11月17日 ココアパン、たこやきポテト、サーモンチャウダー、茹でキャベツと人参ドレッシング和え、牛乳たこやきポテトは新メニューです。「日本一美味しい給食を目指している東京・足立区の給食室」出版で有名な足立区の人気メニューからレシピをいただきました。じゃがいもを茹でて潰して、乾燥マッシュポテト・ウスターソース・醤油・出し汁を入れて和風風味を出し味付けをします。中にゆでたタコを入れて、直径5cmくらいに丸めてどろをつけて揚げます。教室で上からソースと青のり・粉かつおを振りかけており、見た目は本物のたこやきにそっくりです。1人2個付けだったので併せて620コのたこ焼きを調理スタッフさんが頑張って作ってくれました。生地が少し堅く、崩れやすかったので心配しましたが、破裂したのは数個だったのでよかったです。たこやきはお祭りの時を連想するので、展覧会の前にちょうどよい献立だったかなと思います。 子供たちにも大好評で、おかわりする子が目立ちました。写真に載せていますが、中にはたこ焼きを耳にして、パンを顔として、組み合わせて≪ミッキーマウス≫を作っている子もいました。それだけでも大はしゃぎでした。 教室を回っていると終わりの時間になっても、1人2個付けのたこ焼きをまだ2個とも食べていない子がかなりいまいた。「食べてね〜!」と声をかけると「これは好きだから最後に食べるの。」と言われました。「でもまだ食べてないから好きだかどうかわからないじゃないの」と聞くと「大丈夫、間違いないから!」と自信を持って言われて、なんだかおかしく、そして嬉しく思いました。栄養バランスなども大切ですが、たまには遊び心のある食事もいいなと思います。 3枚目の写真は、鮭チャウダーをみたら偶然顔の形をしていたんだよ、と生徒が教えてくれました。かわいいですね〜! ★今日の食材の産地★ じゃがいも・・・群馬 人参・・・千葉 玉葱・・・北海道 しめじ・・・長野 パセリ・・・静岡 キャベツ・・・群馬 たこ・・・北海道 さけ・・・北海道 鶏ガラ・・・青森 ベーコン・・・茨城・千葉・群馬 11月16日 うまに丼、きのこけんちん、柿、牛乳うまに丼とは、一般的には、肉や野菜を、しょうゆ・みりん・砂糖・出汁で甘辛く煮付けた料理と言われています。今日は、しいたけ・人参・たけのこ・玉葱・豚肉・糸こんにゃく・凍り豆腐・こまつななど、たっぷりの具が入っています。中華料理では、中華丼の具を「うまに」ということもあれば、八宝菜と言うこともあります。和風八宝菜という方が適切かもしれません。甘辛くご飯が進む味でした。 デザートの柿は、日本原産の果物と呼ばれます。16世紀にヨーロッパに広がり、その後アメリカ大陸に広がっています。今はではローマ字で「KAKI」と表記されるほど、世界中の人に愛されています。一説には中国から伝わったという考えもあります。中国では3000年前から柿があったそうですが、その頃から干し柿を作って保存していたそうです。人間の知恵は昔からすごいですね!! 食べやすいメニューだったので子供たちもよく食べていました。残菜はほとんどありませんでした。 ★今日の食材の産地★ たけのこ・・・福岡 人参・・・北海道 小松菜・・・埼玉 ごぼう・・・茨城 里芋・・・埼玉 しめじ・・・長野 えのき・・・長野 ねぎ・・・山形 柿・・・新潟 豚肉・・・鹿児島 11月15日 キノコ入りスパゲティー、グリーンサラダ、ティラミス、牛乳メインのキノコ入りスパゲティーは、えりんぎ・椎茸・しめじ・マッシュルームの4種類のきのこを使っています。まず、ベーコンやニンニクと一緒にキノコを炒めて、塩コショウで味付けをし、具を作っておきます。スパゲティーは別に茹でておいて、最後に釜の中で具と一緒に炒め味付けをします。彩りを添えるため、最後に茹でた緑ピーマンと黄ピーマンも入れています。スパゲティーがキノコの出汁をよく吸っており、香りとうまみのあるスパゲティーになりました。 デザートのティラミスは、北イタリア生まれのチーズケーキの一種です。語源のイタリア語は、「私を引っ張り上げて」から派生して、「私を元気づけて」という意味を持ちます。ティラミスは、バットにマリービスケットを並べて、コーヒーシロップをぬり、生クリーム・砂糖・クリームチーズをよく混ぜ、溶かしたゼラチンを加えて冷やして固めます。子供たちからは大好評でした。一年生の中には「今まで食べたものの中で一番美味しいです!!」という子が何人もいて大はしゃぎでした。バットの中で固めて、教室でお玉でとるのですが、お玉の形では奇麗にすくえず、とても取りにくかったようで申し訳なかったです。ゼラチンとクリームチーズでかなり堅く固いので、もしかしたらトングの方が取りやすいかもしれないなと思いました。 11月は生徒と先生を合せて31人が誕生日を迎えます。おめでとうございます!! ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 玉葱・・・北海道 マッシュル・・・岡山 しめじ・・・長野 生いたけ・・・長野 エリンギ・・・長野 ニンジン・・・千葉 黄ピーマン・・・青森 キャベツ・・・青森 胡瓜・・・埼玉 いんげん・・・長崎 スパゲティ^・・・イタリア 豚小間・・・鹿児島 11月14日 かてめし、めかぶ汁、ムロアジ餃子、みかん、牛乳今日は郷土料理特集でした。 かてめしは埼玉県秩父地方の郷土料理です。見た目は炊き込みご飯とよく似ていますが、野菜や調味料を入れて最初から炊くのではなく、炊いた白いご飯に、濃いめに味付けをした具を入れて混ぜ込む料理です。「かて」とは、秩父地方で「混ぜる」という意味があり、季節によって混ぜられる具材は変わります。山深い秩父では、野菜や山菜などがよく使われます。今回は、ごぼう・たけのこ・人参・干し椎茸・焼きちくわ・さやいんげんなどを入れており、あっさりした中にもうまみがギュッとつまったものになりました。残菜は全校で300gだけでした。 ムロアジ餃子は、八丈島産のムロアジのミンチを使用し、1人2コ、全校で約630個の餃子を作りました。皮が少し小さかったのと、具が多かったということで、包むのがとても難しかったです。スタッフさんが頑張って時間に間に合わせてくれました。 餃子の中に入っているチーズ味が効いていて、味がしっかりついて食べやすかったです。 クラスを回ると、高学年ではもっと食べたいと、われ先にお代わりしようという子が目立ちましたが、低学年は1つ残っている子が多く、2つは多かったかもしれません。次からは1年生は一個にしようと思います。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・千葉 ごぼう・・・茨城 筍・・・福岡 さやいんげん・・・長崎 長ねぎ・・・山形 キャベツ・・・茨城 ニラ・・・茨城 みかん・・・愛媛 ムロアジ・・・八丈島 11月11日 シナモンロール、パンプキンポタージュ、大豆とりんごのサラダ、牛乳シナモンは、世界最古のスパイスの1つと言われ、紀元前4000年頃からミイラの防腐剤として使われてきました。香辛料としてのシナモンは、独特の甘み・香り・辛みがあり、洋菓子の香り付けに使われます。シナモンロールはスウェーデンでは、カネル・ブッカーと言われており、シナモンロールの日(10月4日)というものがあるほど国民に親しまれている食べ物です。実は私の友人が現在スウェーデンに留学しており、彼女が帰国した際にお土産に作ってくれたのがシナモンロールでした。そこで私はシナモンロールがスウェーデンの名物だと知って、ぜひ子供たちにも食べてほしい、またスウェーデンという国についても知ってほしいと思い給食で出すことにしました。 今日は生地から手作りして、300人分のシナモンロールを作りました。チーフが朝からがんばって下さり、30分以上生地をこねて約1時間発酵しました。それから約15人分づつの生地に分けて、生地をうすくのばし、シナモンクリームを塗り、丸めて切る作業を約20回行っています。パン作りは難しいのにいつものように美味しくきれいに作って下さったチーフやスタッフさんには感謝いっぱいです。 子ども達はシナモンが苦手かなと心配していたのですが、甘さが強かったためかそこまで気にする様子もなくぱくぱく食べていました。シナモン大好きという声も聞かれました。中にはシナモン苦手という子も何人かいたのですが、主食ということもあり、それでもパンは全部食べていました。私自身も小学生のことはシナモンが苦手だったのですが、徐々に食べ慣れ美味しいと感じるようになりました。田道小学校の子ども達の良いところは、自分が苦手だと思ったものでも必ず一口以上は食べることです。一口食べることができれば、好き嫌いは徐々になくなっていくと思います。 スウェーデンの首都はストックホルムです。スウェーデンでは8月に“ザリガニ祭り”というものがあり、町ではザリガニを食べます。ぱくぱく便りでそのことを紹介したら子ども達が「うわー、ザリガニ食べるの?!!」ととても驚いた様子でした。季候も土も日本と大きく異なる場所で生まれた食文化は、日本とは全然違うので、わくわくしておもしろいなぁと思います。子ども達もそんな風に好奇心を持って色んな国を見てほしいなと思います。 大豆とリンゴのサラダには山形県の斉藤農園さんのふじを使用しています。せっかくの旬の果物をたくさん食べてもらいたいのと、たまには別の食べ方でりんごを食べてほしいなと思ったのでサラダにしてみました。サラダにフルーツを入れるのは子ども達が嫌がると聞いていたので心配していましたが、ヨーグルトとマヨネーズを合わせたドレッシングだったのでそこまでクセはなく、残菜はほとんど残りませんでした。嫌がる子もいましたが、それでも食べてくれるだけで経験してもらえてよかったと思います。りんごが甘くて美味しいと言ってきてくれた子どもがたくさんいてうれしくなりました。 ★今日の食材の産地★ 玉ねぎ・・・北海道 人参・・・北海道 キャベツ・・群馬 きゅうり・・・埼玉 鶏ガラ・・・青森 ロースハム・・・茨城・群馬・千葉 11月10日 キムチ丼、大根のおかかサラダ、焼きリンゴ、牛乳デザートの焼きリンゴは、長野県産の陽光という品種のリンゴを使用しました。1人半分と贅沢に使用しましたが、リンゴが思っていたよりも多かったので、4分の1でもよかったなと思いました。低学年の子も大人と同じ大きさだったので、おなかいっぱいで食べられない子もいました。焼きりんごは、リンゴを半分にして種をとり、表面にグラニュー糖をかけて、シナモン・バター・砂糖を混ぜたペーストのようなものを乗せて、オーブンで焼きます。オーブンがなければフライパンやトースターでも代用できます。作り方がとても簡単なので、ぜひご家庭でお試しいただければと思います。シナモンが少し入っているのですが、子供たちは敏感にその匂いに反応していました。すぐには美味しいと感じなくても将来的に美味しさがわかってくれたらいいなと思います。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 しょうが・・・熊本 たまねぎ・・・北海道 長ねぎ・・・栃木 白菜・・・長野 にら・・・栃木 大根・・・青森 きゅうり・・・埼玉 豚肉・・・鹿児島 11月9日 カルボナーラ、海藻サラダ、ラ・フランス、牛乳カルボナーラとは、卵・チーズ・胡椒などで作ったソースをからめたパスタで、「炭焼きのパスタ」という意味です。元々はローマ料理の1つで、生ハムやチーズをパスタと混ぜたものです。生クリームは入りませんでした。生クリームは熱した時に卵が焦げないようにと、日本人がアレンジして入れたものです。第二次世界大戦後に、アメリカから救援物資として大量にたまごを配ったのをきっかけに、卵料理がイタリアに浸透したからです。 普通のカルボナーラは卵が生の状態なので、給食では出すことができません。そこで今日は卵と牛乳と生クリームをゆせんにかけて加熱し、コンスターチでとろみをつけてカスタード状のソースを作りました。それを鶏ガラで作ったスープに入れて伸ばしているので、本物のカルボナーラよりも水分が多いですが、本物に近いカルボナーラを提供することができました。麺は茹でてから、油と乾燥パセリとあえています。麺とソースがよく絡んで、美味しく食べられました。子供たちにも大人気でした。 デザートは山形県産の洋梨でラ・フランスという種類です。今年初めて出すのですが、甘みが強く瑞々しくて美味しかったです。 ★今日の食材の産地★ 玉葱・・・北海道 人参・・・北海道 キャベツ・・・群馬 きゅうり・・・埼玉県 ベーコン・・・茨城群馬千葉 鶏ガラ・・・青森 11月8日 もやしご飯、鯵のごまだれあげ、こんにゃくサラダ、さつま汁、牛乳主食のもやしご飯は大豆もやしと人参を、しょうゆを入れたご飯と炊いて、ちりめんじゃこ・白ごまと混ぜています。大豆もやしの大豆がしゃきしゃきしており、またご飯も少し水分が少なめでパラパラしていたのでチャーハンのような食感でした。ちりめんじゃことごまを煎ってあえているので香ばしいです。変わり和食のようなメニューでした。残食はほとんどありませんでした。 さんまのごまだれ焼きは、あじの開きにに薄力粉・でん粉を振ってから油で揚げ、タレをかけたものです。かりかりに揚げているので、骨まで食べられます。ただ尻尾のつけねの部分だけ、骨が太く大人でも噛めないくらいだったので、子供たちからは「これ食べられるの?」とよく聞かれました。「無理に食べると口の中に刺さっていたいから食べなくてもいいよ」と伝えましたが、中には普通にバリバリと食べている子もいて子供たちの咀嚼力の高さに驚きました。しかし無理しては危ないので、次からはしっかりとぱくぱく便りに食べられるところと無理して食べなくてもいいところを強調して書いて、クラスにあらかじめ伝えたいと思いました。 さつま汁は、さつまいも・ごぼう・大根・人参・こんにゃく・長ねぎなどたくさんの具が入っています。今年出すのは2回目なのですが、季節を感じてもらいながら野菜がたっぷり食べられるので給食としてもとてもいいメニューです。さつま汁は鹿児島の郷土料理であり、出汁はかつお出汁ではなく煮干を使います。九州の長崎県が日本一の生産地のため、九州でも広く使われていたようです。 ★今日の食材の産地★ 大豆もやし・・・栃木 人参・・・北海道 ごぼう・・・茨城 大根・・・青森 さつま芋・・・茨城 長ねぎ・・・栃木 胡瓜・・・埼玉 もやし・・・栃木 しょうが・・・熊本 鶏肉・・・鹿児島 鯵・・・韓国 11月7日 トルティーヤ・チリ、ソパデフリホーレス、メキシカンサラダ、牛乳トルティーヤは、本来はすり潰したトウモロコシの粉から作る薄いクレープ状の生地です。今回は給食なので、ピザクラフトで代用しています。豆と肉を一緒に煮込んだチリコンカンと、ゆでたキャベツ、チーズをのせて焼いています。今回はピザクラフトのサイズが大きかったので、量が多すぎるかなと心配していたのですが、食べやすい味だったため、教室ではおかわりじゃんけんをする姿が目立ちました。しかし、やはり低学年には量が多かったかと思います。食べきれない子もいました。 ソパデフリホーレスは、豆のポタージュです。金時豆と豚肉とたまねぎをよく煮込んで、全部をミキサーにかけて煮ています。メキシコのおみそ汁と言われるくらし広く一般家庭に親しまれており、食卓によく登場するスープです。豆の甘みを感じてもらおうと、塩分を控え目にしたのですが、それが薄すぎたようで、食べにくいう子がたくさんいました。トルティーヤ・チリの味が濃かっただけに、スープが薄く感じられたようです。また自宅で試作した時には、皮まで軟らかく煮てミキサーにかけたら、皮の食感がなくなったのですが、今回は調理室で使うミキサーの力が弱かったためか、口の中に残ってしまいました。本来のスープはもっと豆の割合が高くドロドロしたものなので、それを食べやすく改良したつもりだったのですが、飲みにくいスープになってしまい大変残念でした。本来はもっと美味しいスープだったので、子供たちには申し訳ないと思っています。珍しい食べ方だったので、ぜひ出したいと思って出しましたが、やはり美味しく作ることが大前提なので、もっと研究しなきゃいけないと思いました。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 たまねぎ・・・北海道 人参・・・北海道 キャベツ・・・群馬 きゅうり・・・埼玉 赤ピーマン・・・オランダ 鶏ガラ・・・青森 ベーコン・・・茨城群馬千葉 ウインナー・・・茨城群馬千葉 11月4日 じゃこチャーハン、豆腐入り団子スープ、りんご、牛乳豆腐の団子は、木綿豆腐3kgと白玉粉3kgを使用しています。豆腐が入っているため、いつもよりも柔らかくとろけるような食感になりました。もう少し豆腐の風味があるくらいの割合にしてもいいかなと思いましたが、1:1でもスープの中で十分溶けそうなほど柔らかかったので、これで十分かなと思います。子供たちは「おもち大好きだからこれは一番最後に食べる」や「夏に食べたフルーツ白玉と同じ味がする」と言っていました。あまり普段食べるものではないのですが、新しい味だけでなく、新しい食感を体験させるのも大事だと思いました。 デザートは契約農家の、山形県の斎藤農園さんから届いたりんごです。今日は『ふじ』という生食向きの品種がまだなかったので、『紅玉』を出しました。紅玉は一般的に酸味が強く、あまり生のまま食べるのには向かないのですが、斎藤農園さんのリンゴは強い酸味の中にも果物独特の甘みがあり、子供たちにもぜひ生で食べてもらいたいと思って出しました。酸っぱいという子もいましたが、ほとんど残りはありませんでした。 同じ果物でも品種によって大きな違いがあることを体験してもらえたかなと思います。 今日は給食の時間に、給食委員さんが10月に行った残食調査の結果の表彰式がありました。給食委員会が担当した各クラスで、振りかえりをフィードバックしながら、よくできたということを賞します。全体的に春より秋の方が食べるようになっており、中には残食調査を実施した10日間全日残食0というクラスもありました。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 人参・・・北海道 ねぎ・・・山形 大葉・・・愛知 玉葱・・・白菜 大根・・・千葉 鶏モモ・・・宮崎 鶏ガラ・・・青森 11月2日 カレーうどん、わかめとじゃこのサラダ、和風スイートポテト、牛乳スイートポテトとは、本来は英語でさつま芋のことを指します。お菓子のスイートポテトを考案したのは、東京の洋菓子店の職人で、庶民の食べ物だったさつま芋と洋菓子の材料・技術を取り合わせて作られました。今日は茹でたさつま芋をつぶして、マーガリン・牛乳・砂糖を加えて、よく混ぜて丸めました。調理師さんが一つ一つ丁寧にかわいい茶巾型に絞ってくれました。さつま芋は千葉産で、全校で21kgの使用しました。カレーの後のデザートということもあり、どのクラスでもお代わりじゃんけんをする姿が見えるくらい人気でした。お芋を濾してないので、繊維が少し残っていましたが、本来のさつまいもの味に近い形で出せてよかったと思います。 ★今日の食材の産地★ 生姜・・・高知 玉葱・・・北海道 人参・・・北海道 小松菜・・・埼玉 ねぎ・・・山形 大根・・・千葉 胡瓜・・・埼玉 さつま芋・・・千葉 豚肉・・・鹿児島 11月1日 きびご飯、生揚げと野菜の味噌炒め、鮭の粕汁、牛乳主菜の味噌炒めは、あっさりした生揚げがメインで、全校で19kgとたっぷり使用しています。入っている野菜や味付けもくせがなく、全体量は多かったのですが、みんなたくさん食べてくれました。美味しいといって丼ぶりにお代わりしている子もいました。給食を作っていると、色んな珍しい料理を出してあげたい気もちが強いですが、こういったシンプルに野菜や豆腐の素朴な美味しさを楽しめる料理も定期的に出したいなと思います。 鮭の粕汁には、酒粕が入っています。酒粕とは、日本酒を作る際に、お米を発酵させたものを圧搾した時に出る絞りかすです。独特な風味があり、大人でも苦手な人がいるので子供たちはどうかなと思ったのですが、クラスを回っても苦手という子は数人しかいませんでした。 お酒を作るために米を発酵させているのは米麹です。米麹は、醤油・味噌・お酒造りの時などに使われており、日本の発酵産業で最も広く利用されています。千年を超す利用期間から、『国菌』とも呼ばれます。私たちの食卓は伝統的な文化に支えられてできているのだなぁと思います。 ★今日の食材の産地★ 玉葱・・・北海道 人参・・・北海道 ピーマン・・・茨城 キャベツ・・・青森 大根・・・千葉 じゃがいも・・・北海道 ネギ・・・山形 豚肉・・・鹿児島 10月30日 きのこおこわ、鮭の西京焼き、さつまいものレモン煮、春雨入り野菜炒め、みかん、牛乳主食は、しめじと椎茸がたっぷり入ったきのこおこわです。薄口しょうゆで炊いたご飯と、にんじん・油揚げ・しめじ・しいたけなどを合わせて炒めた具を混ぜます。風味豊かなご飯になりました。 鮭の西京焼きは、北海道産の鮭の切り身に、西京みそ・酒・砂糖・みりんなどを混ぜたタレを漬けてオーブンで焼いています。西京みそとは、白みその一種で、塩分が低く米麹をっ含んでおり独特な香りがします。 さつまいものレモン煮は、乱切りしたさつまいもにレモン汁と砂糖を入れて煮ています。レモンの汁が染みてさっぱりとしており、いい香りがします。荷崩れしやすいので、少し堅めに仕上げたのですが、レモンの味の染みこみが少ないものもあったようだったので、次回は上下をひっくり返して二度煮しようと思います。 春雨入り野菜炒めは、人参・キャベツ・もやし・にら・干し椎茸春雨を炒めて、塩・こしょう・しょうゆとシンプルな味付けで仕上げています。もやしやキャベツなどが多く、またお弁当なので出すまでの時間がかかってしまい水分が出てしまったのは仕方ないかなと思いましたが、次回は春雨の量を増やして水分を吸わせようと思います。 調理室は、今朝7時から作業を開始してどたばたしていましたが、金曜日までの準備と当日のシュミレーションをしっかり行っていたので、スムーズに準備することができました。お弁当のふたを空けて中身を詰めてからしっかりゴムで閉じるまで、1つひとつ丁寧に作業して下さったチーフや調理師のみなさんに感謝しています。 お昼の時間は、グラウンドや屋上や体育館で食べているクラスもあれば、教室で座ったり、シートを敷いて食べているクラスもありました。今日は2年生5年生合わせて67人の保護者の方に出席いただきました。いつもの給食とはまた違った内容ですが、お子さんと一緒に、お子さんが通っている小学校で食べるというのはそうない機会だと思いますので、たくさんの保護者の方に出席いただいてよかったです。 今日はお越しいただきありがとうございましした。 ★今日の食材の産地★ 人参・・・北海道 しめじ・・・長野 さつま芋・・・千葉 キャベツ・・・茨城 もやし・・・栃木 にら・・・茨城 レモン・・・広島 鮭・・・北海道 10月28日 海鮮塩焼きそば、麻婆ポテト、みかん杏人、牛乳海鮮塩焼きそばは、えび・イカ・チンゲンサイ・にんじん・たまねぎ・もやしなど、たくさんの具が入っています。鶏ガラと野菜の出汁からよく出たスープが麺に絡み、塩味だけど甘みのある餡かけになりました。普通の焼きそばは、麺を炒めていますが、今回は麺に油を塗ってオーブンで焼いています。焼きたては表面がぱりっとしていたのですが、配缶する頃には水分を含んで柔らかくなってしまったのが残念でした。 麻婆ポテトは、麻婆豆腐の豆腐をじゃがいもに置き換えたメニューです。麻婆豆腐ほど水分はないので、すこしボテッとした感じに仕上がりましたが、八丁味噌やテンメンジャンのうま味が効いた味になりました。 みかん杏人は、いつもパインの汁と水と砂糖で作っているのシロップをみかんジュースにしたものです。 ★今日の食材の産地★ 豚挽肉・・・鹿児島 しょうが・・・高知 にんにく・・・青森 長ねぎ・・・栃木 たけのこ・・・栃木 たまねぎ・・・北海道 10月27日 アロースデマリスコス、ホリアティキサラダ、パンプキンケーキ、牛乳主食のアロースデマリスコスは、ポルトガル風リゾットのことです。鶏ガラと魚介類のスープをベースに、トマトや玉ねぎをたっぷりと入れて煮込み、炒めた米と一緒に大釜で炊いています。チーフと調理師さん2人で2釜使い、お米を炒めるところから丁寧に作ってくれました。仕上げにたっぷりの粉チーズが入るので、最初に食べるとチーズ味が強く後から魚介や鶏ガラのコクを感じられるリゾットになりました。子ども達は美味しいと言ってよく食べてくれましたが、中にはチーズが苦手という子もいて、食べるのに躊躇していました。また米が多めで水分を含んで膨らんだため、全体量が多く、全校で3kgほど残ってしまいました。少し残念でしたが、リゾットは家で食べないという子どもが多かったので、お米から作る本格的なリゾットを出せてよかったと思います。 ホリアティキサラダは、「ギリシャの田舎風サラダ」のことです。ギリシャでよく食べられるチーズとオリーブが入っています。本場では、羊の乳から作られるフェタチーズを使うようですが、今回は給食なのでプロセスチーズで代用しました。またドレッシングはオリーブオイルにオレガノを入れており、独特な香りがします。見た目はミニトマトも入り大変きれいなのですが、子ども達は特にオリーブが苦手なようで、食べにくそうな顔をしている子が何人かいました。子ども達に「オリーブも何度も食べていると美味しいと感じるよ」と言ったら、「わかっているよ、これは大人の味なんだよね。」と冷静に言われてなんだかおかしくなってしまいました。オリーブが苦手なことは予想がつきましたが、チーズも苦手な子が多く驚きました。子どもは味覚も嗅覚も敏感なので、少しでも癖があると、食べにくいと感じてしまうようです。それでも一生懸命食べてくれようとする子ども達は、きっと将来は好き嫌いが何にもなくなるのではないかと思います。 デザートは31日のハロウィーンにちなんでパンプキンケーキを作りました。蒸したカボチャをつぶしてペーストを作り、小麦粉・たまご・アーモンドパウダーなどと混ぜて焼いています。大変しっとりとしていて子ども達からも大好評でした。「一瞬で食べちゃった!」「美味しすぎてびっくりしたよ!!」など感想をもらいました。 ★今日の食材の産地★ にんにく・・・青森 たまねぎ・・・北海道 セロリ・・・長野 パセリ・・・長野 きゅうり・・・埼玉 レタス・・・茨城 黄ピーマン・・・群馬 にんにく・・・青森 ミニトマト・・・静岡 カボチャ・・・北海道 鶏ガラ・・・岩手 えび・・・タイ 10月26日 りんごジャムサンド、カレー風味の豆チャウダー、コールスローサラダ、牛乳カレー風味の豆チャウダーには、ひよこ豆と、豆いんげん豆が入っています。ホワイトソースにカレー粉がを混ぜて作っています。みんな大好きなカレー味なので、残食はほとんどありませんでした。 ★今日の食材の産地★ レモン・・・熊本 人参・・・北海道 じゃがいも・・・北海道 パセリ・・・千葉 キャベツ・・・群馬 玉ねぎ・・・北海道 鶏ガラ・・・岩手県 ベーコン・・・茨城・群馬・千葉 10月25日 ひじきご飯、ほっけの塩焼き、筑前煮、みかん、牛乳ひじきご飯には、ひじき・にんじん・大豆・油揚げ・サヤインゲンなどが入っています。具をだし汁やしょうゆと煮て、その煮汁とご飯を一緒に炊き込み、炊きあがったご飯と具を混ぜています。食物繊維が豊富で、香りも豊かでした。 ほっけの塩焼きは、アメリカ産の塩漬けのほっけを焼いて、大根おろしのタレをかけています。夏休み前に一度、大根おろしのタレがかかった和風ハンバーグを出した時があるのですが、その時には食べ慣れていないため好きではない子が多く、子ども達はハンバーグからタレを外すなどして、たくさんのタレが残ってしまったのを覚えています。しかし今回は大根おろしのタレは残りましたが、子ども達はよく食べてくれるようになったなと思いました。魚の残菜はほとんどありませんでした。やっぱり最初に苦手だと思ったものでも、食べることを経験して、その後の抵抗は軽減できるのだなと思います。 ★今日の食材の産地★ 大根・・・茨城 人参・・・北海道 ごぼう・・・青森 蓮根・・・茨城 さといも・・・埼玉 いんげん・・・茨城 縞ほっけ・・・アメリカ 鶏肉・・・北海道 10月24日 豚丼、道産子汁、柿、牛乳北海道は豚が大好きな地域です。1世帯あたりの購入量は沖縄に次いで全国2位となっており、豚肉を使った名物料理も多いです。豚肉の出荷頭数は全国4位で、えさを工夫したハーブ豚やホエー豚など、ブランド豚が有名です。今日の豚丼は全校で、たまねぎ14kg豚肉10kgを使用しました。ご飯に対して具が少ないかなと思ったのですが、たまねぎと豚のダシが効いた汁も美味しく、白米に具と汁をよそってどんぶりにしたらみんなきれいに食べ切っていました。 道産子汁は北海道の名物がたくさん入った汁です。鮭・にんじん・もやし・じゃがいも・とうもろこし・豆腐などの具をよく煮込み、味噌とバターで味付けしています。鮭は身を煮ても崩れないように、予めオーブンで焼いてから入れました。道産子とは、「北海道産の馬」「北海道出身の人」のことを指します。クラスを回っていると「先生なんで道産子汁っていうの?」と何回か聞かれました。名前にも歴史があったり意味があったりするので、料理の名前の由来を知りたいに思うのはとてもいいことです。 デザートは今年初めての柿です。例年、田道小学校は学校の敷地内にある柿の木から収穫して給食に出していたのですが、今年は実がなっていないので八百屋さんから買っています。奈良県産の柿で、糖度が高くとても美味しかったです。今年は田道小学校の柿を食べられないのは残念ですが、11月も甘い柿をたくさん食べてほしいので、引き続き出していこうと思います。 ★今日の食材の産地★ いんげん・・・・茨城 たまねぎ・・・北海道 にんじん・・・北海道 玉ねぎ・・・北海道 じゃがいも・・・北海道 もやし・・・栃木 長ねぎ・・・栃木 豚肉・・・鹿児島 10月21日 さんまのかば焼き丼、のっぺい汁、ミニトマト、牛乳さんまの蒲焼は、北海道の新さんまを使っています。さんまの開きをしょうが・醤油・酒を混ぜた液に漬けて、粉をまぶしてから油で揚げてタレに絡ませています。蒲焼とは、昔魚を開かずに竹串を刺して丸焼きにしていた時に、その形が「蒲(がま)」という草の穂に似ているため、蒲焼き(かばやき)と呼ばれるようになったそうです。またウナギやアナゴなどを焼いた、タレをつける前の白焼きの色が「樺の木」に似ているという説もあります。子供たちは、蒲焼=うなぎというイメージが強いらしく、「このうなぎおかわりしたい人ー?」「はーい!!」と言った声も聞こえてきました。さすがにうなぎとさんまは間違えていないと思うので、蒲焼の代わりにうなぎと言ったのだと思います。美味しかったのでもう一度出してほしいという声もあり、色んな食べ方でさんまを食べてもらえてよかったなと思いました。 のっぺい汁は、日本全国にある郷土料理です。地方によって少しづつ作り方や使用する材料が違います。北海道の新さんまです。今日はにんじんやごぼうや大根など主に根菜と鶏肉が入っていますが、地域によってはセロリ・ズッキーニ・芽キャベツなど、少し特別な食材を使うこともあるようです。みなさんのご家庭でも独特ののっぺい汁はあるでしょうか。いつもか釜で作るのですが、里芋・ごぼうが入るので、鉄鍋と反応をして黒くなるのを避けるためティルティングで作ってくれました。にんじんの赤やこんにゃくの白がはっきりとしていてきれいな汁になりました。 ★今日の食材の産地★ さんま・・・北海道 鶏こま・・・北海道 しょうが・・・高知 人参・・・北海道 ごぼう・・・茨城 里芋・・・埼玉 ねぎ・・・山形 ミニトマト・・・北海道 10月19日 なすと挽肉のカレー、じゃこ入り和風サラダ、りんご、牛乳高知県産のなすをたっぷり14kg使いました。「秋なすは嫁に食わすな」ということわざがあるくらい、秋は美味しいなすの季節なので、たっぷりと子ども達に食べてほしいいう気持ちで出しました。なすは相性のいい油で揚げてからカレーに入れるので、柔らかくなっており、とても食べやすかったです。なす大好きという子どももいれば、ぐにゃぐにゃしてて苦手という子もいましたが、残食はほとんどありませんでした。 また今日のりんごは長野県産で「陽光」という品種です。風邪を引くとよくすりおろしリンゴが食べられますが、それはりんごにカリウムや食物繊維が入っているからです。りんごの効能は、胃や腸の粘膜を保護したり、リンゴ酸より消化力を高めることです。風邪の予防にも効果的です。これからりんごは様々な品種ができてくるので、順に出していきたいと思います。 ★今日の食材の産地★ たまねぎ・・・北海道 にんにく・・・青森 しょうが・・・高知 なす・・・高知 いんげん・・・北海道 大根・・・北海道 きゅうり・・・栃木 ネギ・・・山形 豚挽肉・・・鹿児島 |
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