとたっぷりのトマトを使っています。ブラウンルーも手作りし、調理師さんがじっくり煮込んでくれたので深いコクを出すことができました。カレーと同様にたっぷりのたまねぎを飴色になるまで炒めているので、甘みが大変強かったです。 子供たちはカレー同様にハヤシライスが大好きなようで、みんな口に運ぶスピードが速かったです。中には3人前はありそうなくらい大盛りにしている子もいて、「ちゃんと食べきれるの?」と聞いたら「大好きだから大丈夫だよ」と元気に返事してくれました。 6年生の教室に行って食缶の中を見ると空っぽだったのでうれしくなりましたが「足りない」という声も聞かれたので、カレーやハヤシライスなどの時にはご飯だけでも少し増やしていいかなと感じました。 ★今日の食材の産地★ 豚こま・・・鹿児島 鶏ガラ・・・岩手 豚骨・・・青森 たまねぎ・・・北海道 人参・・・北海道 にんにく・・・青森 キャベツ・・・青森 梨・・・栃木 マッシュルーム・・・岡山・千葉 9月29 クロックムッシュ、にんじんポタージュ、キャベツのハニーマスタード和え
今日の給食は洋食でした。
クロックムッシュとは、フランス発祥のトーストの一種です。たまご・牛乳・砂糖を混ぜた液に、パンを浸して、ハムとチーズを挟んでオーブンで焼いています。本場ではホワイトソースを挟むこともあるそうです。クロックとは「かりっと」という意味で、 「ムッシュ」とは紳士の意味です。仕事に行く前の紳士達が手軽に食べられるようにということで名付けられたものです。日本でも喫茶店などで食べることができます。 今日は厚めの食パンを使って作っり、卵液に浸した食パン→ハム→チーズ→ハム→食パンとたくさんの具を挟んで焼いたので、思ったより火が通るのに時間がかかってしまいました。今日は厚めのトーストを二枚使い、それを半分に切って食べたのですが、次回は半分の厚さにして、半分に切らないで1人2枚を使って具をサンドして食べる方法でいいかなと思います。 にんじんポタージュは、全校で8kgのにんじんを使っています。お米・たまねぎなどとミキサーにかけて、生クリーム・牛乳を入れて調味しています。なめらかな口触りと味だったので、子ども達からも大人気でした。 キャベツのマスタード和えは、子ども達には少しオリーブオイルの味が強いかなと心配していたのですが、ウインナーも入っていて食べやすかったからかたくさん食べてくれました。しかし、やはり中には苦手な子もいたようで「どうして美味しくないサラダはたくさんあるのに、みんな大好きなスープは少ないの?なんでいつもそうするの?」と聞かれました。 別に嫌な思いをみんなにさせたい訳ではなくて、給食ではたくさん野菜を食べてほしいと思っているから、野菜はできるだけたくさん食べてもらえるように意識しているし、ポタージュのように脂質の割合が高い料理はカロリーを摂りすぎることがないように、量を調整している話をしました。 今はいまいち納得がいっていない顔をしていまいがが、将来理解できるようになってくれたらと思いますし、率直に自分が思ったことをストレートに栄養士に意見としてぶつけてくれたことが衝撃でした。うれしかったです 私ももっと勉強して活きたいです。 ★今日の食材の産地★ にんじん・・・北海道 たまねぎ・・・北海道 パセリ・・・長野 キャベツ・・・群馬 10月3日 鮭チャーハン、チンゲンサイとわかめのスープ、にんじんケーキ鮭は北海道産のものを全校で8kg使いました。鮭は切り身を焼いて、骨をとって身をほぐして、ご飯や他の具と炒めています。鮭は「あきあじ」といって親しまれる秋刀魚と並ぶ秋を代表する魚です。三枚切りで注文したので、骨がたくさんあったのですが、調理師さんが一つひとつ骨を丁寧にとってくれました。子ども達も骨を気にせず口いっぱいに頬張っていました。量が少し多いかなと心配していたのですが、残りはほとんどありませんでした。美味しい鮭を見分けるこつは、身のオレンジ色がこいもの・うろこがはがれていないもの・身の色つやや弾力がいいものなどです。旬の秋鮭なので、ご家庭でも食卓に並べてみてはいかがでしょうか。 にんじんケーキはにんじんをピューレして、油・砂糖・薄力粉・コーンスターチ・ベーキングパウダーなどを混ぜて焼いています。にんじんの鮮やかな色がわかるケーキになりました。 ★今日の食材の産地★ タアサイ・・・静岡 ねぎ・・・山形 玉ねぎ・・・北海道 にんじん・・・北海道 チンゲンサイ・・・茨城 鮭・・・北海道 9月28日 大豆ピラフ、ジュリエンヌスープ、生プルーン、牛乳大豆ピラフは、たまねぎ・にんじん・しめじを炒め味付けをして、米と混ぜてバター・塩を入れて炊き込みます。ウインナーやコーンは、別に炒めて後から炊いたご飯と混ぜています。大豆がたくさん入っており、見た目よりもボリュームのある料理です。バターの風味が利いており、残食もほとんどありませんでした。 ジュリエンヌスープのジュリエンヌとは、フランス語で「千切りの」という意味です。スープには、千切りにしたにんじん・キャベツ・たまねぎ・えのきとたっぷりの具を使用しました。 デザートは生プルーンです。今年出すのは2回目なのですが、何人にも「皮は食べられるの?」と聞かれました。もちろん皮は食べられるのですが、過去一回給食に出しただけでは覚えていないのだなぁとしみじみ思いました。子ども達が大人になって、その料理について紹介できるくらい、舌と知識で覚えてほしいなと思います。 ★今日の食材の産地★ たまねぎ・・・北海道 にんじん・・・北海道 しめじ・・・長野 にんにく・・・青森 いんげん・・・青森 キャベツ・・・群馬 えのき・・・長野 パセリ・・・長野 豚骨・・・青森 ベーコン・・・茨城 ウインナー・・・茨城 9月27日 皿うどん、和風サラダ、マーラーカオ、牛乳名称は“うどん”とつきますが、使う麺は中華麺なのでやきそばに近い料理です。 元々は長崎県の郷土料理のちゃんぽんを配達する時に、汁がこぼれないように考案されたものです。皿うどんの麺は2種類あって、今日の給食に出した細麺を油で揚げたものと、やや太めの中華麺を焼いたものがあります。今日はいつもラーメンなどで使用している麺よりも、揚がりやすいように細い麺を使用しています。 具にはたくさんの野菜・イカ・豚肉などを炒めて、片栗粉でとろみをつけた餡を麺の上からかけています。豚骨などは使っていないのですが、肉や野菜から出たうま味がスープとなっていました。 いつもとは違いパリパリとした食感が楽しめるのですが、子ども達は堅くて食べにくいという子もいました。そういえば自分が小さい時もそうだったなと思いましたが、よく歯でかまないと口の中に刺さるので少し抵抗感がありました。しかしみんなよく食べてくれました。 マーラーカオは中国の蒸しパンです。材料は薄力粉・卵・無糖練乳・三温糖・ベーキングパウダー・重曹・油・ごま油・ごまと、中華らしく少し油脂の多い材料からできています。すべての材料をよくまぜて蒸すのですが、どうしても鉄板で作ると厚さに差ができたり、間に空気の層ができてしまいうまく均等にふくらまないのですが、今日も調理師さんが上手に切ってくれました。 皿うどんも油で揚げており、蒸しパンにも脂質が多かったのでかなりおなかいっぱいになる給食だったので、次回のデザートはあっさりとフルーツでもいいなと思います。 今日は一年生がランチルームデビューの日でした。 いい気分転換になったのかいつもより笑顔でたくさん食べてくれていた気がします。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 しょうが・・・熊本 たけのこ・・・静岡 にんじん・・・北海道 たまねぎ・・・北海道 キャベツ・・・群馬 もやし・・・栃木 ニラ・・・栃木 胡瓜・・・愛知 長ねぎ・・・青森 豚肉・・・鹿児島 イカ・・・ペルー 9月26日 さつまいもご飯、さんまの塩焼き、みそ汁、磯香和えさつまいもご飯は、お米にさいころ状にしたさつまいもを入れて炊いています。 主菜のサンマは、北海道産のものです。魚のシンプルな味を楽しんでほしく、塩をつけて焼き、レモン醤油をかけました。お味噌汁には、なめこが入っています。 子ども達には、骨がたくさんあるサンマは食べるのが難しいかと心配していましたが、予想外に1・2年生の子ども達の食べ方が上手で、骨をきれいにはがして食べていました。また太い骨までばりばり食べる子もいるので驚きました。のどにささりそうで心配でしたが、いつも食べているとのことです。 いろんな子に「おうちでサンマ食べるの?」と聞くと「昨日食べたよ!」「大好き!」という子もいれば「家がくさくなるからおうちではサンマは焼かないよ」という子もいました。確かに家でお魚を調理するのは、生臭さや煙のにおいが強く嫌がる方も多いかと思います。 せっかくの旬のさんまなので、10月も給食に2回ほど出す予定です。一番最初に食べにくい形でサンマを出せたので、次に出すのはハードルが下がってよかったかと思います。 高学年の子ども達は、骨が原因で食べにくいというよりも、「自分が魚を好きではない」ということを意識してしまっている子が多いように感じました。そのため一口も食べていない子が数人いました。過去に食べて美味しくなかったからもう食べたくない、と決めつけないで、いつも出されたら絶対に一口は食べてほしいと思います。 秋分を過ぎ今朝も寒かったので、これから一気に秋の香りがしてきそうです。寒さが増してきますので、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。 ★今日の食材の産地★ さんま・・・北海道 さつまいも・・・千葉 なめこ・・・山形 長ねぎ・・・青森 こまつな・・・埼玉 もやし・・・栃木 人参・・・北海道 レモン・・・長崎 9月22日 スープ茶漬け、五目金平、フルーツジュレ、牛乳普通のお茶漬けは、お茶かお湯をかけて食べることが多いと思いますが、給食のお茶漬けは、食べやすいようにかつお出汁でたっぷりの鶏肉を煮たスープをかけています。味付けはみりん・塩・醤油とシンプルでしたが、あっさりとした中にコクがあるスープとなりました。 ご飯の上にかけるふりかけは、焼いてほぐした鮭・ちりめんじゃこ・わかめご飯の素・ゆかり・ごまでした。ふりかけなので、塩分を濃いめに調整したのですが、子ども達の中にはかけ過ぎてしょっぱすぎた子もいるようです。料理の塩分調整は重要ですが、配膳する時の量でも塩分摂取量が大きく異なってしまうので、次回からは量もわかりやすく指定して配膳できればと思いました。 五目金平はたっぷり8.5kgのごぼうを使いました。金平を作る時には、40本近くあるごぼうを一つ一つ丁寧に洗って千切りにしていくのでとても大変です。今日も調理師さんが頑張って下準備してくれました。また鉄鍋だとごぼうが酸化して色が黒くなってしまうので、ティルティングで作ってくれました。普通の食生活をしているとどうしても食物繊維が不足しがちなので、ごぼうのように噛むのにも力がいて、食物繊維が豊富な食材は定期的にメニューに入れていきたいなと思います。 ★今日の食材の産地★ 鶏もも肉・・・北海道 銀鮭・・・チリ ちりめんじゃこ・・・愛知 こまつな・・・埼玉 ごぼう・・・茨城 人参・・・北海道 いんげん・・・青森 レモン・・・広島 |
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